中2の娘が「有川浩」さんにハマっています。
以前薦めた何冊かがとても気に入ったようです。
それで今回も前から気になっていた1冊を用意しました。
たった一日であっという間に読み終えた娘は、「でら、面白かったよ〜、おっさんたち萌える〜」と、今どき言葉で称賛していました。
「萌える」なんて…と、娘の言葉使いを直そうかと思いましたが、本書の後書きに作者自身が、
『幅広い年代の方が「自分はここが萌えたんだ!」と熱く語ってくださいます』と、書いていたので良しとしました。
この物語はおじいさん世代、子育て世代、そして現役中高生の思春期の子どもたち、あらゆる人たちの目線で描かれています。
本の中には、少々際どいセリフや描写もありますが、
このくらい、今どきの少年少女漫画雑誌に比べたら、大したことはありません。
還暦を迎えてもなお、今の60代は大変の若いです。
そのお若い60代のもと悪ガキどもが、
退職や代変わりで暇になった時間を、自分たちの町の治安に乗り出します。
痛快で、スカッとするおっさんたちの名裁きに、読んでいると、日ごろのモヤモヤが消えていくきがします。
大変快活でリズム良く、読みやすい文章なので、先ほども書きましたが、中学生くらいから上は60〜70代の方まで、楽しく読めると思います。
ストレスの多い世の中になりましたが、こういうスカッとする本を読んで、リフレッシュ出来るのは素敵!です。
小さい子向きのお話ではありませんが、素敵のおすそわけで、どうぞ読んでみてください。