毎回楽しみにしている「おでんさむらい」。
今回は、夏が舞台の冷やしおでん。
冷やしおでんとは、ただ冷めたおでんではないの?
などと親子で話しながら、いつもののほほんとした
雰囲気で読み始めました。(毎回、こんな感じで
気負いなく読めるのがこのシリーズの良いところ)
ばくちですった男達にとりついた「火の車」が
うだるような暑さの江戸の街を火の海に!!!
あやうしおでんさむらい、かぶへい!!!と盛り上りは最高潮に。
そこへ以前助けた傘お化けの子が恩返しにやってくる。
ですが、今回はそれでは終わりません。
粋でいなせな火消し装束を着て纏をもったカッパに
川の主の鯉が出てきてそれはそれは格好いいこと!
日本テイストたっぷりです。
最後に団子屋のくだりも忘れずに。
子供でも怖がらずに楽しく読める痛快時代劇です。