ぬけちゃった ぬけちゃった
作: スティーブ・アントニー 訳: せなあいこ  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!
「スマホが手放せない」時代の子ども(と大人)へ……。 外の世界には、新しい冒険が待っている!

おおきなけやき」 みんなの声

おおきなけやき 作:林 木林
絵:広野 多珂子
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:2011年01月15日
ISBN:9784790252221
評価スコア 4.56
評価ランキング 4,707
みんなの声 総数 15
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  • 自然の営み

    一本の大きなケヤキが倒れてから土に帰るまでの物語。
    長い長い年月の中で、自分を受け入れていく語りがとても味わい深いお話です。
    森の中で一番高く空に近かったケヤキは、草や虫たちから高い場所から見た景色がどうだったか質問されたとき、キジバトの方が知っていると、とても謙虚です。
    ケヤキは自分が一番だったことを威張るのではなく、草木や動物たちを受け入れていきます。
    ケヤキはいろいろなものから親しみをもって語りかけているのですが、ケヤキの人間性(?)によるのでしょうか。
    ケヤキは落ち葉や花に埋め尽くされて、感慨にふけります。
    吹雪の中で、クヌギにケヤキが偉大だったと語りかけられて、若いブナの木が頑張っていると答えます。
    この本は自然のあるがままを見事に描いています。
    登場者はほとんどない、自然の風景に木の言葉が重ねられている絵本なので、目先の変化やリズム感はありません。
    子どもにとっては少し難しいかもしれませんが、大自然の営みとして理解してもらえたら、作者の伝えたかったことがとても大きなことだとわかるのではないかと思います。

    掲載日:2011/04/25

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    2
  • 命はずっと

     命が終わることを、悲しいとかさびしい、と思わずに前向きにとらえられます。

     倒れたけやきが、いろとりどりの落ち葉に包まれているのが、しみじみしました。
     長く生きて、いろいろな経験をしてきたけやき。倒れてから、また新たに感じることがたくさんあるんですね。

     個体としての自分はいつか朽ちてしまうけれど、命はずっと続いていることがわかるお話でした。

     小さい子どもから大人までおススメの絵本です。ゆっくり読みたいです。

    掲載日:2011/08/10

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  • 美しい絵がすてき!

    木のお話っていろいろあるけれど、
    こんなに緻密で動物もかわいらしいのは
    あんまりないと思いました。
    生命のたいせつさが
    せつせつと伝わってきます。
    奥が深い内容なので
    子どもにはちょっと難しい内容かもしれませんが、
    繰り返し読むことで
    いろいろ考えることができる絵本だと思います。

    掲載日:2011/06/21

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    1
  • 静かで力強い一生

    全ページお試し読みで読みました。
    冬の日、森の長老 ケヤキの古木がドーッと倒れました。
    季節が変わってゆく空の下で、
    木々や鳥や動物の会話だけが続いてゆきます。
    次の秋には野葡萄がからまり、木の実が落ち、
    やがて金色の枯れ葉が毛布になり、
    次の春には、新しい草花で覆われます。
    最後の一ページの絵は多くのことを語りかけていると思います。
    自然国立公園でこんな風に倒れた姿で、土に帰って行く木の写真を見たことがあります。

    掲載日:2016/09/01

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  • 素敵な絵本です。

    森で一番のけやきが倒れてしまったお話です。
    最初は悲しいお話かと思いましたが,倒れてしまったことによって見えたこと知った喜びがあり,メッセージ性を感じる素敵な絵本でした!
    最後は何年も月日が経ちけやきは土に帰り,そこにはまた新しい芽が。
    命の繋がりも感じられる絵本でした。
    絵も自然が感じられ魅力的でした。

    掲載日:2015/02/13

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  • かがやく

    「きのみや どんぐりが みのり、
    けやきの まわりに ほうせきのように こぼれてきました」

    「きんいろの かがやく ほしのような もみじや
    いろとりどりの かれはが ふってきて」

    など、文章がとてもきれいです。
    イラストもその文章に負けないくらい素敵で、
    まるで桃源郷のよう。

    けやきの木が静かに役目を終える最後は
    少しさみしいけれどとても穏やかで
    こうして命が巡ってゆくのだと感じました。

    掲載日:2014/02/09

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  • 新しい視点と幸せ

    4歳5ヶ月の息子に読んでやりました。森で一番背の高いけやきが年を取りすぎて倒れてしまい、それまでとは一変しましたが、新しい見方や幸せを発見したというお話です。同じようなテーマを取り扱ったものはいくつも観てきましたが、けやきを使って表現するというのはおもしろいと思いました。けやきという静寂となにかとてつもなく大きな存在を感じさせるからです。今までは物理的な大きさでしか見えていなかったものが、その大きさをなくすという天地がひっくり返ってしまう状況に追い込まれるのです。すぐにその環境を受け入れることはできないでしょう。その葛藤や新しいものへの順応、そういったものが実にゆっくりと語られているのにちょっと驚きます。時間の流れが変わります。とても優雅な絵本だと思いました。残念ながら、こういったことは息子には理解できないと思いましたが、木の一生や木の新しい生活という視点では理解できたみたいです。たまには、こういう優雅な気持ちになれる絵本に触れてみたいとおもいましたね。そういうのも幸せなのかもしれません。

    掲載日:2012/04/03

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  • 一言で言えば、再生の物語だと思います。
    言葉も言い回しも難しくはなく、読み聞かせるには何の問題もありませんが、内容的に言えばこれは大人向けの絵本だと私は感じました。
    寒い冬の日、森で一番背の高いけやきの木が倒れる、というところから始まるので衝撃的です。
    倒れて絶望しているところにわらわらと集まってくる動植物たち。
    彼らは、森一番背の高かったけやきの見た景色の話を聞きたがります。
    そしてあなたに憧れていたのだと語りかけました。
    土の上で初めて過ごす季節が巡り、けやきは自分の価値観だけが正しいわけではなかったと気づくのです。
    そして多くの幸せを感じながら土へと還ってゆき、新しい命を芽吹かせます。
    長いお話ではないというのに、なんと壮大な話でしょう。
    読み終える頃にはぽろぽろと涙が零れていました。
    人の一生と重なる、とあるけやきのお話です。
    どうぞ静かに、表紙を捲ってみて下さい。

    掲載日:2012/02/21

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  • 人生にも重なることが・・・

    森で一番背の高いけやきが倒れました。
    「わしも もう おしまいだ」
    けやきは、そう思いましたが、終わったわけではなかったのです。

    移り行く季節、地面近くで森の仲間と過ごす、けやき。

    その姿からは、穏やかな空気を感じます。

    やがて土になり、新しい命へとつながるのですが、このけやきの姿は、人も同じではないかと思わせてくれます。

    私自身「まだまだ若い?」なんて思っていましたが、この本が心に響くということは、それなりに年を重ねたということでしょうか。

    数年後に、もう一度読みたい作品です。

    掲載日:2011/09/30

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  • 自然界の営み

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    冬枯れの寒い日に、長寿のけやきの木が倒れました。
    他の木皆が、尊敬していた老木けやき。

    憔悴しきったけやきに、
    そばにいるたくさんの小さな草や花や虫たちのささやきが
    どんなに慰めになったことでしょう。

    もう立ち上がることができないけやきは、
    横たわった体で、違う世界を発見したのです。
    今まで見たこともない風景を感じたのです。

    秋になり美しい落ち葉に埋もれ、冬をじっと過ごすと、
    何度も春が巡り来て、けやきを包むように新しい息吹が…。

    そうして、けやきは土に帰っていったのでした。

    まるで人生を代弁しているかのようでした。
    粛々と受け入れて生きたいと思いました。

    そして、喜びの新しい命。
    命はつながっていくことを実感しました。

    掲載日:2011/05/27

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