庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木− 庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木−
文: ジェフ・ゴッテスフェルド 絵: ピーター・マッカーティ 訳: 松川 真弓  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!

ぼくの見た戦争 2003年イラク」 みんなの声

ぼくの見た戦争 2003年イラク 作:高橋邦典
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
本体価格:\1,300+税
発行日:2003年12月
ISBN:9784591079652
評価スコア 4.17
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  • 戦争をどう伝えるか

    カメラマンの高橋さんが実際にアメリカ兵と同行を共にして写した写真からなっている本。
    高橋さんの姿勢、疑問、生き方があとがきに書かれているので、それを読むとこの本の意味が理解できてくると思います。
    写真からなる本でストーリー性のない本は、編集の仕方、写真の取り上げ方で様々に訴える意味を変えてしまいます。
    戦争の残酷さ?
    アメリカの正当化?
    兵隊とは何か?
    イラク人は悪いのか?
    人が死ぬってどんなこと?
    遠く離れた日本で、外国のこととして写真を見る人間には、伝わる要素は様々です。
    戦争は間違いなく悲惨なものです。
    では、なんでこの戦争は起こったのでしょう?
    避けることはできなかったのでしょうか?

    アメリカ兵もごく普通の人間だと語られます。
    仕事としての義務を果たさなければ、家に帰れない?
    踏絵のような従軍。
    生きるか死ぬかは、運なのでしょうか。
    彼らにとっての仕事が、殺人でもあるところに、言いようのない理不尽を感じます。
    金のためでもなく、義務でもなく、武器も持たずに彼らと行動を共にする高橋さんを兵士たちは奇異に思ったことでしょう。
    それでも、高橋さんは人間としてのアメリカ兵を写しつづけます。
    人間としてのイラク兵も写します。
    死体は即物的に写されます。(気を抜くことのできない戦場では、感慨にふけっているゆとりなどないのです)。
    高橋さんはイラク人の生活をも写します。

    イラク人は間違いなく犠牲者ですが、アメリカ兵も犠牲者かもしれない。
    この写真集はメッセージの羅列です。
    そして、写真家としての高橋さんの姿勢をはっきりと表示しています。
    自らの命を賭して赴いた戦場。
    高橋さんはこれからも写真を撮り続けると言いました。
    戦場で目にした悲惨さよりも、写真で物事を伝えることにやりがいを感じているのです。

    戦争をどのように伝えるかということと、戦争を見る目を学び、そして様々な人の生き方を目にしました。
    できれば、このような悲惨がないところで、この本から手にしたことを体現してほしいと思います。
    子どもにとって、考えるための提言のいっぱいつまった本だと思います。

    掲載日:2011/04/24

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  • 誰がわるい?

    • いーめいさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子8歳、男の子5歳

    子どもが一人(または子どもだけ)でなく、大人が一緒に読むべき
    本だと思いました。
    実話ですし、写真ですから、戦争のざらざらした感じが伝わってきます。高橋さんの命がけのお仕事です。
    表紙のような写真ばかりではないので、本当に子どもだけで
    見てしまうとショックが大きい場合もあるでしょう。
    子どもの心のケアをしつつ、大人が一緒に考えるべき本だと思います。

    掲載日:2009/07/27

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  • 私は子どもにこの絵本を見せるのか。

    2歳の娘にはこの本は見せていません。ただ、親としてこのような本は子どもが大きくなったら見せるべきか見せないべきか、また、見せて私は子どもにいったい説明することができるのか、どのように説明すべきなのかを考えさせられました。そしてまだ結論はでていません。子どもがまだいない時にこの本に出会っていれば、残酷な写真がたくさん載っている本だし手に取ることもなくして終わったと思いますが、子どもを持った今の私には、考えるきっかけを与えてくれた本です。

    掲載日:2006/04/07

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  • 寝た子を起こそう!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳

    絵本といっていいのかどうか?
    ただ、この本の存在を知ってから、子供たちと一緒に読みたい、とずっと思っていた写真集です。

    部活動やスイミングで疲れきって、今にも眠ってしまいそうな長男(小5)が、果たして最後まで聞いてくれるだろうか、と不安がよぎったのですが、途中から身を乗り出してきました。気になること、疑問に思うことが、後から後からわいてくるようで、質問攻めにあいました。

    思わず目をそむけたくなるような、悲惨な写真もたくさん出てきます。
    でも、あえて、私は3才の次女も含めて、3人の子供たちにありのままを見せようと思いました。最近、悲しいお話を読むと、泣いて「もう、こんな悲しいお話読まないで。」と訴える次女ですが、彼女なりに真剣に見ていました。自分と同じくらいの女の子や、もっと小さな赤ちゃんが、家を追われ避難する写真に、特に関心を示しました。
    私が絶えず言い聞かせている「死んじゃったらもう、会えないんだよね?!」という言葉が、響きました。

    作者の高橋さんの言葉は、決して難しくなく、カメラマンとしてだけではなく、ひとりの人間として、心から感じたままを語りかけてくるので、子供でも十分受け止めて、そして自ら考えることができると思います。

    昨日(16.9.16)の朝日新聞の天声人語に、イラクには化学兵器などが存在しなかったと書かれていました。
    あれだけ多くの人が亡くなって、一体何のための戦争だったのでしょう?
    正義の戦争なんてあり得ない、人と人が殺しあう正義なんて絶対にないんだと、子供たちにしっかり伝えたいです。

    掲載日:2004/09/19

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  • 戦争ってなんだろう?

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳

    これは、絵本ではありません。イラク戦争の写真集です。「絵本ナビ」の趣旨からは外れるかもしれませんが、多くの人に見て読んで考えてほしいと思い紹介します。
    この本はアメリカのメディアに勤める高橋さんが、アメリカ海兵隊と約1ヶ月の間行動をともにし、主に海兵隊の兵士たちを撮影した写真と、戦争終了宣言が出されてから単独でイラク市民を撮影した写真から構成されています。文ももちろん高橋さんで、現場でいろいろなことを感じていたであろうにも関わらず、むしろ、淡々とした語り口です。それは、私達に「この写真を見て自分で考えてくれ」と言っているようです。
    遠いイラクでの戦争。日本にいる私たちに報道各社が届けてくれるニュースは、フィルターがかかっていると思います。そんな中で、この写真集は、限りなくニュートラルな立場からの情報と思えます。
    戦争って、なんなのか。なんのためにやるのか。今、子供達だけでなく、子供達の親の私達も、もはやわからないのではないでしょうか?日本で戦争を知っているのは私たちの親の世代までなのです。
    アメリカの正義、イラクの正義、日本の正義、政府の考え、庶民の考え、どの立場に立つかで「戦争」の捉え方、感じ方が変わってくると思います。この写真集を見て、お子さんと一緒に考えてみてください。
    中には、悲惨な写真もあります。下読みしてから、お子さんに見せてください。

    掲載日:2004/02/06

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