もっとおおきな たいほうを」 みんなの声

もっとおおきな たいほうを 作・絵:二見 正直
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2009年11月
ISBN:9784834024753
評価スコア 4.66
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みんなの声 総数 66
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66件見つかりました

  • 大砲のつかいかた

    コレ、最高です!!

    先祖代々よりつたわる立派な(りっぱ…?)大砲。
    あれば打ってみたくなるのが、人のこころ。
    やってきました!最大のチャ〜ンス☆
    打たれたキツネも、だまって引き下がりはしません。
    あとは、キツネと人間の大砲勝負。

    ページをめくるたび、娘は大喜び♪
    私は、キツネの「どうだ!」具合がツボ〜☆
    王様たちのリアクションも最高!

    大勝負の結果得たものは、有意義な大砲のつかいかた。
    コレが、イチバン素敵でした!!

    投稿日:2011/08/22

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  • 楽しく読んで、心に残ってほしい絵本

    • ランタナさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    題名から、堅いテーマのお話かと思いきや、
    なんともユーモラスなお話でした。

    平和ゆえに自慢の大砲の使い途がなくてつまらない王様。
    勝手に魚を捕ったキツネに大砲を向けるのですが、
    キツネはもっと大きな大砲を持ち出して・・・。

    息子はエスカレートしていく、とんでもない大砲に苦笑し、
    予想外のハッピーエンドにツッコミを入れていました。

    大人目線で読むと、競争社会に対する風刺や、戦争に対するメッセージ性も感じられますが
    今の息子には、意地の張り合いのバカバカしさを笑い飛ばしてくれればそれでいいと思います。
    ただ、この楽しい絵本を覚えていて、成長してからまた読んだとき、感じ方がどう変わるかも聞いてみたいなぁと感じました。

    幼児さんから大人まで、色々な読み方ができそうないい絵本です。

    投稿日:2011/08/19

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    1
  • 王様ときつねの大砲くらべ

     王様ときつねは,川の魚を争い,大砲を使って,お互いをけん制します。

     王様ときつねの大砲くらべ。次第にそれがエスカレートして,とてつもない変な大砲が出てきます。その大砲が,本当に面白いのですが,少し考えさせられます。

     争いが次第にエスカレートしていき,いつの間にか争い自体が,目的になってしまう。私たち大人の世界の愚かさを,指摘されているようです。

     最後は,変な大砲も別の使い方で,役に立ちます。恐ろしい大砲が,みんなを笑顔にするものに変わるのですが,それは読んでのお楽しみに!

    投稿日:2011/08/20

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  • 内容が深いので、勧めるなら高学年

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    話題の絵本ということで、探してきました。読んであげてはいませんが、うちの子供たちも読みました。
    MOE大賞とか、九州絵本大賞とかとられている作品です。
    絵本としての作品の面白さはとても高いと思いました。

    うちの子供たちの反応は(もう大きいので、あまり参考にはなりませんが)、「な〜んだ」でした。想像していたのとちょっと違ったようです。
    私も、もっと年齢に関係なく楽しいお話かと思ってました。
    でもこの話は意外と奥が深くて、年齢の低いお子さんが作品の意図しているものを読み取るのは、かなり難しそうです。
    言葉は短く簡潔で、絵も個性的で面白いキャラクターーですが、読み聞かせなどで使うとしたら、私なら高学年以上に紹介すると思います。

    投稿日:2011/06/21

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  • 小さい時も大きくなってからも楽しめる絵本

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子2歳、女の子0歳

    「子どもの絵本大賞in九州」や「MOE絵本屋さん大賞」に入賞した作品と知り、
    図書館で借りて娘と一緒に読んでみました。

    表情や展開がコミカルなので、娘は笑いながら喜んで見ていました。
    特に、おかしな形の大砲が面白かったようです。

    もっと大きくなってから読めば、きっと、
    競い合って争うことや暴力のナンセンスさに気付く事が出来、
    違った視点で楽しむことが出来る絵本だと思います。

    さらっと面白おかしく読むことも出来るし、
    じっくり深く考えて噛み締めることも出来る、
    良い絵本だと思いました。

    投稿日:2011/03/23

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  • きつねの野望

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子5歳、男の子1歳

    本屋さんで手に取りました。
    初めて見た作家さんだし、今まで読んだことない絵本だったんですが、
    実は「子どもの絵本大賞in九州」とか
    「MOE絵本屋さん大賞」とか
    いろんな賞を受賞した作品なんですね!

    王様は、先祖代々伝わる大砲を、とても大事にしていて、
    打ちたくて仕方がありません。
    ある日、キツネが魚を取ったという些細なことで、
    キツネと大砲の大きさを競いはじめます。

    王様は、どれだけ競っても、きつねにちっとも敵わなくて、
    なんだこのきつね、すごいなぁ・・・と子どもと言い合いながら読んでたのですが、
    なぁるほど、最後に納得のオチが!
    ラストを知ってから読み返すと、新たな発見もあります☆

    素直に読むと、ゲラゲラ笑っちゃうくらい面白いんだけど、
    大人の目線で深く読み込むと、
    戦争の愚かさとか、争うことのバカバカしさとか、
    いろいろ考えさせられます。

    投稿日:2011/03/05

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  • 強くおすすめします

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    タイトルからして、ちょっと物騒な雰囲気がしますよね。でも中身は少し違いました。
    先祖代々伝わる大砲がお気に入りの王様。その大砲を撃ちたいけれど、戦争がないので打てません。そんなとき、王様の大好物の川の魚を捕っているキツネがいると聞き、王様は早速、大砲を撃ちに出かけました。
    王様が大砲を打つと、驚いて逃げていったキツネ。大満足の王様でしたが、なんと、次にキツネが持ってきたのは、王様の大砲よりも、もっと大きな大砲だったのです。
    悔しい王様は、もっと大きな大砲を作ります。キツネも、もっと大きな大砲を・・・。その後も滑稽としかいえない、王様とキツネの争いは続きます。
    そしてしまいには、その争いの馬鹿らしさに王様は気づくのです。武力を競い合ったって何も生まれない。大人は深く考えさせられますね。
    だけど決して堅苦しい話ではなく、無意味な争いをするなというメッセージがコミカルに描かれているので、子供でも無理なく読めます。4歳の息子もすごく気に入ったみたいで「この絵本買ってほしいな」と言ってきました。(読んだのは図書館で借りたものだったので)
    ちなみに私は裏表紙が気に入ってます。あんなに意地張って競い合っていた王様とキツネが、半分に割った“大砲風呂”に一緒につかっているのですから。平和が一番、ですね。

    投稿日:2011/02/08

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  • 彼らの表情♪

    きっかけは「子どもの絵本大賞in九州」で受賞していることを、絵本ナビで知ったこと。
    特に中身を知らずに読んだのですが、まず登場人物の王様たちの
    すっとぼけた表情に、ただならぬものを感じました!

    すっとぼけぶりを裏切らない、すっとぼけストーリーに
    大笑いしたいのを我慢して読み聞かせるわたし。

    5歳の息子はもちろん楽しんでいましたが、2歳の娘の方も
    翌日も「たいほー!よむー!」と持ってきた逸品です。

    投稿日:2010/11/02

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  • きつねは、人間の自らの欲望を映す鏡

     持ったら使いたくなるのはわかりますが、それが大砲ですか。
     それも、相手がきつねとは。
     川の魚をきつねが食べたところで、幾ら減るというのかしら?
     なんとも、人間の欲望の象徴ともいえる王様でした。

     きつねといえども、攻められれば応戦します。
     大砲の大きさ比べから始まり、威力をそっちのけにして、色やデザインやらへの競争へ…。
     ここいらでホッとして笑いました。
     
     ラストのページで、使い道のなくなった大砲の再利用に息子は「おしゃれじゃ〜ん。」

     作者の意図は推し量れませんが、大人が読むと『ムムム…。』。
     子どもが読むと、ナンセンスな比べっこに笑える作品かと思います。

     きつねは、人間の自らの欲望を映す鏡だったと、私は解釈しました。

    投稿日:2009/11/26

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  • 軍拡競争なんてこんなものなのかも

    • かぽちゃんさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子12歳、男の子10歳

    王様はきつねと大砲を競います。どんなに頑張っても大きさではかなわないと知ると今度は、数の多さ、見た目のはでさ、形の面白さ、持ち運ぶための軽さで競おうとします。
    でも、最後には自分が無駄なことをしていたことに気づきます。重たいテーマをユーモアをまじえながら子どもにもわかりやすく書かれているすばらしい作品です。
    裏表紙の絵がとても好きです。
    (事務局注:このレビューは、「もっとおおきな たいほうを」こどものとも年中向き 2003年11月号(福音館書店)に寄せられたものです。)

    投稿日:2006/07/07

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