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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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土のふえ」 みんなの声

土のふえ 作:今西 祐行
絵:沢田としき
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1998年
ISBN:9784265034505
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 13
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  • 戦争を考える

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    他のレビュアーの方と同様に、
    私も土笛の作り方的な本だと思って借りてきてたら、全く予想と違い、
    戦争を解決するにはどうしたらいいかというテーマでした。

    北の国と南の国の人が戦争をしています。
    お互いに相手を滅ぼさないといけないと思っています。
    理由は一度も仲良くしたことがないからです。

    ある兵士が土笛を作って吹いたことから、その音色によって
    北と南の兵士同士の心が通じます。この場面がとても素敵で感動しました。
    二人とも涙を流しながら笑ってるような顔なのです。
    よい音楽は国境も、諍いも超えらるのだと思いました。

    いつも私が読み聞かせで読んでいるような本とは違って
    子供が笑ってきくような話ではないですが、ぜひ子供たちに読んでみたいと思いました。
    小3の息子は「そうか。こうやって仲直りするのか。
    笛で仲良くなれるんて良いお話だね」と感想を言ってました。
    何か感じたものがあるといいなーと思います。

    投稿日:2013/10/16

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  • 心の平和

    う〜ん・・・
    ちょっと手に取らない感じですが
    表紙を見て
    裏にして
    ん?成長したってことなのかな?
    表紙は、兵士かな?
    裏は、今時?

    と、ちょっと気になります

    山を挟んで住む人達
    どこの国とはいわずとも
    人間の根底に国、町、村問わず
    コミュニティによって
    自分と他と対峙し
    相手を受け入れがたい文化みたいなのは
    いつに時代にもあるのでしょう
    何に、捉われるのでしょうね
    自分、自分たちを守ることなんでしょうか
    自分、自分たちが正しいのでしょうか

    争いからいいことはうまれないのに・・・

    でも、牛飼いさんと羊飼いさんのお陰で
    とても素晴らしいことが

    とっても単純なようですが
    なかなかできることではありません

    心と心が
    「音」でつながるって
    素敵ですね

    銃の力ではないのです

    最後の渡り鳥の風景にも
    感心しました
    世界で読んでほしい絵本です

    投稿日:2013/03/06

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  • 舞台がヨーロッパぽい大陸です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    今西さんらしい、温かい絵本でした。
    一番見てほしいのは、表紙絵と裏表紙の絵の違い。
    内容を読まなくても、すべてが物語れている気がします。
    イラストの沢田としきさんの表現力、素晴らしいです。

    一つ珍しいな〜と、思ったのが、今西さんの戦争のお話といえば、日本の中でのものが多かったと思うのですが、
    この絵本は、どうも陸続きになっている海外のどこかの国が舞台のようでした。服装を見ると、イメージはヨーロッパの方かなぁという気がします。

    とてもはっきりした絵で見やすいし、今西さんの文章が、心に響きますが、もしも、この絵本で読み聞かせにいかれようとなさる方は、絵本を何度も読み、この中の世界をよくイメージしてからあたってほしいです。
    読むのでしたら、小学校高学年以上にいかがでしょう?

    投稿日:2010/10/23

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  • 北と南に暮らしぶりの違うく国がありました、 高い山に隔てられてまったく知らない人が・・・・

    なぜ? 恐ろしい人が住んでいると思いこみそれをみんなが 知らぬ間に伝えられている
    このことに 人間のあさはかさを感じました!
    それが 争いにまで発展して 戦になるなんて・・・
    もっと 隣の国のことを知っていれば こんな悲しいことにはならなかったのでは?

    やっぱり おろかですね!

    でも このお話は 救われます!
    若い羊飼いの兵隊が 土笛を作り吹いたのです。なつかしいふるさとを思い出す 調べだったのです!

    南の国でも牛飼いの兵隊が 土笛をふきお互いが出会ったとき涙を流すのです
    じーんとくる場面です!
    土笛が お互いの国を仲良く結びつけたのです
    こんな事なら もっと早く 仲良しになれたかも?

    心と心を結びつけたのが 土笛だったのです!!
    争うことなく 仲良く暮らしてほしいと願います!

    投稿日:2010/10/05

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  • 土ぶえは切なくも郷愁を感じさせるもの

     タイトルから勝手な思いこみをして、手に取ることもしていませんでした。
     泥団子のお話のような、“作って遊ぼう”的なお話だとばかり思っていました。

     山の向こうに住む、見知らぬ国の人々に歩み寄ることもせず、亡き者にする事を考え不幸な戦争が始まりました。
     相手の顔(正体)を知らないということは、恐ろしい想像の果てに脅威を感じ、やられる前にやってしまわなければと思うのでしょうか。
     
     戦争が始まりたくさんの犠牲者が出、兵士は疲弊していました。
     塹壕の中の緊張する状況で、土塊を集め一人土笛を作る兵士がいました。
     土笛の奏でる音色は、切なくも郷愁を感じさせるものでした。
     しかし現実は、冬を挟んでの長期戦。
     兵士一人一人のため息が聞こえてきそうでした。

     一方、山の向こう側の国の兵士の中にも・・・。

     「戦争」という言葉で一括りで語られる事を、兵士一人一人の思いに視点を向けて、戦う兵士は誰も喜び勇んで戦場にはいないことを伝えています。
     終盤、土笛を持った二人の兵士が出会うページは、あついものがこみ上げてきます。
     二つの土笛のハーモニーのように、人間は調和し生きていく道を求め続けなければならないと、改めて思いました。

    投稿日:2010/09/20

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  • 人の心を揺さぶるもの

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    戦争なんてこんな些細な誤解によって起きてしまうことなのでしょうか・・・?
    そのために尊い命がいったいどれだけ失われてしまったのか
    愚かな人間をまた平和へと、きっかけを作るのもまた人間だと作者は訴えかけているようです
    このお話では「土のふえ」が平和の象徴となりました
    本当に心から平和を願う人が世界中に広がれば、戦争はなくなるのだと私は信じたいと思います

    投稿日:2010/08/06

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  • 優しい音色

    戦地で土笛を作った若い兵隊です。お互いに敵どうしでしたが、土笛の

    音色でお互いを認め和解へと解決していきます。

    二人の土笛の音色でふるさとを想い、癒させていきます。

    戦争もですが、嫌いになった理由も案外ささいなことで、相手のことを

    誤解しているのも原因なのではと想いました。

    人の心って素朴で純粋なんだと想いました。

    投稿日:2010/07/29

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  • 戦争と平和の接点

    戦争の発端と平和の糸口をとても柔らかく伝えてくれる本です。
    実体験として戦争の悲惨を知っている人ならではの語り口かと思いました。
    高い山に分けられた北の国と南の国。
    交流がないものだから互いにとても脅威に思っている。
    その不安感を抑えるのは友好か征服か?
    第一に考えるのは相手を抑え込むこと。
    そのために多くの命が失われます。
    平和の糸口は言葉ではなく、土の笛の音色でした。
    互いに作った土の笛の音色は、言葉以上に饒舌で、わかり合える言葉でした。
    わかり合ってみると、同じ人間だったことがわかる。
    さりげなく作者の伝えたいメッセージが込められています。
    二つの国を見下ろしながら行きかう渡り鳥も象徴的でした。

    投稿日:2010/03/15

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  • 難しいテーマ

    相手のことをよく知らないのに戦う。知らないから戦う。
    やさしいタッチで描かれている絵本ですが、いろいろと考えさせられます。
    戦いたくないのに戦わなくてはいけない。
    そんな状況に子供たちを追いこまないためには一体何が出来るのでしょうか。。。

    投稿日:2010/02/21

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  • 戦争を知らない、子供たちへ

    「すみれ島」で、感動し、この本も読んでみました。
    この本も「すみれ島」同様、「戦争はしてはいけないよ」というメッセージが書かれています。

    おどろおどろしい、惨劇を描いたのではなく、人間の内面を描いていて、家族に対する思い、ふるさとに対する思いが、伝わってきます。
    兵隊たちが、笛の音を聞いて、そのまぶたの後ろに、広がる風景に何を思ったのでしょう・・・
    戦争は、傷つくのは、下級の者たち・・・

    私は、戦争に行ったじいちゃんがいました。
    小さいころから、じいちゃんがお酒を飲むたびに戦争の話を聞かされました。その頃は、正直、少々うっとうしかったのですが、今になって、もっと聞いておけばよかった、と後悔しています。
    そんなじいちゃんも、去年他界しました。戦争を体験した方は、確実に少なくなっています。

    知らないうちに、防衛庁が防衛省になっていました。
    憲法9条も議論されています。
    かわいい子供たちが大人になっても、戦争のない時代であってほしいと願います。そして、子供にもしっかり、そのことが解ってほしいと思います。
    小学生に読み聞かせをされている方に、是非、こういう本を読んでほしいです。

    個人的には、「すみれ島」のほうがすきなのですが・・

    投稿日:2007/03/18

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