そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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一人ぼっちだった島ひきおにが出会ったケンムン。 姿形は違えど、二人とも異形のもので、仲間といえるものがいない。 お互いの存在を認め合い、仲良くしていたのに・・・ 何とも哀しいラスト。 ハッピーエンドにならないお話は、子供向けには珍しいですが、子供にもきっと何か感じ取れるものがあると思います。 自分がどこに感情移入出来るかで、感じるものは違うかもしれません。 けれどどの立場にたっても、きっと得るものがある、そんなお話だと思いました。
投稿日:2020/05/16
『島ひきおに』の続編です。 その容姿ゆえ嫌われ者のおには、住みかの島を引っ張りながら 友だち探しの放浪をまだしているのです。 そしてたどり着いたある島で、ケンムンという化け物と出会うのです。 大きなガジュマルの木の化身ともいえるケンムン。 奄美群島に伝わる妖怪のようですね。 そのガジュマルの木から元気をもらったおにですが、 やがて、そのガジュマルの木が、ケンムンを忌み嫌う人間たちによって切り倒されるのです。 切ない心のすれ違いが痛々しいです。 やはり奥が深い作品です。
投稿日:2014/02/01
「島ひきおに」を読んでから、心に残っていたので、続編であるこちらも読みたくなりました。 前作では、切ない終わりかたで・・・ このお話では、一時とはいえ楽しい時間が過ごせていましたね。 でも、長続きはせず・・・より深い悲しみを感じました。
投稿日:2013/01/16
島ひき鬼とケンムンという化け物?の友情話です。切ないです・・・。 長いお話なので、子供たちが寝るときに私が朗読して聞かせています。 絵には表情があって独特ですが、もしかしたら小さい子には怖がる子がいるかもしれません。“ケンムンの始まり”とかはちょっと残酷な表現もあるので、子供に聞かせる前に確認することをお勧めします。
投稿日:2011/08/29
1作目があまりに切ない最後だったので なんとなく第二作目に(その切なさをぬぐってくれるのではと)無意識に思っていましたが やっぱり切ない、いや、以前以上の切なさをもつ終わりかたでした 子供はその切なさを感じ、 なぜそうなったのか 悲しみをもたらしたものは何なのか どうすればよかったのか を一生懸命に考えているようでした ハッピーエンドでは味わえないような衝撃を受け ショックとともに考えている感じでした
投稿日:2011/01/12
子供と一緒に『島ひきおに』のお話を読んだ後、ページの終わりに書かれていたのを見て『島ひき鬼』に続きがあったのを初めて知りました。 海の中をさまよい歩き、ようやく見つけた友達のケンムン。 人を殺し、だまし、最後は復讐され、ガジュマルの木に張り付けられた男から生まれた化け物のケンムンですが、誕生の経緯はものすごいですが、河童によく似たやさしい妖怪でした。 そんなケンムンと島ひき鬼とのやりとりは、級友のおやじって感じもありますが、お友達が出来てよかったねと、娘も喜んでいました。 『島ひきおに』も『島ひきおにとケンムン』も、やはり最後は人間の身勝手のせいで悲しい結末になってしまいます。 このお話をつうじて、見た眼の判断で人を差別してはいけないと、娘が感じてくれると嬉しいのですが・・・どうかな?
投稿日:2010/07/18
心に鉛を置かれたようでした。 島ひきおにが流れつづけた末に、やっとやっと見つけた 南の島のともだちケンムン。 ちょっとカッパ似でガジュマルの木からから離れられない たよりなさそうな妖怪。 やはり島民から嫌われている同じ身の上故に、友情が芽生えるのは 当然。 ケンムンは昔人間だった。 自分の身の上を淡々と語るケンムンにも心が痛みます。 そんなケンムンを見舞う島民たちの仕打ち。 一度、楽しい幸せな思いを味わっただけにその喪失感を考えると、 彼の悲しみ・怒りは計り知れない。 はたして彼らが犠牲にならなければならない理由は何なのだろう。 再び自分の心に問いかけました。 「私は島民になっていなだろうか?」
投稿日:2009/11/19
島ひきおにに続編があると知って、すぐに探しました。 ともだちを探し歩いた鬼に、やっとともだちができます。 相手は村人から嫌われているケンムンでした。 ケンムンがケンムンになった理由も書いてあります。 これは、あまりに残酷で、小さい子には向かないと思います。 山下さんは、このケンムンの話を知ってから、この鬼と会わせたいと思ったそうです。 同じように寂しいもの同士だからでしょうか。 ふたりは、仲良く楽しくすごします。 でも、幸せは長くは続かず・・・ こんどこそ、平和に暮らせるのかと思ったのですが、 人間の偏見には勝てませんでした。 そんな人間にも、ばちがあたります。 環境問題も含まれています。 自然と人間以外の生き物との共存。 簡単ではないのだなと思いました。
投稿日:2007/04/05
南の島に一人の鬼が流れ着いた。村の子どもたちの焚くたき火に近づいていくと、子どもたちがケンムンの噂をしていた。「あんれ、くせえぞ。だれか、へーこいたやつがおるな。」「おれじゃねえ。」「おれじゃねえ。」「それじゃおおかた、ケンムンどんだろうよ。」 すると、どこからともなく甲高い声が響いた。「うそだ! おら、へーなんかこいてねえど。」 それを聞いた子どもたちは一目散に逃げ出した…。 『島ひきおに』の続編です。一人ぼっちの鬼が、ケンムンという化け物と知り合い、友だちになります。ガジュマルの木の上で一緒に暮らし始めた二人は、楽しく幸せな日々を送りますが、やがてケンムンとの別れの日がやってきます。『島ひきおに』同様、哀愁の漂うおはなしです。ケンムンを失い、怒りと悲しみに満ちた鬼が村を荒らすシーンは、気持ちがわかるだけにやり切れない思いでした。そうして再び一人になった鬼が、ガジュマルを背負って暗い海を行く姿は、一人で島を引いて旅する前作以上に寂しさが伝わってきました。ガジュマルに羽を休める渡り鳥の存在が、そんな寂しさにポッと明かりを灯しているようで、救われました。鬼は今も一人で海をさすらい続けているのでしょうか…読み終わってなお行方が気にかかり…切なくなります。
投稿日:2007/01/17
島ひきおにの続編。 友達を捜して海をさまよい歩いた鬼は南の島でケンムンという友達を見つけます。 やっと友達を見つけて鬼はぐんぐん元気になっていきます。 このケンムンという友達はガジュマルの木を離れられない事情がありました。 二人はガジュマルの木の上で楽しく生活を始めます。 ガジュマルの木が命の源となっているケンムンは木を人間に切られ、やがて消えていきます。 鬼はせっかく見つけた友達を失い、ガジュマルの木が抜け殻となったケンムンを背負い海をまたさまよいます。 何ともいえず寂しい気持ちになったようですが、一生懸命な鬼に同情していた様子です。 4歳の子にはわかったかな・・・?と思いましたが“鬼、友達いなくなっちゃってかわいそう・・。”と言っていました。幼稚園に行きだしてお友達がたくさん出来た自分が幸せだと思ったんですね。
投稿日:2003/07/08
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