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ぼくは くまのままで いたかったのに」 みんなの声

ぼくは くまのままで いたかったのに 作:イエルク・シュタイナー
絵:イエルク・ミュラー
訳:おおしまかおり
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:1978年10月
ISBN:9784593500802
評価スコア 4.53
評価ランキング 5,164
みんなの声 総数 18
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  • 再読です

    今から30年ほど前3歳の息子が書店でどうしてもほしいと言い購入しました。毎晩何度もせがまれて読み聞かせるたび、必ず泣くのです。自分をわかってもらえないことに共感したのでしょうか?
     先日、保育士の姪から園児たちに読み聞かせる良い本はないかと相談を受け、改めて購入して読んでみました。自分の意志にかかわらず自分が自分でなくなってしまう現実。ほんとに泣いてしまいました。何度も読み聞かせていたはずなのに最後はどうだったかすっかり忘れてしまい、このたび再度読み返して少し安心しました。

    この本は与えるのではなく、ぜひともお母さんと読んでほしい絵本です!!

    掲載日:2014/06/12

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  • くまが冬眠している間に 人間達が 山の中を開発して 工場を造りました
    くまが冬眠から目を覚ましたら・・・なんということでしょう 
    工場の職長は くまとは思わず なまけものの 労働者と思うとは
    なんという展開に そこからのくまの体験  人間との対応だけでなく 動物園のくまも ちがうと くまだと認めてくれず・・・・・ サーカスでは笑われ 悲しくなるくま こんな展開になるとは、  そして 人間と一緒に労働者として働く羽目に 服を着て 顔を剃りくまの 運命はどうなるのでしょう?
    しかし 秋から冬に季節が変化すると くまは 冬眠したくなるのですね
    ねむくてねむくて・・・・・
    とうとう 工場はくびになり 追い出されます
    そして 森に行くのですが・・・・・ くまは 本来の 動物の本能を忘れてしまって ほらあなで 眠ることさえ忘れてしまうのです
    こんなことあるの?
     
    雪と寒さの 氷の中で じっとたたずむ くま
    そのとき なにか だいじなことを わすれてしまったらしいなと  くまはおもうのですが・・・・・
    凍え手死んでしまうのですね

    ラストはかわいそうでした

    現実にくまが 人間を襲い 死んでいる人がいるとニュースで聞きますが・・・・  自然の摂理がやはり おかしくなってきているのではないでしょうか?
    人間と動物たちが 共生して生きていく 昔もこれからもそうだと思います
    しかし 変化しているのを 感じます
    この本は いろいろ 考えさせられる本でした

    掲載日:2017/06/09

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  • ミュラーとシュタイナーのイエルク・コンビはどうして痛烈な告発的な絵本を作るのでしょうか?
    この絵本の救いようのなさに、私は固まってしまいました。
    自分は社会からどのように見られているのだろう?
    自分の生き方って何だろう?
    数々の疑問符が浮かんでくるような絵本です。
    落ち込んだ自分を慰めるような内容に思えました。
    敗者の憐れみ合いのようで心地よくはありません。
    絵本は再びくまが冬眠するところで終わりますが、このくまが自分を解放する春は来るのでしょうか。
    鋭い問題提起だと感じました。

    掲載日:2015/01/22

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  • 自分を見失っていないか

    他の方のレビューで「大人のための絵本」とあったので興味を持ちました。
    人間の身勝手さを痛烈に描いた、シュールな絵本です。冬眠中に工場ができ、知らずに出て行ったら、人間たちに働かせられることになったくまの話。くまは働いているうちに自分がくまなのかなんなのか分からなくなってしまうのです。
    挿絵がとても素晴らしいので、引き込まれました。さすがに意味が分からないだろうと思っていた4才の息子も、じっと聞き入っていました。
    私は読後、少し怖くなって苦しくなりました。でも一緒に読んでいた4才の息子は、「もどれてよかったね」と言っていました。
    これからも時々この絵本を開いて、自分を見失っていないか自問する機会にしようと思います。

    掲載日:2014/05/22

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  • どうか、思い出して欲しい

    読んでいる途中から、強烈な印象を受けました。
    クマだったはずなのに・・・いえ、今でも、クマのままのはずなのに。
    強引な力を感じました。
    どうか、クマだったことを思い出して欲しい、と願わずにはいられませんでした。

    掲載日:2013/04/19

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  • 極寒の日に炬燵で暖まりながら読みたい

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    訳者のおおしまかおりさんは、絶対作者のファンだと思いましたね。
    邦訳の分に「愛」が感じられました。
    作者イエルク・ミュラーとイラスト担当のイエルク・シュタイナー(絵と文の名前が同じなんてすごいですね!)はスイス生まれ、スイスの作家さんの作品です。

    冬眠から覚めたくまが毛むくじゃらの人間と間違えられて、工場で働く羽目になる。何とも変な話です。
    人間に間違えられ、「間違えてるんだ」という想いさえ立ち消えそうになるくまの憂鬱さが、とてもよく出ていました。
    なかなか深いお話です。

    冬の山の寒々とした雰囲気が絵からにじみ出ていて、この絵本はとっても寒い日に炬燵であったかい物を飲みながら読みたい作品だな。と思いました。
    ただ、字が多く、ページ数も絵本のわりに多い作品です。
    きちんと考えながら内容を把握するためには、高学年から中学・高校生にお薦めします。
    (絵を楽しむだけなら、小学校中学年からでも大丈夫だと思います)

    掲載日:2011/10/05

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  • 大人の為の絵本

    • みるぴんさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子1歳

    大人にぜひ読んでもらいたいです。
    ある日、捕まえられたクマがひげをそらされ、服をきさされて
    工場で働かされます。
    最初は、クマなのになぜ?と思っていたクマ。
    最後は、クマだと認められ、山に戻れたけれど、冬眠の仕方も忘れてしまいます。

    読み終わった時は、複雑な悲しい気持ちになりました。
    ルーティーンでただ日々を過ごしているだけになっていないだろうか?
    自分で考える力を持ち続けているだろうか?
    自分の大事なことを忘れていないだろうか?
    色々と考えさせられます。
    なんとも深い一冊です。

    掲載日:2011/09/13

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  •  タイトルからコミカルなお話かと思い読みましたが、とてもまじめなメッセージの詰まった作品でした。

     人間の自然破壊のとばっちりをくう熊。
     冬眠している間に森の木は切り倒され、人間がだけが恩恵を受ける為の工場が建てられてしまっていました。
     春に目覚め、跡形もなく消えた森に呆然としている熊。
     そこへ工場の職長がやって来て「とっとと仕事につけ」
     「ぼくは くまなんだけど・・・・・・。」と答えても一蹴され、人事課長、副工場長、工場長、社長までまわされ、終いには熊であることの証明を求められ、人間に飼い慣らされた動物園やサーカスの熊たちに面談するも、仲間じゃないと拒絶され、・・・。

     ここまで読んで、自然破壊への警鐘だけではないメッセージも感じました。
     突然遭遇した悲劇の前に、大きな力に抗う術もなく、「これで良いのか?」という自問自答を繰り返す日々の熊の姿に、日常の中にかつて抱いていた大志が埋もれて行くことに不満を押し殺し暮らしている人間社会の縮図を見る思いもしました。
     さらに、冤罪で捕らわれた人・大きな誤解を受け一人弁解に回りようもない世の中の冷たい目にさらされる不幸に襲われた人の姿も想像してしまいました。
     世の不条理に流されて、嫌と言うほど知らされる己の非力さ、そして空しさが熊の言葉から伝わって来ます。
     
     まずは、自然の恵みに対する人間の傲慢な奪取についてへの強い抗議として受け止め、再読しました。

    掲載日:2010/12/20

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  • 大事なことを忘れて・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    ミュラーとシュタイナーで最初に組んだ絵本です
    人間が自然を破壊し続けることへの風刺がきいたお話になってます
    どう見たって「クマ」でしょうに、なんでわかんないの・・・?
    その理由は・・・社長さんとくまはこうあるべきみたいなことで押し通されてしまうのです
    労働者としての扱いを受けることで、くまは大事なことを忘れてしまいます
    ユーモラスではあるのですが、くまがかわいそうでなりません
    こんな気持ちで「人間」をやっている人もいたりして・・・
    わたしももしかしたら、違う動物・・・?

    掲載日:2010/11/30

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  • 自分とは

    どんどん自分を見失って無気力になっていく過程が見事に表現されていて怖さを感じます。
    ラストにくまが大事なことを思い出したようで心底ホッとしました。

    掲載日:2010/02/16

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