「さかさまじん」 ママの声

図書館でよく平置きにされている本です。
本を逆さにするシーンがあったり、とにかくさかさまな話です。
さかさまじんが、なぜ重力に引かれて立っている人のことをサカサマ！というのか、最後のほうでなるほど〜と納得。
さかさまじんにとっては、さかさまの世界こそが普通なのですね。意味深です。

娘にはいまいちでしたが、私はそれなりにおもしろかったです。

空からさかさまじんが降ってきた、という赤川明らしい
はちゃめちゃワールドのお話。

さかさまじんは　〔さかさ魔人〕なのか《さかさま人》なのか？

言葉もさかさまだし、
人の話を繰り返す、子供は繰り返しが大好きですね、
ページをめくるたび、くすくす、アハハ、と笑い声が大きくなります。

地面から手が離れたあとのさかさまじんが、面白いというか興味深い。
さかさまじんにとっては空中は海なのですね。

シンプルながらおかしなふしぎが詰まった絵本です。

ずっと、さかさま・サカサマが続きます。
子供の大好きな繰り返し。色調も白・青・黒しかありませんがシンプルな絵の中にいろいろな想像が出来て楽しかったですよ。