夜の森の中の動物たちの絵がとてもきれいです。
ただ、アップになるきつねの顔はちょっと怖いかも。動物たちの心情が絵にとてもよく描かれていて、どの動物もとても印象に残ります。
色合いの青いトーンと夜と雪いうことで『月夜のみみずく』に似た感じを持って最初絵を見ていました。
夜の張り詰めた静けさではなく、雪に閉ざされた長い冬で太陽がなかなか出てこないいらだちを動物たちが抱えているという苛立ち、心の中のざわめきが聞こえてくるようでした。
文章は詩的で読みやすかったですが、どのぐれいの年齢に向くかというのはちょっと判断がつきませんでした。
大人向けに読み聞かせてみてもいいかもしれませんね。
絵がとても美しいので、絵をじっくり見てみたい絵本だと思います。