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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

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おもいで」 みんなの声

おもいで 作:内田 麟太郎
絵:中野 真典
出版社:イースト・プレス
税込価格:\1,430
発行日:2009年10月
ISBN:9784781602349
評価スコア 3.87
評価ランキング 44,703
みんなの声 総数 14
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  • 自分探し

    なんだか切ない話です。
    自分の思い出さがし、夢物語、ポエム…、なんともピッタリする表現が見つからないのです。
    主人公には産んでくれたお母さんと2番目のお母さんがいました。
    2番目のお母さんも死んでしまいました。
    お父さんも亡くなっています。

    バスで出かける主人公。
    橋のない谷の向こうの社宅。
    象徴のように思い出す水蒸気と煙突、キツネ。
    走馬灯のような思い出の展開の中で、谷には橋が渡り、目的地にたどりつきました。
    一番目のお母さんにやっと会えました。
    印象的な夢だったけれど、それ以来同じ夢を見なくなった主人公。

    子供向けには難しいようにも思いますが、私にとってはとても味わいのある懐かしい会期願望の作品です。
    自分ならばどのように思い出を描くだろうと思ったとき、せめて息子には語りたい絵本だと感じました。
    モノクロームから色彩への変化。
    太筆で力強く描かれた風景。
    詩のようなこの話に、中野真典さんの絵が素晴らしくマッチしています。

    投稿日:2011/07/25

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  • 詩人の思いで

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    これは大人の読み物でしょうね・・・
    詩人、内田麟太郎さんの心の解放のお話・・・

    何人かの人は、夢で見たところへ来たことがあると感じる事は経験したことがあるだろうか・・・

    それはとても不確かなもので、あやふやで・・・
    自分の記憶を辿っても、思い出せない事
    あまりにも自分が幼すぎて、心の片隅に置いてきぼりになっているから・・・?

    作者のように年を経ることで、思い出すこともあるかもしれないと、この絵本を読んで思いました

    投稿日:2011/08/06

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  • 思い出は心の中に

    このお話は自分の死んだ母親の事を夢の中で思い出していた男のお話でした。なかなか母の事を思い出せなかったのですが、一回思い出したらすっきりしてもう同じ夢はみなくなっていました。大切な人はいつも心の中にいるというような気がして感動しました。

    投稿日:2015/10/06

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  • つらさは人生の苦い良薬

    大牟田市生まれの内田先生ご自身の体験でしょうか?
    炭鉱の社宅が出てくるところで、三池炭鉱だなって思いました。

    同じ夢を見る体験は、私もあります。
    いつも同じ場所に行き、立ち往生して、そして夢の中で、ここに来たことがある、あるいは、またこの夢を見てるっていう自覚があるんです。

    このお話の主人公の夢は、生みの母親との思い出の場所だったんですね。

    ひとには、いかんともしがたい(運命ともいうべき)人生の道筋の上を歩まねばならない辛さがあります。
    確かに幸せな事楽しい事もありますが、おおおむね険しい道のりなのではないでしょうか。

    主人公の辛さはもとより、先立った生みの母親、継子につらくあたってしまった二番目の母親、必死に働いた父親、皆、辛さを抱えつつ人生を歩んだのだと思います。

    しかし、辛さは人を強くしてくれ、優しくしてくれ、よりよく生きる前向きな持ちにもしてくれる苦い良薬なのかもしれませんね。

    電車の中で、隣に座っている、見ず知らずの人の横顔を見ながら、この人も自分の人生を大切に抱えて歩んでいる人なんだって、ぼんやり考えたりすることがあります。

    投稿日:2015/10/02

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  • 内田さん

    内田さんの作品だったのでこの絵本を選びました。表紙のピンクのバスが鮮やかで美しかったです。中身が白黒で描かれているので表紙とのギャップがあって印象に残りました。短くテンポの良い文章に魅せられました。たった一つの想い出を心にしまってしっかりと生きている主人公に感動しました。想い出がいかに大切かを再確認出来る絵本でした。

    投稿日:2010/06/01

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  • 記憶の欠片

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     おもいでが ゆめのお話。
    大人も子どももだれもが一度ならず体験する ゆめです。
    幼い不安な記憶と ちょっと成長した自分の記憶と
    やっと過去に向き合えた安堵の記憶とが入り混じる ふしぎなお話。

     不安と 空虚と 断片の連なる絵とは対照的に
    主人公のこころのことばは 短く 朴訥として 明確です。  
    ゆめだからなのか 幼いからなのか 思い出だからなのか
    静かに じっと聞き入るような衝動にかられます。

     こころに刺さった記憶の欠片を抜くのは 他でもない
    きっと自分自身の成長なのでしょうね。
    ふしぎなお話に 感謝。

    投稿日:2019/06/10

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  • 深い絵本。。

    大人向けの絵本でしょうか。
    小さな子供には寂しくて読ませたくないかもです。

    「本当のお母さん」「二番目のお母さん」,「いじめてごめんね」という二番目のお母さんの言葉,この少年は色々あったのでしょうね。
    想像するだけで悲しくて切ないです。

    前半に白と黒で描かれた絵が,後半からは色彩豊かに描かれ,主人公の心の動きがよく表現されています。
    「本当のお母さん」,その思い出に出会えたことで,寂しい絵本でしたが「よかった!」という気持ちに最後はなりました。
    でも,やっぱり切ない内容で,一人ウルウルしてしまいましたが。
    奥の深い絵本でした。

    投稿日:2014/09/11

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  • 夢 同じ夢を見る
    バスの終点 橋のない 谷のむこうの 社宅
    そこへ行きたくて・・・

    吸い込まれていく描き方なんです

    2番目の母さんを車イスに乗せている ぼくがいる
    「いじめて ごめんね」こんなことを2番目の母さんが言った
     
    産みの母親も父親も死んでしまって  2番目の母さんも死んでしまった
    切ない話ですが 人は時がたつと 年老い死んでいくのです

      夢の中の社宅  炭坑の町で生まれ育ったのです    おもいで

    内田さんの詩  墨絵のような力強い絵  夢の中の風景

    そして 絵が明るく色づいて なつかしい キツネのお面が印象的です夢の中でお母さんに会えてほっとしたのですね

    それからは 同じ夢はみなくなったと

    夢の中で産みの母親に会いたかったのですね

    おもいで

    人にはいろいろな おもいでがあります

    内田さんの思い出ですか?

    大人の絵本のようにおもいました 

    投稿日:2013/04/23

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  • 思い出!

    自分を産んでくれた母と継母も亡くなって、おとうさんまで亡くなって

    いるとても切ない絵本だと思いました。

    継母が車椅子の生活になって主人公に優しくされて、「いじめて ごめ

    んね」と言ってくれたのが良かったなあって思いました。

    大人になって、やっと母親との思い出をすっきりさせることが出来て前

    へ進むことが出来てよかったと思いました。

    投稿日:2012/01/06

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  • んっ??

    ちょっと息子には難しかったかな?

    大人の私には分かりましたが

    息子には、難しかったかも・・・。

    特に反応はなく、ポカーン・・・。


    もっと大きくなったら、

    また読んであげたいな。

    投稿日:2011/05/21

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