「くまどんときつねどん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

このお話に出てくる狐は何とも言えない感じで意地悪でした。うちの子もこの狐を見ながら、「こんなことしていたらダメなんだよ〜！！」って言いながら怒っていました。でも、最後には仲良くなっていたのが素敵なお話でした。

4歳5ヶ月の息子に読んでやりました。くまどんが一所懸命手入れをして育てている畑にきつねどんがちょっと悪知恵を働かせます。一緒に手伝うから、できたら半分こにしようと。ただ、育てている野菜によって半分このしかたで大きな損が・・・。そんなことに気がつかないのか？くまどんはいつも貧乏くじを引いてしまいます。でも、くまどんのやさしさにきつねどんは心を打たれるんです。きつねどんの悪賢さといったらありませんが、息子もなんとかそれはわかったみたい。だからこそ最後の展開にちょっと意外性を感じましたね。くまどんはどんだけ心がひろいのかなーって。息子とすごいくまさんだね・・・と話してしまいました。そんな子供とのコミュニケーションが深まる本です。

「ピーマンマン」のさくら氏の作品ですね
絵がなんともかわいらしいポップ調ですね
貼り絵みたいに、浮き出て見えます

私が聞いたこのおはなしは
くまが、きつねに逆襲？する感じだったように
記憶しています

でも、このおはなしは違いました

私も、きっと読む人みんなが
虫たちやおひさまと一緒に
むっとしていると思うのです

ところが・・・
なんて、くまどんっていい人（動物！？）なんでしょう・・・
こういう人が多ければ
きっと戦争は起こらない・・・と思ってしまいます

心の広い、やさしさって
どうやって育てればいいのかなぁ〜
野菜やお花みたいにじっくり手を掛けないと
いけないんだよねぇ・・・きっと

と、考えさせられました

きつねくんをここまで気付かせる
くまどんの心の広さに、拍手です

種をもってきたきつねどんの予定通りの企てにすっかりはまってしまったくまどん。だまされてるのを知ってるのか、知らないのか、誘われても、「ひとりでやるよりふたりのほうが楽しいし。」と言って、またきつねどんにやられてしまいます。
そして、くまどんに「これは一人で作る」と言われたきつねどん。企てがばれたと思ってくまどんの働きぶりをいや〜な目つきで眺めます。とうとう春になり、くまどんが一人で作ったものとは…。
きつねどんと、同じように親子でじんわ〜りと涙があふれる作品です。

　くまどんときつねどんが、いっしょに畑をたがやし、作物をわけあうのですが、きつねどんは、仮病をつかって、さぼってばかり。
　大根ができました。きつねどんのきめた約束通り、土の下の大根はきつねどんのもの、土の上の葉っぱの部分がくまどんのものとなる。どんなにいじわるされても、くまどんは、きつねどんに優しい。春になり、きつねどんの誕生日に、くまどんがきつねどんには内緒で、育てた黄色のチューリップのおおきな花束をおくるシーンには、涙がでそうになります。