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はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま」 パパの声

はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま 作:神戸 光男
絵:西村 繁男
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1997年
ISBN:9784494012343
評価スコア 4.47
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  • 同じ場所の移り変わりを見つめて

    荒川の工場地帯。
    1932年から現代(1997年)まで、同じはらっばを通して町の移り変わりを淡々と描いています。
    昭和初期から軍国主義化される日本、大戦と東京大空襲、そして戦後から高度成長へと、絵の下の簡単な解説以上に、詳細に描かれた風景は饒舌です。
    右から左に書かれていた文字。町中に映画館があった時代。
    自分が経験していない時代から、自分の成長に重ねる時代にかけて、時には自分の思い出を掘り返しながら子どもと一緒に絵を眺めました。
    この本は、戦争の悲惨さを伝えるものかも知れませんが、歴史の流れによって町がどのように変わっていくかを子どもに感じさせる良い本だと思います。

    そして、歴史を描く本の悲しさ。
    「現代」はいつまでも「現代」ではないことを伝えなければいけないと課題を残します。
    絵本の「はらっぱ」はもうないかもしれない。
    背景の空のどこかに高速道路の高架が見えて、町がすっかり囲まれているかもしれない。
    この絵本が出されてから12年。日本はさらに変わりました。


    ついでながら、子どもたちには伝えたい一言。
    「次にこの風景を変えていくのは、君たちたち自身なんだよ。」
    いつも一言多いおやじです。

    投稿日:2009/08/11

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  • 近代史への関心の扉として

    日本を知らない娘のために、日本の町が移り変わる様子に興味を持ってもらおうと取り寄せました。西村繁男さんの細かい絵が、うまく昭和初期から戦後へと時代を経てゆく町の様子を伝えてくれます。神戸光男さんの文章とも相まって、本書は歴史絵本と言ってもよい作品に仕上がっていると思います。従って、対象年齢は小学校高学年くらいに相当するかもしれません。
    また、「戦争にあけくれていた日々をふりかえると、それだけで、むかしがよかったとは、ぼくには思えません」との神戸さんのメッセージからも窺えるように、親にとっても「昭和史とは?」を考えさせるヒントを与えてくれるはずです。
    戦争や昔の生活について、娘との会話ができる日の到来を楽しみにさせてくれる一冊。親子で「考える」ためのお薦めの一冊です。

    投稿日:2006/03/26

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