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さくらの里の風来坊」 みんなの声

さくらの里の風来坊 作・絵:川端 誠
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:1997年
ISBN:9784892386466
評価スコア 4.6
評価ランキング 3,149
みんなの声 総数 14
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  • 主人公も成長するんだね

    風来坊シリーズは、木彫りにかけては天下一品というお坊さんの大活躍する絵本。主人公は、無骨で人情味があって、とても親しみが持てるお坊さんです。
    その中で、「さくらの里の風来坊」は、悲し過ぎる話で、風来坊が大きく成長した作品だと思います。目の前で、馬にはねられて死んでいく母親。シリーズの中で、初めて風来坊は人を救うことが出来なかった。自分では、どうにもできない、武士への怒りと、無力感。
    風来坊は母親の古里を訪ねます。供養のため出来ることは、自分の悔しさをこめてやはり木彫りの観音像を作ること。観音像を手作りの祠におさめて、死んだ母親が見たかったという満開のさくらを見渡す風来坊の表情はとてもいい顔をしています。

    風来坊シリーズ。
    最初の「風来坊」では、荒削りなお坊さんでした。それだけ印象に残ったのですが。
    「かえってきた風来坊」では、子どもたちを救い、権力に立ち向かい、正義感を力で表現していました。
    「風来坊の子守唄がきこえる」では、火の中からすくった赤ん坊を親に返すまで育て上げる、人情味が出てきたお坊さん。お坊さんが親になりました。何もいわず子どもを親の手元に残し立ち去るお坊さんは、とても哀愁があって素敵でした。
    「風来坊危機一髪」では、機転の利くお坊さんに成長していました。スピード感があって予想外の展開で最後にあっと言わせてくれます。シリーズの中で、息子が一番気に入った作品です。

    そして、「さくらの里の風来坊」。お坊さんは、挫折を知り、一回り大きくなったように思います。子どもには、少し悲しすぎるかもしれないけど、このシリーズ、次の作品を見たい。

    絵本のシリーズものというと、パターン化されていて、だんだん感動が薄くなっていくように思っていましたが、巻を重ねるごとに、主人公の成長を見せてくれる。
    川端誠はすごいと思いました。

    掲載日:2009/02/09

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    1
  • 江戸時代の理不尽な身分制度は…。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    主人公の「風来坊」さんはとてもごつくてインパクトがあります。
    でも、とても心優しいお坊さんです。
    たまたま、目の前で不幸な死を遂げた女性のために、自分が何もできなかったことを嘆いて、ひたすら仏像を彫る姿はかっこよかったです。

    川端さんの作品ですからどの絵もはっきりしていて遠目がききます。
    言葉も簡潔で読み易いです。
    ただ、「お坊さん」が主人公で、江戸時代の身分制度の理不尽さを嘆いている作品なので、今の子どもたちには実感として理解しにくいかもしれません。
    読み聞かせに使うなら、一緒に持っていく作品にもちょっと気を付けて、
    「さくらの里…」を飲み込みやすくするものを選んでいくといいかもしれません。

    掲載日:2016/01/19

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    0
  • 風来坊シリーズ知りませんでした

    満開の桜の表紙に惹かれて手に取りました。
    主人公は、気ままな旅暮らしをする木彫りの得意な風来坊。ショックなシーンに出くわしてしまい、自分には何も出来ない無念さを、木を掘ることで慰めます。
    川端誠さんの絵本は、落語絵本や『うえきばちです』のようにユーモラスなものばかりだと思っていたのですが、こういった骨太のおはなしもあるんですね。
    風来坊シリーズ気になるので他も読んでみたいと思います。

    掲載日:2015/04/15

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  • 小学校高学年位からかな?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    風来坊シリーズ3冊目です

    桜だから、春のおはなし会にいいかな・・・
    読んでいくうちに
    涙で目がうるうる・・・
    鼻水が・・・
    だめだ・・・私は読めないなぁ・・・

    昔の武士の世がイメージ出来ないと
    ちょっと無理かな

    武士に対する怒りも覚えますが
    それ以上に

    子を思う母親の気持ち
    だんなさんが思う奥さんへの気持ち
    詳細は聞かなくても見守るお坊さん

    自分の無力を感じながらも
    亡くなったお里さんを供養する風来坊

    参りました
    桜を見渡す場面で
    気持ちが救われます

    掲載日:2011/02/28

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  • 悲しすぎます。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    侍の馬の前に飛び出した我が子を助けるために、命を落としたお里さん。そしてその様子を見ていたのに、何もできなかったことを悔やむお坊さんができることとは…

    『侍が何をしても許される。』
    そんな時代の悲しみ、そして、抵抗が描かれている、重みのあるお話でした。
    全ての悪魔を降伏させる不動明王像の顔は、あまりにも恐ろしく、風来坊の気持ちがこもっていました。
    そして、お里さんの思いを果たすために作られた観音像との対比に、今も尾を引く格差社会の現実を知らされているようでした。
    ちょっと粋な風来坊、大きな仕事をしてくれました。

    掲載日:2009/10/23

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  • 迫力のある絵。

    なんとも辛いはじまり。
    お里さんに感情移入してしまいそうになったところで、
    「いつの時代も自分たちのつごうのために 人の命を・・・」
    のくだりに。
    そこで、これは昔だけの話ではないのだ、とハッとさせられました。
    また私の中にもこういう侍的な部分はないだろうかと
    思わせられました。

    とても迫力のある絵で一気に読めます。

    掲載日:2009/06/08

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  • 風来坊の優しさ

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    これまでの風来坊シリーズは、風来坊の木彫りの技術のほうがクローズアップされていた印象がありました。
    今回は今までとはちょっと違うお話。
    風来坊の優しさがジーンと胸にしみる作品です。

    子の為に命を落とした母親を目の前にした風来坊。
    そんな風来坊が作った木彫りは、人の命を何とも思わない侍に対する怒りの念をこめた不動明王像。
    そして、さくらを見るのを楽しみにしていた母親を想いながら作った観音像。
    風来坊は母親の最後の願いをかなえようとしたのです。

    お経はよむことができない風来坊ですが、人の気持ちはちゃんとよむことができる心の優しいお坊さんなのだとしみじみと感じました。

    掲載日:2009/04/09

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  • ちょっぴり切ない

    風来坊シリーズ大好きです!!

    強くて頼りになるこんな人がいたらなあと
    思ってしまいます。

    そしてさいごには
    ちょっぴり切なくて泣けてしまいます。

    是非、読んでみてください。

    掲載日:2008/10/22

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  • 感動の1冊

    絵が元気な感じがする割に内容は、小さい子にはちゃんと理解できるかな?!と心配しながら読み聞かせました。
    子供たちはわかりやすく、元気のでる絵を見て内容を理解していました。「いつの時代にも自分たちのつごうのために人の命をなんとも思わない人間がいる。」というところで息子が「前に読んだ本の原爆落とした人たちも同じでしょ。」と理解できているところがとても嬉しかったです。
    話も長くなく、絵と文が5歳くらいでも理解できるところがとてもいいと思いました。最後の桜の満開のページは美しいです!!ぜひ購入したい1冊になりました。

    掲載日:2007/03/21

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  • それでも涙は見せないのだ!

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    わが子を助けようと、侍の早馬にはねられ命を落とした「お里」さん。
    馬はとまることなく彼女をふみつけて、
    そのまま走り去ったのでした。
    侍が何をしても許され、それで人が命を落としても
    どうにもならぬ、そんな時代。
    その理不尽な死を目の当たりにしながら
    何もできなかった後悔におそわれる風来坊。
    一人、ある村へ来て一心に木を彫るのでした。
    その村は、桜満開のお里さんの故郷・・・。
    今回は、お笑いナシ!
    剣でなく、ナタとノミで生きていくのだ。

    掲載日:2006/12/19

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