阿部夏丸作品の作品を息子と続けて読んでいます。
特徴としては主人公が男の子、川釣り、愛知県が舞台な作品が多いこと。
今回は、祖父の家へ行くという設定で、祖父の家は広島ですが、主人公が小学4年生で名古屋に住んでいるということで、同じく4年生の息子にとっては、とてもタイムリーでした。
そして動物園でオオサンショウオを見たばかりの私と息子にとっても、ああオオサンショウウオってあんな感じとわかるだけに、
わくわくした気持ちで読むことができました。
阿部作品には珍しくファンタジー系です。
ユウは川でトモという不思議な少年に出会います。でも、トモは野球は王と長嶋というし、カラーテレビではない家に住んでいるのです。
親の世代には王・長嶋は懐かしく映ると思います。
時代を超えてというのか時空を超えてというのか、子どもが仲良くなるのはやはり遊びを通じてなのかなあと思いました。
アウトドアが好きな元気なお子さんに向くお話です。