「タンポポたいへん！」 みんなの声

タイトルと可愛い絵に惹かれて選びました。

とてものどかで穏やかな平和な暮らしをしているなあって思ったのもつ

かの間で、大好きなタンポポっぱが、足りなくなって食料難です。

インターネットで注文するのは今時で微笑んでしまいました。

クリストファーくんの奮闘振りが爽やかに画かれていて好感が持てまし

た。

3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。タンポポが大好きなモルモットくんたちは、たくさん咲いていたタンポポをみんなで食べつくしてしまい、食料危機。ところが、クリストファーくんの家の裏に最後のひとつのタンポポがまだ残っていることを発見し、それを大切に、大切に、よだれがたれ、何度食べてしまおうかという誘惑に負けそうになりながらもなんとか種まで育て、その種から繁殖させることに成功。またこの村にタンポポが戻ってきた、というお話。

好きだからといって、将来のことも考えずに食べつくしてしまうという食料危機のお話でした。私たちも決して他人事ではないのですよね。そういう重要なメッセージを含めた絵本ですが、あまり肩肘はらずにソフトなタッチで書かれているので、子供でも十分楽しめると思います。息子はタンポポが好きで、とくに綿毛にむかってふーふーふいて楽しんでいましたね。

皆さんならどうしますか・・・・？
主食として食べて来たタンポポの葉っぱが、たった一つになってしまったら・・・・

クリストファーくんは大切に大切に、食べたい気持ちをぐっと抑えて種が出来るまで我慢し続けたのです

道端を歩けばいくらでもありそうなタンポポがとても大切な物に見えてきます

またコラージュがとっても素敵で、何度か読み返しました

米国出身の詩人方の日本語訳というのも、味があって良いですね

訳者が外国人？？？と不思議に思って手にとりましたが
そんなことを感じさせないくらいテンポの良い訳！
たんぽぽの葉っぱをたんぽぽっぱと訳していて、
娘も気に入ったようです。
たんぽぽの綿毛をふうううってするのが
大好きなので、その場面では
いっしょにふうううってするのがお約束です。
かわいい絵本ですが、内容は結構深いと思います！