もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

きばのあるヒツジ」 みんなの声

きばのあるヒツジ 作:さねとうあきら
絵:井上 洋介
出版社:サンリード
本体価格:\980+税
発行日:1981年
ISBN:9784914985141
評価スコア 4.4
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  • 草食系が肉食に変わると

    面白いお話ですが、面白いだけに終わらず、意味深さを感じてしまいました。

    オオカミから身を守るために、牙を「装備」した羊たち。
    アラビアのりなどという、レトロ感覚たっぷりののりで、死んだ動物たちの骨などを口に装着。
    まさに付け焼刃的、自己防衛。
    確かにオオカミから身を守ることはできました。

    ところが、自らの歯をおったりして牙をつけた羊たちには、草が上手に食べられない。
    それだけではなく性格も変わっていきます。
    草食系から肉食系へ。
    自己防衛から覇権主義へ。
    肉食を覚えていきます。
    戦い方を知らないでそろえた武装が、決して自分のためにならないことは、子どもたちの世界にも、大人の世界にも、国際情勢の間でも、想像すればいろいろと思い浮かぶことがあります。

    最後のシーンが、意味深長です。
    牙をつけた羊と、牙をつけたカモシカとの対峙。
    笑い話で済むのでしょうか。
    血みどろの憎み合いの前兆でしょうか。

    良く考えると、とても怖いお話です。

    掲載日:2012/04/09

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  • ブラックな

    草食であるヒツジが牙をつけて自衛したら、こんな話になりましたという絵本です。

    アラビアのりで牙をはめこんだというぐたりは、クスッとしましたが、そうしているうちに草食であったばすなのに、牙があるがゆえに肉食へと変化していきます。

    環境に順応できるものだけが生き延び、進化していけるとするならば、これも進化と言えるのでしょうか。

    読み進むうちに、ヒツジたちにとっての幸せは?アイデンティティは?と考えるうちに単にクスリと笑ってだけはいられないブラックさを感じました。

    こんな世界があったら怖いと思うと同時に、仮にこれが肉食が牙を抜かれて草食になったらまた違った世界観で、そちらは幸せに感じるのだろうかと頭を抱えました。

    掲載日:2014/02/09

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  • 面白い!!

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子13歳、男の子11歳

    牙のあるヒツジ???

    なんと、死んだ動物のをアラビアのりでくつけているのです。

    「アラビアのり」というところが時代を感じますね(笑)

    牙を生やすと、なんだか肉食動物になったように気が大きくなったヒツジ。

    んー。人間も案外そういうところってあるかもしれませんね。

    ラストも最高!この絵本面白い!

    掲載日:2013/07/29

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  • えー!!!こんなおちなの!!

    • はやつぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳、女の子5歳

    いつもオオカミに震えていてヒツジですが、牙をこっそりと付けはじめるとその姿にオオカミたちは逃げ出していきます。
    ここまでは「あーよかった」なのですが、この牙ありヒツジたちがだんだんと変貌してくるのです。
    7歳の息子は「えー!!まじまじ!」の連続で何度もページをめくりかえしてはビックリしていました。
    男の子うけする本かな?

    掲載日:2009/11/04

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  • 入れ歯をしちゃった羊

    「最近おもしろい絵本ある?」と聞かれたら、今なら絶対これを差し出します。
    ひょうきんさと真面目なテーマをうまく掛け合わせた、という意味でも秀逸です。
    娘も笑っていましたが、私の方がさらにウケていたかも。ニヒルな内容に、ページを繰るごとにプッ。

    要するにポリデントで入れ歯を入れちゃった羊の話なのですね。
    会話も行動も、羊たちには大真面目らしいのですが、私たちにはバカらしくてこんなにおもしろい。
    そしてラストのオチ。大笑いしましたが、よくよく考えるとこういう話なのでしょうね。
    力に対して武装で身を守り、それで得た新たなる力を外へ向けての攻撃に使う。これを皆が繰り返したらどうなることでしょう。
    争いが争いを生むという言葉を思い出しました。
    第三者が見たらこんな気分なのかもしれません。

    なーんて。ぜんぜん説教くさくありません。とりあえず笑えますよ。
    小学生ならテーマを汲み取る力を持っているかもしれませんね。

    掲載日:2007/11/08

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  • おもわぬ展開

    • やんすけさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子14歳、男の子8歳

    自分達の身を守る為にきばをのりで貼り付けたヒツジ。ヒツジがヒツジらしくなくなってしまいました。
    印象に残ったらしく、8歳の息子は中学生の姉に、さっそくすすめていました。あらすじを聞いた姉もすぐ読んでいました。

    掲載日:2007/09/12

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  • 弱肉強食

    弱い羊だから、強い動物に教われないようにみんなでキバ(入れ歯なんですが)をつけよう・・・ところからはじまって、存外これがうまくいって調子が出てくると、何故か草食動物だった羊が、シマウマの尻を見るとかぶりつきたくなっていく・・・というストーリーが怖い。権力や力を手にした人間が陥る罠を見ているようです。

    掲載日:2006/07/25

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  • おもしろい!

    子供の頃、読んだ記憶が強烈に残っています。
    羊達はオオカミに襲われて困っていました。そこで偽物のキバをくっつけます。作戦は成功してオオカミには襲われなくなりました。ところが今度は草が食べにくくなり、肉食になっていきます…。
    最後のページのオチが皮肉たっぷりというかなんというか、面白くて大好きでした。

    掲載日:2006/04/27

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  • 「プッ」 と吹き出しちゃいました!

    • かざぐるまさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子10歳、男の子8歳

     広いはらっぱで、のんきに暮らす羊の群れ。 彼らには、たった一つだけ悩みがありました。夜になると、オオカミが群れを襲い、なかまが一頭ずつ消えていくのです。 そこで、一頭のとしよりの羊が思いついた自衛手段というのが・・・?  なんと! とがった牙をはやすことでした。  死んだけものの牙を、アラビアのりでくっつけて、いれ歯をしたのです。  牙をむき出しにしたその顔は、それはそれは恐ろしい顔つきになり、それをまねして、群れの羊たちも競って牙のいれ歯を始めました。  これで一安心。 オオカミは襲ってこなくなりました。   ところが・・・  牙が邪魔して、草が食べられなくなった羊は、他の動物を襲って食べ始めたのです。
     
     水彩絵の具(?)を使って描かれた、荒削りな(これが味があっていいんです)絵と、お話の絶妙なコンビネーション。 何度も吹き出してしまいました。
     肉食になった羊は、不思議なことに勇気がもりもり湧いてきて、ライオンやトラにも負けない強い動物になったつもりになり、獲物を襲っていきます。  ここまでくると、あっぱれ! といった感じです。 「自然の生態系がこわれてしまう!」 なんて、思われる方もいらっしゃるでしょうが、最後のページに大爆笑の おち が待ち受けていますよ。おたのしみに・・・!

    掲載日:2003/07/07

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