題名から、堅いテーマのお話かと思いきや、
なんともユーモラスなお話でした。
平和ゆえに自慢の大砲の使い途がなくてつまらない王様。
勝手に魚を捕ったキツネに大砲を向けるのですが、
キツネはもっと大きな大砲を持ち出して・・・。
息子はエスカレートしていく、とんでもない大砲に苦笑し、
予想外のハッピーエンドにツッコミを入れていました。
大人目線で読むと、競争社会に対する風刺や、戦争に対するメッセージ性も感じられますが
今の息子には、意地の張り合いのバカバカしさを笑い飛ばしてくれればそれでいいと思います。
ただ、この楽しい絵本を覚えていて、成長してからまた読んだとき、感じ方がどう変わるかも聞いてみたいなぁと感じました。
幼児さんから大人まで、色々な読み方ができそうないい絵本です。