「あのね、わたしのたからものはね」 ママの声

メアリィ＝ジョーは

クラスの友達のように自分の宝物の

お話をしたいのですが、なかなか言えません。

恥ずかしくて言えない

言おうと思ってたことが誰かとかぶってて言えない

そんなことのくりかえしで　

宝物の話をしてないのは彼女だけになりました。

みんなと同じような内容でもいいのにな、と

思いましたが、発表するからには

自慢できるようなお話をしたかったようです。

最終的に決定した宝物の話は

とても素晴らしくいいアイデアだと思いました。

子供らしいと言うか、個性が出てよかったです。

息子が低学年の時にすきだった絵本です。
みんなの前で、自分のたからものの話をすることに自信がなく、何かいいものはないかと考えてばかりの主人公の女の子。
ありきたりなものではなく、特別なものにしたいと思っていたところ、ある晩、パッと素晴らしい考えがひらめきます。
子供達にとっては、学校の日常に近いので、共感するのではないでしょうか？
大人も嬉しくなるお話です。

クラスのみんなの前で、自分のたからものについて発表するのは、はずかしがりやさんにとってはとても勇気がいることと思います。クラスにこんな子、1人、2人はいたな〜と思いながら読みました。なかなか発表できない主人公の女の子でしたが、最後に彼女が発表したたからものは、だれもが納得するのではないでしょうか。お父さんも発表を聞いて満足そうでした。

今週たからものを小学校に持っていって発表する予定の
小１の息子に、同じく小１のメアリィ・ジョーのお話をしました。

私も初めて読むので、
メアリィが何を持っていくのかわからず、ドキドキしました。
なぜなら、発表しようと思っていたものが
みんなが持っていたり、もっとすごい子がいたり、
やる気になっていたメアリィの気持ちもしぼんでしまう経験は
誰にでもあるんじゃないでしょうか。

息子も自分のことのように感じるのか、
全く落ち着かずに、そわそわしながら聞いていました。
メアリィのように、自信を持って発表ができたらいいなと願っています。

「自分にとってのたからもの」をなかなかみんなの前で
発表することができなかったはずかしがりやのメアリィ＝ジョー。
はずかしがりやの子にとって、みんなの前で発表する・・しかも
「たからもの」だなんんて、自分の心の奥底について告白するよう
なものですから、本当にどきどきだっただろうなあって思います。
「だれもかんがえつかなかったもの」なんて、自分で自分の
ハードルを高くしてしまいますしね（だれかと一緒でもかまわない。
それが自分のたからものだって思えるなら・・って大人だったら
思うことができますけど、子どもには子どもなりの考えがあります
ものね）。
子どもでいることも、なかなかに大変です。
最後には、ほんとにみんながおもいつかなかった、とびっきりの
たからものについて話すことができてよかったなあって思います。
みんなもうらやましくなっちゃったでしょうね。
娘だったら何がたからものだって思うかなあ。
きっと一番先に目についたものをたからものだって言いそうです（笑）。

今、１年生の息子も国語の時間に、「ぼくのたからものは」という発表の時間が
あったそうです。その為か、とても、ストーリーに共感したようでした。
また、息子のクラスメートの中にも、主人公のメアリィ・ジョーみたいに
なかなか話せなかった子がいたみたいで、じっと本の話を聞きながら応援して
いるようでした。

日本人の描いた幼年童話より絵が少なめですが、とても可愛らしい話でした。
是非、読んでみてください。お薦めです。

たからものはお父さんだなんて
そんなこと言われたら父親でなくても
母でも嬉しいです。
自分でたからものってなんだろうって真剣に考えて
出てきた答えがパパなんだもの。
娘さんがいるお父さんはきっと感動すると思いますよ。

名古屋市立図書館のおすすめ幼年童話７０の中にあり読んでみたかった本です。

気がつきませんでしたが、「木はいいな」のユードリイの作品でした。

息子の学校でも「たからもの」を発表することがあり、息子も主人公のメアリィ同様に悩んでいたことを思いました。

みんなと比較するわけではないのでしょうけれど、何が一番のたからものかと真面目すぎる性格の子どもは一生懸命に考えすぎて答えがなかなか出せないんだろうなと思いました。

特にバッタのエピソードのところは、出しにくいだろうなあと思いました。

いろいろと考え抜いた末に出した答えがとても素晴らしく心温まるもので、ああよかったと思えました。

ここにでてくる女の子は我が息子と同じ小学１年生です。はじめは自分のたからものの話しをいつまでたってもできませんでした。でも、ある時　やっとの事でたからもののはなしができるようになるんです。この女の子の宝物とは・・・？それを知ったとき　こころがじ〜んとしました。とってもすてきな宝物でしたよ。