まちに住むちいさなうさぎは月を見て思うのです。
「あそこにだれかいるんじゃないかしら・・・」
ちいさなうさぎが公園で本を読んでいると
美しい音楽が聞こえてきました。
木々を抜け歩いていくと・・・
うさぎです! 「うわあ(笑)」 と娘。
曲を奏でていたのはちゃいろいうさぎでした。
二人は出会い、まちのことを忘れ楽しいときを過ごします。
そんなある日、月のでない暗い夜。
ちいさいうさぎは町の明かりを見ました。
そして町へ帰ることに。
自分のうちへ帰り
これまでの生活に戻っても
もう物悲しく月を見上げることはありませんでした。
ちゃいろいうさぎが訪ねてきてくれるからです。
満月の夜に。 娘 微笑む。
表紙を広げてみると1枚の絵になります。
そして2人が出会った公園の木は桜に(私には)見えます。
絵もストーリーも「なごみ」ますよ。