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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

かかしのじいさん」 ママの声

かかしのじいさん 作:深山 さくら
絵:黒井 健
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年12月
ISBN:9784333024117
評価スコア 4.78
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  • 切ないけれど、温かい

    かかしとして生まれたからには、米を守るのが仕事。
    だから、スズメ達には、いつも仏頂面。
    でも、いつしか、無邪気で可愛いスズメ達のことを愛おしく感じるようになります。

    かかしの心が変化していく様子が、とてもよく伝わってきました。
    心通わす、かかしとスズメ達。
    役にたたないかかしの代わりに、カスミ網を設置した人間が憎たらしく感じるほどでした。

    誰も悪くないけど・・・。
    でも、切ない。

    切ないけれど、とても温かいお話でした。

    投稿日:2016/02/02

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  • 感動

    このお話は田んぼのかかしと米を食いに来る雀たちのお話でした。かかしはスズメを追い払うのが仕事なのですが、スズメはかかしの事が大好きでかかしに会いによく田んぼにやってきては稲を食べていきます。ある日かかしが役に立たないと思った地主はかかしをやめて網を張ることにしたのですが、その時にかかしは一生懸命に雀たちに危険を知らせていました。自分も壊されるのに雀の事を思っていた姿が感動しました。

    投稿日:2014/06/08

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  • せつない思いやり

    けわしい顔のかかしのじいさんと対照的に美しい四季折々の風景。

    とても優しくあたたかいタッチの絵は、
    ころわんシリーズを描かれた作家さんの絵だったんですね。

    きむずかしいかかしのじいさん。
    でも、すずめを追い払うのが仕事なんですもんね。仕方ないです。

    でも、邪魔でしかなかったすずめと触れ合ううちに
    かかしのじいさんにめばえた感情。初めて知る相手を思う気持ち。

    とてもせつないですね。
    かわいいすずめに会いたいっていう素直な自分の気持ちに
    やっと気づいたけれど、その時はもう会えない。
    『ここにはくるんでねえぞー』と叫ぶときのせつなさを思うと
    涙があふれてきます。

    そして黄色い花をみて『じいさーん』と思い出すすずめ。

    こんなあたたかい気持ちにあふれた本を読み聞かせで使ってみたいけれど、
    最後に泣いてしまいそうで、うまく読む自信がないです。
    でも、いつか挑戦してみたい素敵な本です。

    投稿日:2011/12/12

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  • 田んぼの風景がとても素敵

     朝のおはなし会で、3年生の秋に読むものをと考え、久々に開いてみました。
     表紙絵のかかしのじいさんの表情が良いですね。
     黒井健さんの絵とは、意外です。

     さて、お話は田んぼの天敵ともいえる、かかしと雀のほっこりとする心の交流。
     雀たちから見れば、意地悪な気難しいかかしのじいさん。
     でも、自分たちを追いかけることもできないことを知って、いささか小馬鹿にしている様子。
     秋風が吹いたある日、一羽のこ雀がやってきて、おいしいからと爺さんの口の中に桑の実を突っ込んで、・・・。
     おじいさんに悩みを打ち明ける小雀と素直に気持ちを表せないおじいさんが、対照的に描かれています。
     でも、終盤におじいさんの心が雀たちに届いたようで、・・・。

     お米が実る前から、夕焼けの中黄金色に染まる頃までの田んぼの風景がとても素敵です。
     特に、雨の日にかかしのじいさんが一人たたずむ様子が、なんとも淋しく、ぐっときました。

    投稿日:2015/05/04

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  • やさしいじいさん

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    かかしのじいさんのしごとは
    コメを食べにくるすずめたちを追い払うこと。
    でもだんだんとすずめたちを待つようになり、
    親しみを持つようになるのです。
    でも
    じいさんの口調はすずめに冷たいのです。
    本当はそうじゃない気持ちでいるのに・・・

    そんな気持ちが少しつらく感じたころ
    おひゃくしょうさんがやってきて
    かすみあみをかけてすずめを捕まえるというのです。
    かかしのじいさんはいっしょうけんめいに大きな声で
    すずめたちに来てはだめだと伝えるのです。
    かかしのじいさんの気持ちが痛いほどわかって
    その優しさにジーンときました。

    投稿日:2014/10/01

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  • じいさんはやさしいね

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子12歳、男の子10歳、

    主人公はかかし。それもじいさんなのだそうだ。

    たしかに、かかしのお兄さんとは言いませんね(笑)

    じいさんは、田んぼに来るすずめが実はかわいい。
    でも、じいさんの仕事はすずめやらの田んぼの敵から、稲を守ることだ。

    そうはいっても、かわいいすずめに良い様にあしらわれている始末。

    まるで、おじいさんと孫みたいな掛け合いがほのぼのとします。

    黒井健さんの絵もまた良い。

    投稿日:2012/11/14

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  • 絵が上手だねえ

    「絵が上手だねえ」と娘が感心しながら読んでいました。
    稲の感じ、すずめの様子、雨の日の景色。
    「絵」でこういったものがきちんと表現できること、写真の
    ようではないのに表現できること・・にいたく感じ入った
    ようなのです。
    かかしのじいさんと、すずめたちの交流は素敵ではあるのですが
    私が暮らす土地は田んぼがたくさんあるところなので、うーん
    やっぱりかかしのじいさんにはすずめたちをおっぱらってもらう
    役目をきちんとしてほしいかなあと思ってしまいます。絵本なのだ
    からそんなにめくじらたてなくても・・とも言われてしまいそうですが。
    でも。かすみあみはいけませんねえ。
    この絵本を読むまで「かすみあみ」がどういったものか
    知らなかったのですが。普通に田んぼの稲の上にかける網だと
    思っていたら、もっとおそろしいものだったのですね。

    稲刈りが終わった田んぼではかかしのじいさんもなく、
    すずめたちがやりたい放題やっています(笑)。
    稲刈りが終わったらおいでね、すずめたち♪

    投稿日:2012/10/19

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  • 都会っ子にこそ読んでほしい

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子5歳、男の子3歳

    初めて読む作者さんでした。
    かかしという日本独特のものを主役に選んでいるところからして、田舎で暮らす私には不思議な安心感があります。息子たちも同じだと思います。
    かかしにも、じいさんのように心があるのかなと思うと、かかしを見る目が変わりました(笑)
    敵対しているはずの、かかしと、すずめ。だけど奥底の絆は強くて、お互い支えあいながら生きてるんだなって感じます。あったかい気持ちをもらえます。

    現代の都会っ子は・・・もしかして、かかしを知らない子もいるのではないでしょうか。都会で暮らす子にこそ、読んでほしいなと思いますね。

    投稿日:2011/11/30

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  • めんこいすずめ♪

    かかしのじいさんの仕事は、すずめを追っ払うことですが、すずめは、自由に空を飛び回り、じいさんは見上げるだけ。
    すずめは、じいさんを慕ってやって来ます。
    じいさんも、自分を慕ってくれるすずめが愛おしくなり、いつしかすずめを待つようになりました。
    ある日、お百姓さんが「かかしじゃ、役に立たないから、明日かすみ網をかけるか」と言うのを聞いたじいさんは・・・。
    優しい絵で、じいさんとすずめの毎日が描かれています。
    変化していくかかしのじいさんの表情とすずめの可愛さに、何度も読み返してしまう絵本です。
    可愛らしく、かかしのじいさんとこすずめたちの会話も良かったです。

    投稿日:2011/11/05

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  • 「やさしさ」が切なくなります。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子11歳

    かたや、たんぼを守るかかしのじいさん。
    かたや、たんぼを荒らすすずめたち。

    一見、相容れない関係だけど、
    お互いを思いやる気持ちに、感動しました。

    頑固そうなかかしのじいさんでしたが、
    あどけないすずめと触れ合うことによって、
    心が打ち解けていきます。
    変化していくかかしのじいさんの表情を見てください。

    すずめは、たんぼをあらす厄介者だけど、
    やっぱり可愛いです。

    すずめを想うかかしのじいさんの行動には、
    切なくてうるうるしました。

    変化するたんぼの情景も、必見です!

    ぬくもりを感じつつ、でも、ちょっと切ないおはなしです。

    年中さんに読み聞かせをしました。
    真剣に聞いてくれました。
    おはなし会などの読み聞かせにぴったりだと思います。

    投稿日:2011/09/21

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