新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

  • 泣ける
  • 学べる

やくそくのどんぐり」 みんなの声

やくそくのどんぐり 作:大門高子
絵:松永 禎郎
出版社:新日本出版社
税込価格:\1,650
発行日:2010年09月29日
ISBN:9784406053761
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,095
みんなの声 総数 2
「やくそくのどんぐり」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 正しく伝わることの大切さ

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    私もこのお話で韓国朝鮮の方が3万人も原爆で亡くなられたことを初めて知りました
    まして補償もなくどんなにか厳しい生活を心身ともにされてきたのかと考えると、心が痛みます
    どんぐりという日本で親しみのある名前も、韓国から伝わってきた文化の一つだったんですね
    日本は島国ではありますが、周りのアジアの中の日本という意識が、薄いと感じるのは私だけでしょうか・・・・
    マスメディアによる放映だけで判断するには、軽率すぎる風潮に切り込んでいく手段の一つとして、このような物語絵本は大きな役割があると思います
    子供たちとともに私たち大人もぜひ読んでいただきたい絵本です

    投稿日:2011/02/05

    参考になりました
    感謝
    1
  • 韓国の原爆被災

    日本は唯一の原爆被爆国だと思っていました。
    しかし、広島原爆の被災者は日本人だけではなかった。
    自分たちがどちらかといえば避けて通りたいような事実に基づいたお話です。
    「広島、長崎には十数カ国の被爆者がいたそうです。とくに、韓国・朝鮮の人が広島だけで五万人が被爆、三万人もの人々がなくなったことは、案外知られていません。」と後書きにありました。
    まさに、知りませんでした。
    当時、国内にいた外国人はどんな人でしょう。
    捕虜として広島にいた人もいたでしょう。
    しかし、この話は日本の朝鮮侵略という歴史的事実といかに多くの韓国人が日本にいたかということを知る話でもあります。
    強制的に日本に連れてこられた韓国人、騙されて日本に連れてこられた韓国人。
    搾取と差別の中で彼らは翻弄されました。
    そして広島の「ピカ」。
    戦争が終わっても差別は終わらなかった。
    そして、今日の韓国の強い日本への糾弾があります。

    この絵本の主人公は在日2世。
    日本名を名乗らなければならなかった時代に、差別に会いながら生活している広島で原爆を被災しました。
    それから韓国に帰ったものの、原爆症と闘ってきた。

    しかし、この絵本は大人の視線で描かれていません。
    主人公には日本人の友達がいて、広島では友だちが死んでしまった。
    つらいこともあったと思いますが、大人の蔑視の中で友情がとても友情話がすがすがしく感じられました。
    どんぐりは、友だちとの友情の印。
    広島に来て治療ができることになった時、こころ温かい日本医師もいました。
    治療を終えて帰国するときに、平和公園でみつけたどんぐり。
    医師との交流、助けられて書いた自分史、持ち帰ったどんぐりが韓国で育っていること…。

    決して日本だけが被害者ではない。
    自分たちもひどいことをしたのだという自責。
    そして、心の触れ合いが理解を産むのだということ。
    事実と先入観に左右されない崇高な事実を通して、子どもたちに伝えたいことがいっぱい詰まっていました。

    投稿日:2011/01/26

    参考になりました
    感謝
    1

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット