「アンティークFUGA(1) 我が名はシャナイア」 みんなの声

中学1年生の風雅くん、お守りのペンダントの中からあらわれた木霊シャナイアが、一生に一度の願い事をきいてくれることになりました。
「ぼくのお兄さんになって一緒に暮らしてください。」
願いが叶い、両親の残したアンティーク店の仕事を、一緒にやってもらいます。
娘は、表紙の絵が気に入って読み始めたのですが、すぐにストーリーにはまっていました。
シャナイアがかなりのイケメンらしく、私としてはそのあたりも気になりました。

大人が読んでもとても面白いです。
両親が行方不明になって、兄弟の契約を結んだシャナイヤとともに、「アンティークFUGA」を開店し、両親の行方を追う。
シャナイヤが、とても面白くてカップラーメンが好きだったりするのがお茶目。
両親の行方も気になることながら、FUGAを舞台にしたアンティークの物語も「続きはどうなるんだろう？」と先がどんどん気になる展開で、あっという間に読んでしまいました。

あんびるやすこさんの作品が大好きです。
このシリーズは、絵があんびるさんでなかったので
あまり読みたいと思わずにいましたが、
友人にすすめられて読み始めたら、もうとまらない！
シャナイアもかっこいいし、
つくも神の描写もすばらしい！
ストーリーも凝っていて、読み応えがありました。
これはもう全部制覇するしかないでしょう！
アンティークのわかりやすい解説もついていて
あんびるさんの博識に驚かされました。
またひとつ、宝物の物語がふえました。