日が沈み、辺りが薄暗くなってくると、はりねずみは、こぐまの家にでかけます。
お茶を飲みながら、星を数えるために。
歩き慣れた道も、霧のためいつもと様子が違って・・・・・。
突然、姿を現す、白馬や巨大な木・・・。
はりねずみは、どきどきしながら一人で歩いて行きます。
はりねずみの後ろ姿や表情がどこか心細げです。
そのくせ、絵本からは、一生懸命な様子が伝わってきます。
「人生の中で、困ったり、不安になったり、いろんなめに合い、でも、絶望した時、誰かが助けてくれる。」
そんなメッセージが込められている作品だと聞きました。
霧を抜けて大好きなこぐまのもとにたどり着く小さなはりねずみ。
どんな子どもにも、
待っていてくれる存在がある事・見守ってくれている存在がある事が必要なんだ思います。