「アマテラス」 ママの声

日本の神話を読み聞かせする中でこの絵本を借りてきました。

イラストがとてもきれいです。
きれいすぎのような気もしますが
太陽の神、しかも女神ということで美しい世界観が
広がっているのもいいかな。

お話の中で、アマテラスとスサノヲが対決するのですが
産まれてくる子供で勝負するっというくだりが
6歳の息子には少し分かりにくかったようです。

また赤羽末吉さんの挿絵の日本の神話シリーズと
一部違っているところがあり、そちらを先に読んでいた息子は
あれ？？と思っていました。

ところどころ言葉の説明をしながら読み聞かせしましたが
息子も理解できていたようです。

お腹にいるころから、娘には日本人としての誇りをもってほしいと思っています。そこで、まずは、日本の古典や神話に親しんでもらいたいと考えました。それで、古事記のエピソードを探していたのですが、意外とないのです。アニメ絵のものならあるのですが、神話は重厚さと品があってほしいので、満足できませんでした。そんな折、図書館で見つけたのがこの絵本でした。

本当に美しい絵本です。日本の最高のヒロインでもある、天照大神がこれほど綺麗に描かれているのを見るのは初めてでした。まさに太陽神なのです。太陽を男神ではなく女神とする神話は世界中でもめずらしいと思います。だからこそ美しく品よく描いて欲しかったので、見ていてうれしいのです。

ただ、最初のほうのストーリーがちょっと違っているのが残念です。

この「世界の神話絵本」はシリーズになっていて、他にも「女神イシス」「アルテミス物語」などがあって、どれも欲しいなと思っています。