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空とぶライオン」 みんなの声

空とぶライオン 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1993年10月
ISBN:9784061318984
評価スコア 4.35
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みんなの声 総数 25
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25件見つかりました

  • がんばらなくていいのに

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    まぶしい黄色のライオンの絵と本のタイトルにに惹かれ読んでみました。

    元気なライオンの表紙とは裏腹に、ストーリーではライオンはだんだん疲れていきます。
    その理由は、猫たちの期待に応えて「頑張るライオン」を演じたからです。
    よく見られたいと思う気持ちで、ドツボにはまっていく優しいライオンの姿に切なくなりました。
    人間でしたら過労死するところでしょうか?

    そこは、絵本の世界ですから100年立ってライオンは生き返りますが
    また空を飛んでるライオンに、思わず「そんなにがんばらなくていいのよ」
    と声をかけたくなりました。

    文章の長さもそれほど長くないですし、小さなお子さんでも読めますが
    内容は大人でも考えさせられる深いものでした。
    名作ですね。さすが佐野さん!という感じです。

    投稿日:2012/05/03

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  • 尽くすこと

    優しいライオンですね。
    サービス精神にあふれて、みんなのためならば無理をしてしまいます。
    「そんなに頑張らないで」と思いながら読んでいたら、ライオンはとうとう動かなくなってしまいました。
    そのときの猫の気持ちはどんなだったかと、いろいろ想像しましたが、難しかったです。

    簡単な文章なので、子供でも読めますが、お話の意味まで考えることを思うと、大人向けかと思います。

    投稿日:2012/04/26

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  • 面白く奥深い

    • みるぴんさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子2歳

    佐野洋子さんらしさ満載の絵本です。
    ライオンに餌をとってきてもらうネコ達のキャラクターがとても面白いです。
    昼寝がしたいライオン、でも、ネコ達の期待に応える姿が、なんだか世の中のお父さんにも見えるし、忙しく習い事に通う子供達にも見えます。
    金の石になってしまったライオン。再び起きるとまた、ネコの言葉で空へと飛び立ち・・・ どういうことなんだろう?作者は何が言いたかったのかな?としばらく考え込みました。
    読み終わってからも、続きを考えて楽しめる絵本です。

    投稿日:2012/01/31

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  • 一番聞きたかった言葉は・・・

    立派なたてがみと、遠くまで届く勇ましい声をしたライオンのお話です。

    きっと、とても心の優しいライオンだったんですね。
    集まってきたネコ達にご馳走がしたくて、ついつい毎日、
    獲物を捕りに出掛けてしまうんです。
    そこにはきっと見返りなどは求めていなかったでしょう。

    ネコ達にご馳走してあげたいと心から思うライオン。
    ライオンにご馳走してもらうことを当前に感じているネコ達。

    ネコ達の期待に応えたくて、無理して疲れ果ててしまったライオン。
    そんなライオンを目の前にしても、ライオンの気持ちを微塵も
    感じることが出来ないネコ達の姿に、思わずはっとさせられる思いでした。

    「きっと、つかれたんだ。」

    それは、ライオンがネコ達から一番聞きたかった言葉に違いありません。
    ライオンの心身を解き放つ呪文として、それはとてもふさわしい言葉
    だったのだと思います。

    正直、内容が結構難しく、奥が深いストーリーです。
    大人でも一度読んだだけではきっと内容は理解できないと思います。
    私自身、2回は読み返しました。

    教科書に掲載されても良さそうなストーリーだなと思って調べたところ、
    小学校中学年の教科書に掲載されたりしていたことがあるようです。
    うちの子が現在中学年なので、タイミング的には良いのかな?
    一度、じっくり読ませてみたいと思います。

    投稿日:2011/01/21

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  • 人間も同じかも

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    周りの期待に応えたい、それでみんなが喜んでくれるのならなおさら・・・そんな気持ち、人間にもありますね。
    この内容は5歳の息子にはちょっと難しいかな、と思いましたが、ライオンの色が青や緑に変わっていくので、猫の期待に応えるのが辛くなって来ているライオンの気持ちが分かりやすくなっています。
    最後は優しい子猫の言葉でまた空に向かうライオン。
    私も子猫のような言葉をかけられる人間になりたいと思いました。
    大人も考えさせられる絵本だと思います。

    投稿日:2009/05/19

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  • 大人向けですな・・・

    先回りして相手の心を読みすぎてしまう自分の性格と
    この本の主人公であるライオンはとても重なり、
    なんとなく苦しくなるような一冊でした。
    どうしてこんなにつぼを押してくるんだろうなぁ、佐野洋子という人は・・・。
    娘にはまだ、この本に潜む深い意味を汲み取る力はないのですが
    もっと大きくなった時、この本がなにか支えになる時があるのではないか・・・。
    そんな気がする、とても長く大事にしていたい一冊です。

    投稿日:2008/10/24

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  • 頑張りすぎたんだね

    まだ、子どもには読んでいないのですが、「100万回・・・」の、さのようこさんの絵本に興味を持って購入した絵本です。
    (もう10数年前になります、まだ独身の頃)

    社会人になりたてだった自分とライオンを重ねて、
    「頑張らなきゃ、・・・頑張りすぎ?
    まだまだやれる・・・、もうだめ?」
    ・・・なんて自問自答した日々でした。

    奥が深い大人向けの絵本だと思います。でも、子どもたちも追い詰められる状況にあるこが増えてきている時代なのかもしれない。

    周囲の期待にこたえようと頑張りすぎるのは、らいおんのまじめでまっすぐな気持ちでもある。それを、認めてくれる誰かがいたらよかったのにな。

    わが子たちのがんばりに
    「今日も良く頑張った、たまにはゆっくり羽を伸ばそうか・・・。」と言える親になりたい。らいおんのように悲しい思いをさせないために。

    お勧めです。

    投稿日:2008/10/22

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  • ライオンの悩み。

    佐野さんはやっぱり猫が好きなんですね、と再確認できる絵本でした。
    遠い親戚みたいな猫に振り回されて弱ってしまうライオンのお話です。
    「空気を読んで」「お友達を困らせないで」なんて感じのメッセージを感じました。
    嫌な時は嫌と言っていい、困った時は助けを求めていい、と教えてくれお話です。
    このライオンに世の父親の苦悩を感じます・・・(笑)。

    投稿日:2008/08/30

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  • 空とぶライオン

    どんな おはなしかな? (そんな思いで手にしました)

    読んでいるうちに強くて、プライドがあるライオンがかわいそうで 切ない気持ちになりました
    もともと ライオンと聞いただけで、強くてたくましい、百獣の王というイメージがあります。

    ねこたちも、そうでした。 ごちそうをもらってんね。

     ライオンは、本当は、「ぼくの趣味は、ひるねでね。」
    そういってるのに、信じてもらえず、冗談にされてしまうの・・・・

    疲れても信じてもらえないなんて、かわいそう!
    ライオンがひとり「つかれた」とさめざめと なくのです。

    本当にかわいそうで涙がでますね。

    もう 本当に ライオンさんを解放してあげて!

    そう叫びたくなります。

    ああ〜・・・・

    人間だって、こんな事があるようで、
    本当のことを 弱さや、心の、ホッこりできることが、必要ですね。

    子どもたちなら、どんな風に感じてくれるんでしょうね?

    投稿日:2007/08/29

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  • やさしさが原動力

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    りっぱなたてがみのライオンを見たくて・・はじめはただ見たかっただけなんだろうけど・・人のいいライオンは身に来てくれるねこたちにごちそうがしたくて空をとぶように地面をけってえものをとりにいきます。
    毎日くるねこたちに『昼ねが趣味だ』と言うのですが・・伝わりません。ねこたちはらいおんに会いにくるだけでなくごちそうがほしかったのかもしれません。
    毎日だとさすがに疲れてしまったライオン・・・
    ひとり・・『疲れた・・』となく姿はとても悲しいものです。
    ほめられ・・すごいといわれると弱音ってなかなかいえなくなりますね。

    とうとう動かなくなってしまって・・きんいろの石になっていまい、やっと・・『ひるねが趣味でね・・』のライオンの言葉を思い出したねこたち。
    とんでもないようにならないと大事なことって思い出さないものなんです・・・
    期待させて期待されてうらぎらないようにがんばるいい子、がこわれちゃうってきっとSOSは出しているのに、気づかないふりしてしまうのが親なのかも知れません。

    何年も石のままでとおりゆく猫が『これは何?』と聞く子供猫に『なまけもののライオンだよ・・』と話す親猫もいます。
    『むかしむかしとてもりっぱなライオンがいたんだって』
    『じゃあ、どうしてねているの?』
    『きっと、疲れたんだ・・』
    の一言でうーん・・と身震いをしてライオンが目覚めました。

    よかった・・死んでいなかったんだ・・とほっとしたこどもたちでした。
    「また、がんばるのかな?」
    「疲れて石になっちゃうかな」
    「今度は無理しないでお休みしたらいいんだよ」
    「ライオンにたよってばかりの猫たちがいけないことしたって思えばいいんだよ」

    人を思いやる気持ちがある間はみんな元気に頑張れるんだよ・・

    投稿日:2006/07/14

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