いつもひとりで遊んでいた、まんまるやまのぴょんこと、とんがりやまのくうた、ある日現れた女の子さくらこと、仲良くなります。ところが、桜の花の精のさくらことは、お別れの日がやってきます。代わりにみつけたのは・・・。
花の精とか、雪の精とかと仲良くなって、お別れする話って、けっこうある気がするんだけど、決まってみんな悲しいシ−ンですよね。けれどこれは、さくらこがにこにこしながら、「また来年ね」と去っていく。そして、代わりに新しいともだちができて、ハッピ−エンドなんです。暖かい優しい気持ちで、読み終えることができます。
あまんさんの素敵なお話に、いもとさんのかわいらしい絵がマッチしていて、なかなかいいと思います。