まだ読ませていませんが、上の子の朝読に探してきました。
先に私が読みましたが、ぜひ、中高生の子どもたちに読んでもらいたい1冊です。
正直、ずいぶん前に読んだ『坊っちゃん(夏目漱石:作)』より面白かったです。
この話は、『坊っちゃん』の中で起きた出来事をそのままに、
その裏で起きていた(かもしれない)その時代ならではの事件を絡めて、ぼっちゃんが殺人事件に巻き込まれていく話です。
作者の柳さんは、こうした別の方が描かれたの物語の中に流れている広がりとか奥行きを感じて、新たな物語を想像されるのがお上手みたいです。
まだ、それほど何作も読んでいませんが、柳さんの作品はいろいろな著名作家の主人公や、歴史的有名人を主人公にして書かれているものが多いので、元々興味のある人も、文学作品や歴史に興味のない学生さんなどにも、機会があったらぜひ読んでほしいな〜と、思います。
そして、改めて原作に触れてみると、また違った味わい方ができそうな気がします。(原作を読み返したくなります)