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サーカスのしろいうま」 みんなの声

サーカスのしろいうま 作:石津 ちひろ
絵:ささめや ゆき
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2010年11月
ISBN:9784097264293
評価スコア 4.21
評価ランキング 23,533
みんなの声 総数 13
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  • 心の泉のほとり

     何も芸のできないサーカスの男の子と白い馬。他の芸人たちと同じことをしようとしてもどうしてもうまくいかない。自分も馬もどんどん追い込まれていくばかり…。
     でも,男の子にも馬にも素晴らしい才能があったのです。
     おばあちゃんと暮らすミーナも,もしかしたら両親がいないのかもしれませんね。
     舞台はイタリアのようですが,フランスの民謡「澄んだ泉のほとりで」が,両親を失ったミハエルにはぴったり合うと思います。歌を入れて読んでみてはいかがですか?
     以下は,日本の子どもにも伝わるように私が意訳してみました。

    A LA CLAIRE FONTAINE
    (清らかな泉のほとりを)
     1 泉のほとりを そぞろ歩き 澄んだ水で 水浴びしたね
     2 乾く間は 樫の木陰 枝の上で 小鳥が鳴いていた
     3 歌え小鳥よ あの日のように 僕の心 癒しておくれ
     ※ 繰り返し部分
       僕の大事な人 決して忘れない
       イリア ロントン クジュテーム  ジャーメ ジュヌ トゥブリレ
       Il y a longtemps que je t’aime  Jamais je ne t’oublierai.

    投稿日:2012/07/18

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  • ファンタジックで素敵

    サーカスのできの悪い男の子ミハエルが白い馬と一緒にサーカスを出て、ニーナという少女に出会います。彼女の美しいバイオリンの音で歌を歌うことを思い出したミハエルは、サーカスで歌手として立派にひとり立ちする姿が描かれている。絵もファンタジックで、ストーリーも、ロシアや東欧やモンゴルっぽい不思議な雰囲気で良い。ちなみに、名前から、やはりロシアのようです。著者と挿絵家のトークショーでこの本を読み聞かせしていましたが、石津さんがバレエをやっていたとのことで、馬のニジンスキーはロシアのバレエダンサーのヴァーツラフ・ニジンスキーから、ニーナもロシアのバレエダンサーのニーナ・アナニアシヴィリから、ミハエルはミハエル・バリシニコフからとったとのことでした。作者の石津さんは、ささめやさんの「サーカスの白い馬」の絵を見て触発されてこの作品を書いたとのこと。そしてささめやさんも、以前、木下サーカスに20日くらい住み込んだことがあるとのことで、実感あふれる素敵な絵だと思います。最後のひとり立ちシーンが感動的です。

    投稿日:2011/03/26

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  • バイオリンの優しい音色

    身寄りがなくなってサーカスに引き取られた寂しそうな目をした男の子ミハエル。白い馬の二ジンスキーと、芸が出来れば二人でサーカスにだしてやろうと言われたものだから、ちょっと焦ってしまったのだと思いました。ニーナが弾くバイオリンに、ミハエルが歌を歌うのが上手いとおかあさんからよく褒められたことを思い出して、二ジンスキーとサーカスデビューが出来てよかったです。
    ニーナが弾くバイオリンの優しい音色が聴きたい私です。

    投稿日:2019/04/26

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  • 深い絆

    このお話は、親がいなくなってしまってサーカスに引き取られた心優しい男の子と、サーカスにいたきれいな白い馬が一緒にサーカスの目玉の技を身につけるまでのお話でした。男の子はサーカスの動きが全くできず、白い馬は何も芸をしないのですが、馬が逃げた時に出会った女の子との出会いがきっかけで、男の子は自分の特技の歌を思い出し、馬は歌を聞くと自然と足が軽やかに動いていました。たぶん男の子と白い馬、優しい者同士が作り上げたなんとも優しい出し物にちょっとうるっときました。

    投稿日:2017/04/23

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  • しょうがパンってどんな味?私はそれが気になって気になって仕方ありません。ちょっとクックパッドで調べて来ます。サーカスで歌を披露するというのはあまり聞いた事がありませんが、皆さん喜んでくれたのでめでたしめでたしですね。

    投稿日:2014/12/12

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  • メロディーが聞こえてくる

    ささめやゆきさんの絵に惹かれて手に取りました。
    サーカスで何も役に立てないと寂しく思っていたミハエルが、何も芸のない白い馬のニンジンスキーと共にサーカスを出て、一人の女の子ニーナと出会うおはなしです。ニーナとの出会いで、ミハエルとニンジンスキーは得意なことをみつけることになります。
    バイオリンの音色とミハエルの歌声が画面から聞こえてくるような感じがしました。

    投稿日:2015/01/12

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  • 音楽が引き出した縁が 幸せに

    ニーナはおじいさんのかたみのバイオリンを奏で
    家族を失って サーカスに引き取られたかわいそうな男の子と出会います
    何の特技もない男の子はしろいうまと芸ができればサーカスにだしてやろう
    しかし・・・ うまくいきません

    そんな時であった ニーナのバイオリンの優しい音色
    音楽が結んだ縁が、男の子にお母さんと歌っていた メロディーを思い出させてくれるんです。

    音楽の好きな しろいうまも男の子の歌声にあわせて はるかぜのような ステップを踏むのです
    すごいな〜

    音楽の縁は そしてハッピーエンドに(嬉しいですね。男の子が幸せを見つけられて)  
    人の縁は分かりません ミハエルとニジンスクーはサーカスで活躍していくことでしょう

    みんな それぞれに いいものを持っていてそれが一つになれば大きな力を発揮するのだと思いました

    取り柄がないなんて思わず自分の大好きな事をやり続ける このことが大切ですね
    今 オリンピックを見ていて それぞれに諦めずにやり続けている姿勢とダブりました)

    ささめやゆきさんの 素朴で優しい絵もこのお話にピッタリでした

    投稿日:2012/08/02

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  • 少年と馬

    サーカスの馬と少年の物語です。
    馬に厳しくするミハエルですが、そのミハエル自身の心も寂しさでいっぱいだったとわかります。
    「自分は何も出来ない」と自信をなくしている姿は、切ないものでした。
    その心を救ったのは、バイオリンの音色でした。
    ミハエル一人でも、ニジンスキー1頭でもサーカスには出られなかったと思います。
    二人で心を通わせて、力を出し合ったからこそ、華やかなサーカスに出られたのだと思いました。

    投稿日:2012/04/14

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  • 透き通った感じ

    4歳4ヶ月の息子に読んでやりました。サーカスにいるおちこぼれなおとこのこと白馬がニーナとそのバイオリンに出会って忘れていた才能を開花させるお話です。海外の作家さんを思わせる雰囲気ですが、日本の作家さんが作られ、なんだか透明感を感じるものでした。全体的に青基調だからでしょうか。とてもやさしくて、暖かく感じるので、息子とふたりでよかったね!とにっこりと終えることができるのです。毎日の雑多にうずもれていた?忘れていた記憶?を取り戻すにはとてもいい絵本ですね。

    投稿日:2012/01/05

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  • 「哲学的」な深いお話でした。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    文は石津さんだし、絵はささめやさんだし!と、すごく期待して読んでしまいました。
    内容は決して悪くはないのですが、少々哲学的だな〜という印象を受けました。
    わたしは哲学の話は好きですが、こういう作品は好き嫌いが大きく出ることが多い気がします。
    登場人物たちの名前や着ているものから想像すると、この世界はロシアのどこかをイメージしているのかな?
    「音楽」によって、信頼関係が芽生えたり、気持ちが安らいだりすることを改めて考えさせてもらいました。

    ミハエルとニンジンスキー(白い馬)のサーカスでの居場所が見つかって、よかったです。
    意外と内容が深いので、お薦めは小学校の高学年以上のお子さんです。

    投稿日:2011/11/20

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