あとがきによると、ロシアではバブーシュカというおばあさんがクリスマスにプレゼントを配るそう。
そんな意味合いも込めて、主人公はバブーシュカというおばあさんなのでしょうか。
バブーシュカはきれい好きのおばあさんなのです。
なぜかというと、とにかく動いて悲しいことを忘れるため。
少し切ないですが、きちんとしているところは見習いたいところです。
さて、クリスマス、バブーシュカのところにも神様の使いが現れるのですが、
掃除のことで頭がいっぱいのおばあさんは見過ごしてしまいますが、
何とか対面を果たすのです。
よく知っている馬小屋の光景が、また違った視点から描かれていますね。
何より、贈る気持ちの大切さが伝わってきます。
少し変わった画風だけに、不思議な体験の雰囲気がよく伝わってきました。
宗教色が強いので、日本の子どもたちには少し解説が必要かもしれませんね。