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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ちいさなつきがらす」 みんなの声

ちいさなつきがらす 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2010年11月
ISBN:9784062830485
評価スコア 4.29
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みんなの声 総数 41
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41件見つかりました

  • う〜ん難しいかな・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    とても難しいいじめのテーマですね・・・
    絵本の技法は銀色を入れ込んで、インパクトを与えているようですが、角度によっては光り方が違うので、かえって目立たないかもしれません
    また語り口が年老いたワタリガラスということで、昔話のなじみがないと、お話に入っていけない子供もいるかもしれません
    「いきているしるし・・・」とても怖い言葉だと思いました
    母の悲痛・・・・胸が締め付けられる思いです
    5歳児の子供にはきついのでは・・・?
    小学生以上で良いのではと感じます

    投稿日:2010/12/22

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  • 銀の羽って

    • ひかりひまわにさん
    • 40代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子12歳、女の子10歳、女の子8歳

    小さく貧そに生まれたからすの子。
    いじめられ、飛べないと仲間はずれ・・・その子が一番とべるようになった!!!
    ・・・でもそう簡単には仲間に入れてもらえない。
    「月まで飛べば仲間にいれてやってもいい」
    そうからかわれ、月までめざし飛んでいくからすの子。
    もちろん行けるわけがない・・・疲れ果て、ぼろぼろになっておちてきた。

    私は小学校時代の娘のいじめを思いだし、
    でも明るくがんばっていたせつなさを思った。
    月から帰ったわが子を抱きしめた母がらすの姿が、いじめを知った
    私とだぶった。
    娘と私は幸いにも良い先生に恵まれ、卒業前に解決でき、
    今はとっても積極的に中学校生活を送っている。
    この銀の羽の勲章をつけてとびたったつきがらすのように・・・この銀の羽、勲章なのか、こころの傷なのか。
    一度ついた心の傷はなかなか消えない。
    彼女はどうこの話とむきあっていたのだろうか。
    この本をよみ、自分に重ね泣く子が減るよう、
    そしてもしいじめをしている子がいたら、胸に手を当て考えて欲しい。

    投稿日:2010/12/15

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  • つきはからす。ほしはよだか。

    「つきがらす」?
    読み終えて、なるほどな、と分かるタイトルでした。

    まず、『にじいろのさかな』で描かれるキラキラ光る海の世界を想像して
    絵本を開くと、
    あまりの世界観の違いに驚かされます。

    読んでいて思い出したのは、宮沢賢治の『よだかの星』。
    子供の頃、よだかが可哀想で読むたびに心が痛かったので、
    どうか、悲劇で終わらないで〜!と、語り手のおじいさんがらすと一緒に祈るような気持ちで読みました。

    銀の羽を手に入れたカラスは、虹のうろこを持ったにじうおのように友達との関係を築いていくのでしょうか。
    いえいえ、まっすぐな気持ちを持ったつきがらすくんだから、きっとそのまま素敵な大人へと成長してくれた・・・と信じたいです。

    投稿日:2010/12/15

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  • いじめてしまった側の後悔

    賛否両論あるようですが、私はいじめてしまった側の気持ちがしっかり書かれているという点で、とてもよい作品だと思います。

    いじめてしまった側のカラスが、過去を振り返るように、いじめに屈しなかった勇敢なチビガラスについて語るという設定。
    その語り口から、悪いことをしてしまったという後悔の気持ちを、私は十分に感じました。
    そして、チビガラスに対して、驚きと共に尊敬の気持ちを強く抱いているということも感じられました。

    いじめの場面は、読んでいてとても辛いです。
    いじめられたチビガラスの心の傷は、たとえ仲間に入れてもらえるようになったとしても、決して消えないでしょう。

    けれど、いじめはどの学校でも起こっているのが現実。
    決して加害者・傍観者にならないために、いじめてしまった側の気持ちに立ってみるというのも必要なのではないでしょうか?
    いじめた側のカラスは、年老いてもずっとその時のことを悔んでいるのです。

    お子さんに読み聞かせる年齢やタイミングは慎重に選ぶべきですが、読んだあと「いじめ」を親子で話し合えるよい絵本だと思います。

    投稿日:2010/12/16

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  • こどもの行く末と重ねて

    初めは何となく子供のまっすぐな気持ちを侮る大人=「大人対子供」の図式で読んでいました。
    ただそうすると腑に落ちない点があったのですが
    ふと、あーこれは子供同士のお話なのかと思いました。
    そう考えると、だまっていたり恐ろしさを感じていたりする
    「としよりがらす」の気持ちの揺れも未熟さゆえのことと理解できました。

    2歳の息子に「この子の名前はなに?」と聞かれた時に登場人物に名前がつけられていないことに気付き、集団の匿名性の怖さも同時に感じました。

    印象的なシーンも多く、特に月を見上げる「ちび」の表情には胸が痛くなりました。
    どうしても「ちび」が息子と重なって見えてしまう母親としては、
    彼のように、へりくだることなく精一杯自分の道を行ってほしい。
    月へは行けなかったけど、何かを得た「ちび」のように生きてほしいと
    願うところです。

    投稿日:2010/12/15

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  • ちびがらすの無垢さが痛々しい

     表紙絵の黒い羽色を見て、「黒」って上品な色だな〜って改めて思いました。

     三羽の年老いたからすの会話の中の回想から始まるお話です。
     ちびがらすが一緒に遊ぶ事を切望しても、近寄らせず脅しいじめた若い頃のからすたち。
     羽根が生え揃い飛べるようになると、身軽な事も手伝って誰よりも上手くなったちびがらす。
     それが癪に障ったのか、さらにからかい混じりの悪い冗談を言うと、その言葉を真に受けてしまうちびがらす。
      
     遅く生まれたとか体が小さいとか羽根が生え揃わず同じ遊びに参加できないという事は、ちびがらすにはどうしようもない事。
     本人がどうし様もできない事を突く周囲の冷たさこそ“いじめ”です。

     さて、仲間に入れてもらいたくて一人前と認めてもらいたくて、ちびがらすが決意したことは、・・・。

     仲間の冷たさを自分の幼さ(小ささ)故と思っていたのでしょうか。
     いえ、いずれ大きくなる自分を信じていたからあんなに明るく前向きだったのかもしれません。
     ほかのからすを恨むこともないちびがらすの無垢さが痛々しい。
     そして、この無垢さが奇跡を手繰り寄せる勇気を起こさせます。

     ちびがらすの翼が月そのもののように輝くまでを描写する詩的な文が、美しくはっと息をのむ迫力がありました。
     
     この話を語るからすの心情の中に、奇跡を目の当たりにした一方、過去の自分の行いの後味の悪さもあることが伝わって来ます。
     主人公はむしろちびがらすよりも、このいじめたからすの方なのではとも思いました。
     
     5歳からお勧めとされていましたが、むしろ中・高学年の子どもたちのほうが作者のメッセージをくみ取れるのではないかと思いました。
     12歳の息子は、「ちびがらすの“頑張り屋の魂”は、誰よりも強かったんだなぁ〜、だからレジェンドになったんだ!」と独り言を言いっていました。

     眩しいほどの銀箔の羽根が、ちびがらすの純粋無垢さの象徴のように見えました。

    投稿日:2010/12/15

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  • 仲間はずれ

    • ぷりこさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子8歳、男の子3歳

    仲間がいれば、仲間よりも小さかったり劣っている思うと
    仲間はずれが生まれる…悲しいけれど、現実的にあるお話ですね。

    仲間の中で、リーダー的な『わし』が言った一言を
    鵜呑みにしてしまった『ちび』。
    それによって、命を失ってしまったのかと心配する『わし』。
    この場面で、心配な面持ちでカラス達が円になって、『ちび』を
    覗きこんでいます。
    こんなにたくさんのカラスがいたのに、誰も『ちび』の仲間に
    なろうとする者はいなかったのかと思うと、残念でなりません。

    『ちび』が最後の所で、「おいでよ、あそぼう!」と言った
    ところで、ちびの心の広さと強さに励まされました。

    『わし』の心の動きが、谷川俊太郎さんによって、鮮明に描かれて
    いて、心が揺さぶられます。

    この絵本を読んで、8歳の娘は『ちびが可哀想、どうして小さい子を
    いじめるんだろう。』と言って悲しんでいました。

    3歳の息子は、最初の方はお話を聞いていましたが、途中から
    おもちゃで遊び始めてしまいました。

    個人的に、ちびわたりがらすが月を見上げている絵が素晴らしく
    ずっと見ていても飽きませんでした。

    娘が幼稚園のころ、いつも仲良し3人組で遊んでいましたが、
    たびたび2対1になって、仲間はずれになったり、仲間はずれに
    してしまったり…そんなことを思い出しました。

    年中さんくらいから大人まで読んでいただきたい絵本です。

    投稿日:2010/12/14

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  • つきがらす

    伝説の「つきがらす」。
    群れの中で一番の小柄で、仲間はずれの存在。
    でも「月までとんでみせる!」という見事なチャレンジ精神で
    キラキラと光る羽根を手に入れます。
    最後のページ、ちびわたりがらすが仲間にかける声がすがすがしい。

    投稿日:2010/12/14

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  • 一緒に考えよう

    子供が学齢期に入り、いじめとかいじわる、なかまはずれ、といった言葉に敏感に反応したくなる今日この頃。でもこの本はこんな時はこうしてみよう、というアドバイスではなく、いじわるをしてしまった側と意地悪をされてしまった側双方の行動を描いて、“さあ、あなたならどう感じますか?どう行動しますか?子供にどう行動してほしいですか?”と問いかけているような気がしました。
    結局答えは出ないので苦しいのですが、こういう感情ってあるよね、と共感しつつ考える時間を持つことで子供が実際そういう場面に出くわしたときうまく危機回避できるようになれたらいいなと思いました。

    投稿日:2010/12/14

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  • 引き込まれます!

    書店に並んでいる時から気になっていました。
    絵がとっても印象に残ります。
    開いてみると どのページも全部キレイ!そして遠目がききます!

    これは読み聞かせにピッタリ!
    小さなツキガラスが頑張るところも とっても気に入りました。

    さっそく三年生の朝読書に読みました。
    まず最初の年寄りガラス三羽のところで「クスクス」
    年老いた感じが 少し可笑しかったのでしょう。
    (よし!)と思いました。
    そして 光る月のページは「ワ〜!!」と歓声!
    そして子供たちも真剣に聞いていました。

    私は「にじいろのさかな」よりもこちらの方が好きです。

    投稿日:2010/12/14

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