庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木− 庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木−
文: ジェフ・ゴッテスフェルド 絵: ピーター・マッカーティ 訳: 松川 真弓  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!

むこうがわのあのこ」 みんなの声

むこうがわのあのこ 作:ジャクリーン・ウッドソン
絵:E.B.ルイス
訳:さくま ゆみこ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2010年11月
ISBN:9784895728188
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 13
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  • 人種について考えさせられる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    2005年度のコールデコット賞オナー賞受賞作品である「かあさんをまつふゆ」のジャックリーン・ウッドソンの新しい邦訳なので読みました。
    最近、こうした人種差別が背景にある絵本が多く出版されていますが、読む選択肢が広がるということは、非常に望ましいと思っています。
    特に、さくま ゆみこさんが、積極的に邦訳され、埋もれている作品を読むことが出きるのは嬉しい限りです。

    原題は、The Other Side、2001年の作品。
    『そのなつ、まちをしきる さくが、いつもより おおきく みえた。
     わたしたちは、さくの こっちがわに すんでいた。
     さくの むこうがわには、しろい ひとたちが すんでいた。
    「むこうがわに いっては だめよ。きけんですからね」
     ママは、そう いっていた』
    という書き出しで始まりますが、この一文で全てが分かります。
    そう、人種問題の根底にあるものを描いているものです。

    その柵が、実に象徴的な存在。
    主人公の黒人の女の子、クローバーは、多くの黒人の女の子と遊んでいるのですが、柵の向こうにいるアニーという白人の女の子は一人ぼっち。
    ある日、アニーは柵の向こうから、「縄跳びに入れて」と言ってくるのですが、サンドラという友達が、「だめ」と即座に断ります。
    でも、クローバーはアニーのことが気になって仕方ありません。

    お互いが、柵を越えてはいけないとママに言われているので、二人は、柵に腰掛けて話をするようになるのです。
    そのことに対するママの「あたらしい ともだちが できたのね」という言葉が、何とも素敵です。
    本当は柵なんか要らないのに、打破できない大人の世界に対して一石を投じた行為を肯定したママのような大人が増えれば、こんなわだかまりは無くなるはずです。

    子ども達の純粋な気持ちに、感銘すること間違いありません。
    人種に国境がないということ、そんなことをさり気無く伝えてくれる名作だと思います。
    物語もさることながら、E.B.ルイスの描く絵は、光による表情の明暗や、風による洋服の動きまでも描写していて、実に生き生きとしたもの。
    一見の価値のある絵だと思います。
    読み聞かせというよりは、小学校低学年に、自ら読んで感じて欲しい作品としてオススメします。

    ジャクリーン・ウッドソンの作品は、未訳のものが沢山あります。
    書店に、ジャクリーン・ウッドソンの作品コーナーが誕生する位に、邦訳が進む日が来るのを期待しています。

    掲載日:2011/01/09

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    6
  • 考えさせられる絵本

    「さく」のこちら側に住んでいる黒人の女の子と向こう側に住んでいる白人の女の子が次第に仲良くなっていく物語。
    いつも一人で遊んでいる白人の女の子を「さく」のこちら側からみているわたし。
    雨上がりの気持ちのいい日、わたしは、白人の女の子アニーと友達になる。きっかけは、アニーが話しかけてきたこととその笑顔。
    人が人と交わるきっかけは、ほんの小さなことだけれど、、とても勇気のいること。それを助けてくれるのが笑顔。これは、大人も子供も同じだな、と思った。

    お互いさくを越えてはいけないと言われているのでさくの上に座って時を過ごす。
    初めはわたしの友達はアニーとは遊ぼうとしなかったけれど、次第に一緒に遊ぶようになる。
    人種は違っても人はみな同じ、心の垣根を取り払い仲良くすれば、楽しみも倍増することを、感じた。
    また、高い「さく」からの眺めは、広い視野を持つことの大切さを語っているように思う。
    人と人が仲良くなることの本質を問いかけられているような絵本です。

    掲載日:2013/09/08

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    1
  • 人種差別は人間の課題ですね 

    アメリカにおける 人種差別は今でもニュースで見ます
    肌の色が違うから 言葉が違うから 宗教が違うから 国籍が違うから

    この絵本は柵で区切られた ゆこう側にいる女の子と友達になると言うお話しですが・・・・  なあなか すんなりとは友達になれず
    お互いに意識するのです
    心とココロが一つに結ばれたとき  子ども達は友達になれました

    もちろん 大人の世界では いろんなことがあり 争いや殺し合うと言うことが怒っていますから  
    本当に 人間が お互いを認め合い仲良く暮らすと行くことの難しさを考えさせられます
     
    彼女達が柵の上で話をしている様子が なんだかつらい気がします

    世界中の、国境を越えて人種差別のない世の中を望みます!

    この絵本を通して 架け橋となってくれますように

    掲載日:2016/09/05

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  • 子どもだからこそ

    黒人と白人の人種差別について描かれています。

    登場するのは子供たち
    柵を挟んで交流を深めていく、白人の子供と黒人の子供・・。
    親からは「その柵を超えてはいけない」と言い渡されているものの
    子どもたちは、苦も無く、その物理的な「柵」を超えてしまいます。

    いつからかつくられた、いろいろな意図を持った「柵」を
    この子たちが大人になるとともに
    ぶち壊してくれるのではないか・・。
    そんな希望あふれる一冊です。

    掲載日:2016/07/08

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  • と・も・だ・ち

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     町の中にある柵は、重い意味をもって作られたらしい。
    分けるための柵、囲うための柵、主張するための柵である。
    しかし子どもらは、次第にその柵を中心に集まり始める。
    ともだちは、こころよく、たのしく、うれしいものだ。
    絵も水彩の、清々しい空気をいっぱい含んでいる。
     柵の上に腰かけて、それぞれ悩み考える子どもらがたくましい。
    見えないくさりに立ち向かう、未来の勇敢な大人がここにいる。
    悩む時間は、短いといいね。
    感謝

    掲載日:2016/06/01

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    0
  • 子供に人種は関係ない

    人種問題がテーマの作品です。

    でも、子供にとっては人種は関係ないのでしょうね。
    我が家でも、こんなことがありました。
    最近、娘のクラスに転校生がきて、名前を尋ねたところカタカナの名前でした。
    私が「じゃあ、外国人なんだね」と言ったら、「違うよ、だって日本語しゃべれるもん、日本人だよ。みんなと同じ」と。
    肌の色や名前といった第一印象で判断してしまうのは、大人だけなのだと思いました。

    この絵本のように、人種による問題が少しずつでも解決すると、もっといい世の中になると思いました。

    掲載日:2012/12/18

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    0
  • 差別を真っ向から描いた一冊

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    題名に惹かれて手に取ってみました。
    まさか「むこうがわ」が柵の向こう側、つまり人種差別問題の絵本だとは思いませんでしたが・・
    難しいテーマに正面から取り組んでいる良作でした。

    街を仕切る長ーい柵
    その柵を挟んで黒人の女の子と白人の女の子が次第に心を通わせていきます。
    お互いになんとなく気になる感じが、情緒的な絵でとても上手に表現されています。

    柵に座ればいいんだと思いつく子供たちのアイデアには感服しました。
    子供の心は大人には縛れないのですよね。

    短いストーリーの中にたくさんのことを語っている一冊でした。

    掲載日:2011/05/01

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  • 子どもたちの表情やしぐさを堪能して

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    「かあさんをまつふゆ」と同じ作家:ジャクリーン・ウッドソン、画家:E.B.ルイスと、同じ翻訳者:さくまゆみこさんのタッグです。
    細かいことはナビのみなさんが素敵な感想をたくさん書いてくれているので、それを読んでください。

    この絵本を読み聞かせするとしたら、小学校高学年くらいから中学生、高校生がいいと思います。
    普通の絵本よりやや大型本だし、絵自体がはっきりとした写実的な絵でとても見やすいです。

    この絵本に登場する子どもたちの表情がとても豊かで素敵です。読む時はぜひ、ゆっくりとページをめくって、作品中の子どもたちの表情やしぐさをじっくり堪能してください。

    掲載日:2011/04/28

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  • 肌の色で何が違うのか

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    出てくるのは黒人の女の子とその友達、そして柵の向こう側に住んでいる白人の女の子。

    黒人の女の子達は、お母さんから白人と遊んじゃいけないと言われているので、白人の女の子が「入れて」と言っても、入れてあげません。

    もっとも、大概は白人は黒人とは遊びたがらないように思いますが、そういう子は、親の影響が大きいのでしょうね。

    自分の目で見て、聞いて、正しい教育を受けていれば、人種差別なんてくだらないとすぐにわかるでしょう。

    この世から早く色んな差別がなくなることを望みます。

    小5の長男は、テレビなどで人種差別を見て知っているせいか、興味深そうに聞いていました。

    掲載日:2011/03/22

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  • さらりと飛び越えて

     町をしきる柵。その長さに複雑な気持ちになりました。人種問題の根深さはなんとなく知っていても、私などはなかなかわからないことです。
     この長い長い柵を、大人たちはどんな気持ちでつくったのでしょう。
     この長い長い柵を、子どもたちは、さらりと飛び越えてしまいます。

     著者紹介にもあるように、「深みと美しさを兼ね備えた写実的な絵」がとても見応えがあります。女の子たちの気持ちが、よく伝わってきます。
     すっきりとした日本語訳も、お話にぴったりでした。

    掲載日:2011/03/15

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