インパクトがあって、とっても楽しい絵本です。
木村さんの作風が、恐怖マンガみたいで強烈でした。(ごめんなさい。変な例えで、でも、面白かったですよ)
お留守番している子供たちだけで、初めて作ったぎょうざ。
聞きかじっただけの作り方だったのか、それとも見ていただけだったのか、仕上がったぎょうざは、自分達が想像していた美味しそうな形のぎょうざではなく、めちゃめちゃ不味そうに見える形…。それで意気消沈してしまった子どもだち。
そこへタイミングよくお母さんたちが帰ってきて。
「まぁ みんなでつくったぎょうざ おかあさんたべたいなぁ」
「へんなかたちやけど うまそう。おとうさんもたべたいなぁ」って、いってくれるんです。
するとみんなは、たちまち元気を取り戻します。
形はどうあれ、みんなで力をあわせて作ったぎょうざは美味しかったようです。
お料理の楽しさと、協力する楽しさ、家族の愛情がたっぷり感じられる絵本です。