「ミミヨッポ」 ママの声

ミミヨッポには友達がいません。
ある日、井戸の中からミミヨッポを呼ぶ声が聞こえて、覗き込んだ時、井戸の中に落ちてしまいます。
一瞬、大丈夫？と不安になるのですが、井戸が海につながっていて、夢があって、素敵だと思いました。
最後にはミミヨッポにも友達が出来、心が暖かくなりました。

友達が欲しいうさぎのミミヨッポの不思議な冒険のお話です。
色んな動物が、たくさんの色を使って描かれたきれいな絵が素敵でした。
「友達って、自然と出来ちゃうもんだね」という結末が温かい。
あの時ミミヨッポを読んでいた声は、牛さんだったのかしら？

ミミヨッポはうさぎの名前。
お友達のいないミミヨッポ。
ある日、井戸の中から名前を呼ぶ声が聞こえます。
覗き込んだとたん。。井戸の中へ落ちてしまいます。
そこからが不思議の世界。。
長男はどうなるの？どうなるの？といった感じで
聞き入っていました。
最後は、夢だったのね。。で終わるのですが、
牛さんと仲良く歩いて行く姿に、友達できたね。。と
長男はホッとしている様子でした＾＾☆

これは長男が何度も読んで！と持ってきていた絵本です。
井戸の中や、海の中の、日本画のようなとても緻密で
不思議な美しい絵には見惚れてしまいました＾＾☆
終始優しい空気が流れていてとても穏やかな絵本ですよ。

「ミミヨッポ」というのは、主人公のうさぎの名前。
井戸に落ちたら、そこは海の底…という設定に違和感を覚えました。
そこで楽しい話が展開するのかと思いきや、そういう訳でもなく…。
ストーリーに一貫性がないために、
読者を必要以上に右往左往させている印象を受けました。

２００２年第１８回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞を
受賞した作品なんですね。レトロ感のあるイラストだったので
もっと昔の作品かと思ってしまいました。
レトロ感のある作品にも好きな絵本は多いのですが、
この作品に関しては、イラストもストーリーも好きになれませんでした。m（_ _”）m

うさぎを飼ってる我が家にとって、うさぎが主人公の絵本は魅力的で、ついつい手に取り、借りてきました。

新しいのにレトロな感じの絵がとても素敵♪｢鳥獣戯画｣みたい？！

でも、絵に対してお話がイマイチだったような気がします。
例え、夢の中のできごとだったとしても、夢だか現実だかわからないような（長谷川・降矢コンビのような）絵本が好きなので、
せっかくの冒険が夢だったとわかった瞬間に、興冷めしてしまいます。
牛さんと友達になるストーリーに、海のシーンは必要だったのかどうか？！
ちょっと、辛口評価になってしまいました。ごめんなさい。

井戸から聞こえてくるささやき声に名前を呼ばれ
井戸の中を覗いたとたん、その中に落ちてしまったミミヨッポ。
なんと、井戸は海とつながっていて、イセエビ・アザラシと出会います。
友達になりたくて声をかけるミミヨッポですが、そこにクジラがあらわれ・・・・。
さあ、どうなる！ミミヨッポ！
そして友達作りは成功するかな？
＊不思議の国のアリスのような・・眠ってしまっているあいだに夢を見て・・・
そんな感じのお話でした。
内容は私個人的にはいまいち。
でも、絵は緻密でとっても美しかったです｡