「もうすぐおしょうがつ」 ふつうだと思う みんなの声

くりのきえんの子ども達がお正月を楽しみにする姿を描いたお話です。

寒くて園に行きたくない気持ちと、その反面みんなと一緒に遊びたい気持ちが上手く表現されていると思いました。
何と言っても、こたつの中で羽子板などをやってしまう（夢の中）という発想が面白いなぁと思いました。

羽子板や凧揚げ等、伝統行事を子ども達に伝えるには、オススメの一冊です☆

寒いという理由で園に行きたくないちろえは、病気になったと嘘をついてずる休みをしてしまいます。

でも本当は園の楽しい行事には参加したいのです。そんなちろえの気持ちを察したかのように、こたつの中からお友だちが誘いにきます。きっかけさえつかめれば、次の行動が楽になるのでしょうが、一度動かなくなった気持ちを動かしていくのはなかなか難しそだと思いました。

かわいらしい絵の多いいもとようこですが、ちろえが捕まったりゅうの絵は迫力があり怖かったです。

ちろえは、園に行けるようになったのでしょうか？

私としては、ちろえを誘いにきたお友だちが夢ではなくて、本当に誘いに来てくれてお友だちとの交流の中で、ちろえが心を変えていくというお話の方が望ましかったような気がしました。