この絵本を読んで、
なんて幼いおじさんなんだろう、
と思ってしまう自分もいるけど、
このおじさんがいる社会はきっととても優しい社会
なんだろうなと思います。
自分がさしている傘に他人を入れてくれる人がいて。
ある傘を使いたくない、それほど傘に
愛着を持って
大切に大切にしているおじさんがいて。
そのおじさんはあるきっかけで
子どもの言葉に耳を傾けることとなり
その子どもの言葉を聞いて、
自分を変えるきっかけとした。
傘をさして帰ってきたおじさんを見て驚きつつ、
温かく見守るお家で帰りを待っている奥さん。
なんだか時間がゆったりと流れていて、
きっと優しい社会、そんな気がします。