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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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キンコンカンせんそう」 ママの声

キンコンカンせんそう 作:ジャンニ・ロダーリ
絵:ペフ
訳:アーサー・ビナード
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2010/08/06
ISBN:9784061324336
評価スコア 4.33
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  • 武器にされた「鐘」が戦争を止める。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    作者はイタリアの児童文学作家のしてメジャーな人で、
    イラストはフランスの多彩な経歴を持つ「ぺフ」さんです。
    ぺフさんの丸々と太っただるまのような姿の兵隊たちの描き方が面白いです。

    絵本の表現として面白いなぁと思ったのは、
    ボンボーネ・バクレッツォーネ・フニャラロッシー大将の部隊と
    バンバーネ・ヘキラッツァーネ・ホニャラロッソー大将の舞台の平服が全く同じ柄で、ほんの少し色が違うだけ。というところ。
    あえてどちらもよく似ているのに、その『ほんの少し違うところ』で争っていたのかな〜と、推測しました。

    人はなぜ、他人と違う何かで優劣を決めたり、争ったりするのでしょう?
    この絵本では戦争の武器を作るための銅がなくなり、国中の鐘という鐘を溶かして武器を作ったというくだりがありますが、これは実際の戦争の時にもあることなので、妙な説得力を感じました。
    それでいて、絵の感じがホニャララしたちょっと間抜けなキャラクタ-たちなので戦時中の重々しい空気はありませんでした。
    この作品なら、学校の朝読書の時の読み聞かせで使っても、お話を聞いた子どもたちが1日楽しい気分で過ごせそうです。

    「戦争を(武器として溶かされた)鐘たちが止める」という話と、同じような発想の絵本がロシアの古い作品にあります。
    『みどり色のつりがね』こちらはずっしりと重たい作風ですが、やはり軍の偉い人たちだけが得をする戦争の虚しさみたいなものを描いてくれている良質の作品で、お話会などでよく紹介されています。

    気質は違いますが、「キンコンカンせんそう」と似ている部分も多いので、読み聞かせなどのグループに所属している方でしたら、読み比べてみるのも面白いかもしれません。

    投稿日:2012/12/09

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  • 金属供出

    最近、とある大学の建物を見学してきました。
    装飾の工夫が施された扉上の飾り窓が、
    なんとベニヤ板。(一見したところではわかりませんでした)
    本当は金属だったそうですが
    戦争のため供出されたためとのこと。
    様式美を失った扉をしのびなく思った方が、ベニヤでそれらしく作られたとのことで・・。

    そして、この本を読んで
    あぁ、こんなところでも金属供出がーーとさみしく読み始めました。
    ですが、このお話。
    確かに、戦争中の金属供出(教会や学校のベルを元に大砲製作)が題材なんですけど、悲壮感がなく、
    否応なく戦争に巻き込まれていく市民の心が
    戦争に打ち勝ってしまう・・そんな爽快感さえ漂います。
    難はと言えば・・・
    大将の名前が異常に読みにくいことでしょうか・・(^-^;
    読み聞かせにはトレーニングが必要・・。

    投稿日:2016/07/20

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  • 展開にびっくり

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    タイトルに「せんそう」とあるので、不穏な空気がただよう話しなのかなあって思っていたのですが、その不安は読んでいくうちに解消されました。
    写植された文字の雰囲気や、輪郭を筆で黒くふちどられた絵、全体的に暗い彩色など、戦争の舞台のようすがよくあらわされていて、殺されたり、死んでいったりと、あまり絵本で出合わないようなことばもでてきて、これまで読んできた絵本とは、かなりちがっていました。
    でも、戦争が終結に向うようすは、見ていて心が晴れましたし、最後は読んでよかったなって思えたし。
    みんなが戦争なんてのぞんでやってるわけじゃない!
    それが小さな子でもわかるんじゃないかなって思う絵本です。

    投稿日:2010/10/14

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