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コウモリのルーファスくん」 みんなの声

コウモリのルーファスくん 作・絵:トミ・ウンゲラー
訳:いまえ よしとも
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年05月
ISBN:9784776404774
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,169
みんなの声 総数 11
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  • 隣の芝生は青い

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    「すてきな三人組」で知られるトミー・ウンゲラーの作品。
    初版は1980年で、邦訳は2011年となっています。
    ウンゲラーと言えば、「オットー戦火をくぐったテディベア」「あおいくも」のように戦争を題材に考えさせられるもの、「エミールくんがんばる」「へびのヘクター」のようにほのぼのさせてくれるものと色々な側面があります。
    今回の作品は、ほのぼの感がありつつも、考えさせられる作品に仕上がっています。

    主人公のコウモリのルーファスは、自分の黒い衣装にうんざりしています。
    夜行性ですから、黒の世界が基調なのですが、あるとき、屋外で上映されているカラー映画を見て、色のある世界に憧れます。
    そう、夜でなく昼の世界に踏み入りたいと思ったのです。
    そこで、眠いのを我慢して朝まで起きていて、昼の世界を初めて目にするのですが、色に溢れた世界に驚愕してしまいます。
    自分も着飾ろうと、落ちていた絵具で彩色して飛び立つのですが、飛び立つや否や、人間に打ち落とされてしまうのです。

    後半は、人間とのやり取りが描かれているのですが、隣の芝生は良く見えるといったところでしょうか?
    勿論、知らない世界に踏み出すということは、至極大事なこと。
    疑問を持たないで生きていたら、それこそ、何の成長も望めません。
    やってみて、判断すれば良いだけの話です。
    そんなことを諭してくれるような作品で、ウンゲラーらしい作品と言えそうです。
    安心して読み聞かせできる作品としてオススメします。

    投稿日:2011/12/11

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  • 友人のためにできること。

    夜の世界しか知らなかったルーファスは、自分の姿の黒い色にうんざりします。あるとき絵具を見つけて、自分を色とりどりの色に塗り、飛び立ちます。そして人間に傷つけられてしまいますが、一人の男性、タータロ先生に助けてもらいます。それからは友人としてタータロ先生のお手伝いをするようになります。

    自分の知らなかった世界に飛び出す勇気と、失敗をしてしまっても受け止めてくれる存在がいること。そして友人のためにできることをする。すてきな関係だなと、あたたかい気持ちになれます。

    投稿日:2021/09/26

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  • 色鮮やかな世界にあこがれたコウモリ

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    通常のハロウィン絵本ではなく、ハロウィンに関連づけられる絵本を探していて出会いました。
    夜の場面のページとカラフルな色使いのページの対比が、目を引きます。
    真っ暗な世界を飛び出して、明るい昼の世界で色鮮やかに着飾りたかったルーファスくんの気持ちはよくわかります。
    その結果、かなり危ない経験をしてしまいましたが…
    タータロ先生がルーファスくんの大ケガにつけた薬が、ピンク色できれいだと思ったら、マーキュロクロム。
    今でも流通しているようですが、久しぶりに見ました。

    投稿日:2019/10/14

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  • 光の世界に憧れて

    光の世界に憧れて、自分の体をカラフルにして、昼の世界に飛び出して見たものの、ルーファスくんには災難ばかり。
    人間から見たら、こわい怪獣にも見えたかも知れませんね。
    タータロ先生との友情がホットさせてくれました。

    以前に読んだ萩谷琴子さん訳の『こうもりのルーファス』と読み比べて見ると、今江さんの訳は少しやんちゃな感じです。
    絵本が大型判でリメイクされただけではなく、ルーファスの撃たれるところや、地下室の風景や、随所に前作にはなかった物が書き加えられていて、感激しました。

    投稿日:2016/10/10

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  • それぞれの「場」

     絵がオシャレです。特に、月夜、空を飛んでいるルーファス、暗闇の中でぶら下がっているルーファス、そして絵本の扉の「Rufus」という文字。

     夜行性の生き物が、光やとりどりの色を知らないということ、考えてみればそうなのだけれど、今まで思い至りませんでした。色がない世界から色が溢れる世界へ。そりゃあ、びっくりしますよね。ルーファスがその美しさに見とれ、あこがれるのもうなづけます。

     でも、やはり、体質に合わなかったのですね。ルーファスは、もとの住処に帰りました。生き物には与えられた、それぞれの「場」があるということでしょうか。

     でも、昼の世界で育まれた友情はずっと続いている様子。与えられた運命?を超えて、心は つながっているところが嬉しいな。

    投稿日:2015/10/25

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  • メリハリの効いた色

    おしゃれな表紙と思い、読んでみました。
    メリハリの効いた色合いの絵がとても素敵です。
    ルーファスが、途中危ない目にあい、ひやひやしましたが、ラストはほっとする展開です。
    行動にうつしてみること、実際に体験してみることの大切さを、改めて思いました。

    投稿日:2015/10/03

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  • かわいいコウモリさん

    このお話はコウモリのルーファスくんが色のついた世界にあこがれて自分の体にカラフルな色を塗っていました!うちの子はそのシーンを見て「コウモリって黒の方がカッコいい!!」って言ってお話の最後に一気にたどり着いていました。

    投稿日:2013/08/16

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  • 前半と後半でちょっと印象が違います。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子13歳

    トミー・ウンゲラーの作品ですが、こんな作品があったことを全く知りませんでした。日本で有名どころの絵本に比べると、ややインパクトが低かったです。
    ただ主人公のこうもりのルーファスくんは可愛かったですよ〜。
    自分の体を可愛く塗り替えちゃおうって、発想がよかったです。
    絵もはっきりしていて、文も簡潔で短めですが、蝶コレクターの先生に出会うシーンからはちょっと雰囲気がわかります。

    前半はこうもり・ルーファスくんの冒険談。
    後半はルーファスくんとたーたろ先生との友情物語という印象を受けました。
    その分物語のページ数がやや長めなので、お薦めするなら、小学校中学年以上かな〜と、感じました。

    投稿日:2013/05/20

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  • お茶目でかわいいコウモリ

    大好きなトミー・ウンゲラーの絵本です。
    ページを開くと、逆さまにぶら下がっているコウモリの絵があります。3歳の息子が、「ママ、本逆だよ」と言ったのには笑いました。ちょっと不気味で怖いイメージもあるコウモリですが、ウンゲラーが描くとぼけた表情のルーファスは、お茶目でかわいらしくて、親しみやすいです。こどもたちもルーファスが大好きになったようです。
    野外映画会のカラー映画を見たルーファスは、自分が住む灰色と黒の世界が嫌になり、自分の体を絵の具で塗り替えてしまいます。けれども驚いた人間たちが、ルーファスを鉄砲で撃ってしまい・・・
    ルーファスが倒れるシーンはショッキングですが、素敵な出会いがあって、ハッピーエンド。最後のオチもウンゲラーらしくシャレていて、思わずニヤリです。

    投稿日:2013/01/09

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  • コウモリのチャレンジ

    コウモリのルーファスくん。
    体に絵の具を塗ったり、昼間に起きていたりと、コウモリの生態を考えると、かなり大胆なチャレンジをしていましたよね。
    結局は、元の生活に戻るのですが、常に前向きに行動している印象がありました。

    投稿日:2012/12/07

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