「こんなことってあるかしら？」 なかなかよいと思う みんなの声

長新太ワールド満開です。短編の詩のようになっているので、いくつかピックしておはなしかいでよみました。
おだんご、タクシー、ダイコンで大笑いして。消防車や四角い月に実入り。さいごまで不思議な世界を堪能できます。

個人的には「お話を作った人」と「絵を描いた人」のコメントにはまっています。「絵を描く人を困らせてやれ、といろいろ考えてお話をつくりました。」に対して「画家を困らせようと、非現実的なお話をつくったらしいが、この程度でわたしがおどろくと思ったら、大間違いだよーだ。」だそうです。

荒唐無稽な色々な出来事の最後に、毎回「こんなことってあるかしら？」のしめ。その一言で何がおこっても許せてしまえます。

読後、子供は当然「こんなことってあるかしら？」が口癖に。しばらくの間我が家でこの言葉が流行してました。

誰が見てもありえない小咄の連発です。
ナンセンス絵本で終わらせるとそれまでですが、想像もしたこともないことをイメージしてみたら、何だか楽しくなって来ました。
頭のリフレッシュというか、ブレイクスルーの要素を持ち込んだような絵本です。
ありえないと思ったことから、こんなことあってもいいなと思うことで、いろんな事ができるようになってきたのですから…。
ちょっと無理があるかな？

２年生のおかあさん読み聞かせの時間に読んでもらった本のようです。
娘がおもしろかったと言ったので読んでみました。
たしかにおかしい。
おもしろいというかおかしい。
大人が読んでてもおもわずクスっとわらっちゃいます。
こんなことってあるかしら？
想像してみてください。

　　　小さいタクシー
　　　おきゃくさんは屋根の上
　　　ワーイ、こわいよ、
　　　おそろしい。
　　　
　　　こんなことってあるかしら。

詩みたいに短くまとめた「アリエンティー」な笑い話？ナンセンス絵本です。
お話会の導入などに使えそうですね。
私は「お化粧する花」がイチ押しです！

長新太さんの作品だったのでこの絵本を選びました。タイトルのとても興味を惹かれました。奇想天外で普通では考え付かないような事が次々と登場するのが楽しかったです。特に小さいタクシーの話が良かったです。どのページからも長さんらしさが感じられて堪能しました。お母さんが家族の為に一生懸命に大根を運ぶ姿も愛を感じました。

ありえない事ばかりだけど楽しい。小学校で読み聞かせした時も「あるー」「ないー」で大盛り上がりでした。

団子のいえ、お客より小さいタクシー、お母さんより大きな大根、火の玉を食べる鳥、土の中に住んでる人・・・・。「こんなことってあるかしら？」って問いかけないでー！我が子たちも「ないよー！」と「へんなはなしー」なんて・・・。子供の炸裂した想像力に頭をかかえてしまうほどにヘンなお話です。
化粧する花って、そういえばオシロイバナってあったなあと、そこだけ納得。

あり得ないことばかり、並んでます。
例えば、ダンゴのコーソージュータクとか、たぬきのたべすぎとか、四角い月とか、化粧する花とか・・・。

長さんがお好きな方なら、「またまた〜。」「んな、バカな！」とか言いながらも、けっこう楽しめるんじゃないかしら。

我が家の子どもたちも、「こんなことってあるかしら？」の問いかけに、いちいち「ない、ない、絶対な〜い！」と答えながらも、けっこう楽しんでたようです。（笑）。

ひとつだけ、もしかしたらあり得るかも？と思ったのは、火事！油断大敵。「かっぱの川流れ。さるも木から落ちる。」などの諺もあるくらいですからね。