絵本を読み終えるとすぐに、「誰のお母さんになろうかな?」と、クローゼットの扉を開け、「赤ちゃん」を探す娘。まだ1歳にも満たない頃から、ぬいぐるみやお人形のお世話している姿が本当にかわいらしくて、女の子はみんな生まれながらにお母さんなんだなあ、と感動したのを思い出します。
「おかあさんになるということは、心配して思わずぎゅっと抱きしめて、思わず涙が出ることよ」
本当にその通りですね。そうしようと思わなくても、自然にそうしてしまう・・・、そうなってしまう・・・、それがお母さんなんだなぁ、と思います。
そんな母の心配が時に鬱陶しくて、重たすぎて、反抗した日々・・・。自分が母親になって初めて、母の心配の大きさが身に染みてわかりました。娘をぎゅうっと抱きしめながら、いつかこの子にも母親の気持ちがわかる日が来るのかな、と、少し寂しい気持ちで思いました。