くすのきしげのりさんの絵本は
優しいこころ、大切にしたいことが描かれ、
大人の私も癒されるものを感じます。
商店街のふくびき、関西弁、
子供たちの描かれ方、雰囲気は
50代の私がなつかしく思い出せる部分が多く、
子供たちに伝えたいことは、
教科書的な、道徳的なストーリーだと思います。
多くのいろんな絵本がある中で
まっすぐに描かれた正統派という印象で、
子供たちにぜひ読み聞かせ、
一緒に何かを感じられたら 素晴らしいと思います。
夏休みに帰省していた
絵本大好きな4歳の孫に読み聞かせもしました。
可愛らしい絵と、
しっかりもののお姉ちゃんと ぐずったりする弟は、
自分に当てはまるのか 興味があったようです。
もし 拾った福引券で欲しいものを手に入れたら、
自分ならどうするか?というところは
まだ すぐには答えられないようでした。
それは大人の私も
その時になったら一瞬 迷う心は出てくると思いますから。
また 子供たちだけで商店街に行って、
買い物、ふくびきが 今の時代にできるかどうか、
まわりの大人が対応できるか、
お父さんが出てこないのはなぜか?
おばあさんの立場の私は、
そういうことも考えました。