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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

「妖精の国の○○ちゃん」 みんなの声

妖精の国の○○ちゃん 作:なかえ よしを
絵:上野 紀子 山崎 ゆきこ
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  • 花びらに光る雫のような絵本

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子10歳、女の子5歳

     色とりどりの花が咲く庭で、ふわふわと宙に舞う妖精たち−−。お姫さまや妖精に魅せられる年代になった娘を見て、妖精の絵本はないかな……と思いを巡らせていた時、偶然にも探していたものとぴったりの絵本に出会えました。それがこの『妖精の国のしおんちゃん』。世界でたった一冊しかない特別な絵本です。この絵本の中で娘(しおん)は妖精の国を訪ね、妖精たちといっしょに鬼ごっこやかくれんぼをして遊びます。彼女が妖精たちと一緒になって楽しそうに笑う姿を見て、いまさらながら、雫のようにキラキラと輝く宝物の一冊に出会えたことに心から感謝しました。
     さて、どんな点が世界でたった一冊なのかと言うと……。この絵本は最新のデジタル・グラフィック技術を駆使して制作されたもので、娘の写真がそのまま作中に利用され、彼女が主人公になるのです。しかも「ねずみくんシリーズ」でおなじみの作者たちが手がけた作品だけあり、お話もイラストも装丁も心がこもり、とても丁寧。特に鮮やかなイラストは必見です。こういう美しい絵、最近の日本の絵本ではほとんど見かけないのでは。
     先日、マーケットから買ってきたオレンジ・ピンク色のガーべラの花を手に、「ママ、見て! しおんちゃん、このお花(のかげ)に隠れたよ〜」とうれしそうに娘が報告してくれたときは、妖精の絵本が彼女の中で生きているんだと実感でき、感激しました。
     5歳のお誕生日に贈った絵本は大正解でした。季節も夏でまたぴったり。造花の花びらをドレスに見立てた妖精人形を作り、わたしも彼女と一緒になって妖精の世界に遊んでいます。
     冬は絵本ナビのパーソナル絵本『しおんちゃんとゆきだるまのぼうけん』、夏は絵本工房のオリジナル絵本『妖精の国のしおんちゃん』がイマジネーションの世界で遊ぶ絵本のお決まりとなりそうです。

    投稿日:2004/08/06

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