たかしよいち作、吉川豊漫画「まんが世界なぞのなぞ」シリーズの1巻。
小4の息子がはまっているシリーズです。
「世界なぞのなぞ」シリーズは、ムー大陸やノアの箱舟、迷宮ラビリントスなど、
いわゆる伝説を追うことが多いのですが、
なぜか1、2巻はジンギスカンという歴史的人物。
時代もそんなに古くないから、ある程度わかっていることも多い。
いわゆる伝記に近い感じです。
ただシリーズの第一巻なので、
いつもの小学生二人が、ドラキュラの家を訪れるシーンから始まります。
この冒頭はとても楽しいのですが、
全体的には、いつものギャグも少なめで、ちょっと寂しい印象を受けました。
物語は、部族間の争いが絶えない戦国時代のモンゴルで生まれたジンギスカン(チンギス・ハーン)が、
戦いを制してモンゴルの王になるまでを描いています。
人を殺したり、殺されたり。
裏切ったり裏切られたり。
読んでいて正直そんなに楽しくはない。
なんて嫌な時代だろうと。
それでもジンギスカンの人柄がわかり、
がんばれー!と応援したくなります。
モンゴルの歴史がちょっとわかりました。