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ぼくたちのいちょうの木」 みんなの声

ぼくたちのいちょうの木 作:清水道尾
絵:福田 岩緒
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2000年
ISBN:9784494008902
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 3
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  • 幼稚園にそびえたつ大きなイチョウの木。お母さんを病気でなくしたしんやは、色々なことをそのイチョウの木に話します。まるで、何でも聞いてくれるお母さんのような存在の木です。

    そのイチョウの木が、周りの家に迷惑をかけているという理由で切られることになります。どうにかしてそれを止めようとする子どもたちでしたが・・・

    大人の都合で切り倒される大イチョウの木。
    大人にとってはどうってことはないと思えることでも、子どもには身を切られるほどつらいことだってあるのです。

    どうしようもない思いを誰にもぶつけられず、砂場で頭からめちゃくちゃに砂をかぶるしんや・・・その気持ちが痛いほど伝わってきます。

    切り株から水が染み出しているのも、大人が見れば単に「勢いのある木だから」なのですが、子どもたちにはそれが泣いているように見えます。

    大きな心の拠り所を失ったしんやでしたが、おばあちゃんから命は親から子へ鎖のようにつながっていくことを教えてもらい、ぎんなんからイチョウの木を育てる決意をします。大きくなったらお母さんの故郷の山へ植え替えるつもりだと言います。

    命あるものはいつかは消えてしまうけど、またそこから新しい命が生まれる・・・大イチョウを通して、しんやがお母さんの分までたくましく生きようと思ったのではないかと思いました。

    お話の途中、イチョウの木に灯がともされる場面は、懐かしいモチモチの木の話を思い出し、その幻想的な美しさに見とれてしまいました。

    切ない気持ちと同時に、読んだ後に温かい気持ちにさせられる1冊です。

    投稿日:2013/11/14

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  • 命を大事にする心

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    人間の大人の論理で切られてしまったいちょうの木。大人になってしまった私には、どの大人の気持ちもわかるので、しかたないねえ、と感じてしまいます。どこにも悪意があったわけではないのですから。幼稚園の先生達、木を切りに来た人々は(木のプロフェッショナルであるだけになおさら)、りっぱな木を切るのがつらかったのではないかと思います。

    子供達からすれば、その周りに集い、遊び、心のよりどころともなっていたいちょうが切られてしまうのは、なんとも悲しいことだったでしょう。去年のぎんなんから、いちょうの木を育てようと思いついた時には、心が明るいなったに違いありません。あの子達は、命を大切にするということを、それこそ、身を切られるような体験を通して学んだのですね。
    それにしても、人里で生きにくくなっている木のなんと多いことでしょう。私たちの住む町にも、新築のマンションの壁に沿って枝が払われてしまった木、バス停が出来てしまったために切られてしまいそうな木、新築の家の庭の片隅に無惨な形でようやく残されている木・・・いろいろあります。

    投稿日:2004/09/12

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  • いのちは繋がって

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子9歳、女の子4歳

    幼稚園の庭には、大きないちょうの木がありました。しんやたち年長のひまわり組の子供達は、この大いちょうの木が大好きでした。
    ところが、子供達の大切ないちょうの木も、近隣に住む人々には、枯れ葉などで迷惑をかけていたのです。
    そこで、園側は役所の要請で、大いちょうの木を切らなくてはならなくなりました。
    子供達は円陣を組んでいちょうの木を守ろうとしましたが、結局いちょうの木は切られてしまいます。
    そのことで落ち込んでいたしんやは、おばあちゃんから「いのちは親から子へ繋がっていくもんだ」と、聞いて気持ちを切り替えます。
    とても切ないお話でした。
    大人の世界、子供達の純粋な気持ち、とても上手に描けている作品だと思います。

    投稿日:2004/09/11

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