もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

うぬぼれぎつねのしっぱい」 みんなの声

うぬぼれぎつねのしっぱい 作:マリア・ビクトリア・コセ
絵:テンキー・ロペス
訳:だんばら あつこ
出版社:新世研
本体価格:\1,600+税
発行日:2003年03月
ISBN:9784880121529
評価スコア 3.5
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みんなの声 総数 1
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  • いろんな意味で教訓的

    サイズがら予想したより文字数が多いです。アルゼンチンの民話らしいのですが、きつねを鳥や犬がやっつけるような内容。

    まず、きつねは、「食べないで」と言われても食べるから動物のみんなの嫌われ者。でも、エサだったらやっぱり食べるしかないですよね?ちょっとこの設定自体どうなんでしょう?

    みんなに逃げられお腹がすいたから木に登れないけど「木に登って全部食べられたくなければ雛2羽のうち1羽を落としなさい」と騙しますが、鳩が信じて1羽落とします。これも疑問なんだけど、きつねが飢え死にしそうなときに頭脳で負かしても悪くないのでは?でも1羽落とされたほうにとっては、親の愛情って、、、と思いますよね。食べられてしまったわけだし。親子の愛情だって片方選ぶくらいえこひいきってあるものです。人間でも。いろいろ考えてしまいましたね。

    そこでスズメに狐は気に登れないと教わる鳩。次からは騙されないけど、スズメに聞いたよっ、と(そんなつもりではないかもしれないけど)告げ口してしまう鳩。そのせいでスズメは狐に恨まれる。鳩は恩のあるスズメに結構ひどいことをするわけです。これも、恩を与えたからといっていいことをしてくれるとは限らないという教訓的な話ですね。

    更に、怒った狐に隙を見てくわえられるスズメ。きつねがすぐ殺さなかったからいいものの、殺されてたら鳩を恨まずにはいれません。でも、うまく狐をノセて、しゃべった隙に狐のクチから脱出!

    そんな狐が犬に遭遇し、特に恨みもない犬が狐を褒めたおしてしっぽを出した瞬間狐のしっぽをガブリとかんで引きずり出します。そして狐は死んでしまうわけです。犬が恨まれず狐が恨まれ殺され鳥に喜ばれる、、、。

    全体を通していろんな教訓が積み重なってはいますので勉強になりますが、狐だけが嫌われる不条理をなんとなく考えてしまいます。

    3歳の娘は最後まで読み聞かせを聞いてくれました。

    掲載日:2011/05/16

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