庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木− 庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木−
文: ジェフ・ゴッテスフェルド 絵: ピーター・マッカーティ 訳: 松川 真弓  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!

パパはジョニーっていうんだ」 みんなの声

パパはジョニーっていうんだ 作:ボー・R・ホルムベルイ
絵:エヴァ・エリクソン
訳:ひしき あきらこ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:2004年01月
ISBN:9784776400462
評価スコア 4.81
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  • パパに会えた現実を確認するかのように

     冬曇りの空の下、午前10:29。
     駅のプラットホームに男の子が一人。
     秋の初めに別れたパパを乗せた電車の到着を待っている。
     
     久々にあえたパパとの時間が嬉しくて、本当にここにパパがいるんだ(現実)ということを確認するかのように、店の人、顔見知り、見知らぬ人にまで、「ぼくのパパだよ。ジョニーっていうんだ。」を繰り返すティム。
     パパはティムのこの言葉を何度も聞き、何を思ったんでしょう。
     本当に喜んでいる。
     父親への深い思慕。
     父親を失い、悲しみにうちひしがれる場面を、日々の生活の中でこの子はいくつも経験したんだろうな。
     こんなことをパパは、息子の成長の背景に感じたに違いありません。

     手をつなぐシーンが、いくつも出てきますが、子どもの手のひらは手をつなぐと、日々親の手のひらにおさまりきれなくなっていきます。
     ティムのパパも気づいたでしょうか。
     図書館のシーンが、印象的でした。
     図書館はいいなと思いました。静かにゆっくりと相手の息使いを感じ取れる距離でいられる。
     ショッピングセンターの喫茶店で、ショーケースの中のケーキを選ばせるため、テイムをしっかり抱きかかえ降ろさなかったパパ。
     その重さとぬくもりに、きっとたくさんのティムへの言葉にできない思いが去来したことでしょう。
     最後の電車の中のパパの言葉は、パパの気持ちをティムに一番良く伝えられる言葉だったのでしょう。
     大きなパパの手が、電車と共に小さくなっていくシーンは、切ない。
     午後8:00。
     また、一人プラットホームに残るティムの言葉。
     『これは夢じゃない、ぼく本当にパパに会ったんだ。』という、自分に言い聞かせるような、やはり確認のような、悲しい言葉に私には思えました。
     
     11歳の息子は、「『パパ』って言葉をずっと言ってなかったんだろうな。『ぼくにもパパがいる』って言えてうれしかっただろうね。」という感想。
     私は、鼻の頭を真っ赤にして、うなずき返事をしました。
     読み返して、落涙。
     皆さんのレビューを読んで、また落涙。
     表紙を見ても…、今はダメですね。

     たくさんの大人の方に、読んで頂きたいと思いました。

    掲載日:2009/09/28

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  • 離れて暮らすパパ

    大人の事情で、パパと離れて暮らすティム。
    離れていたって、パパを慕う気持ちは変わらないようですね。
    離れているからこそ、気持ちが強くなるのでしょうか。

    シングル家庭も珍しくなくなってきましたが、やはり親にとっても、子供にとってもデリケート問題
    だと思います。
    「読みたくない」「読ませたくない」と思う方がいても、仕方のないことだと思います。

    掲載日:2012/03/30

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  • 考えさせられます。

    とてもとてもステキな絵本でした。
    大人はこの絵本の始まりで、ご両親が離婚しちゃったんだなとすぐにわかりますが、きっと子どもはわからないですよね。
    主人公の少年がたまに会うパパをみんなに自慢しているその姿がほんとに切なくて…
    またパパは、大切な大切なこどもに会える貴重な時間をどんな気持ちで過ごしているんだろうと考えると胸がいっぱいになります。
    当たり前に子どもと過ごすことができるていることを幸せに感じないといけないなとおもいます。

    掲載日:2011/06/13

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  • 未来に向かって

     子どもの健気さと、親が子を思う心に、胸がいっぱいになりました。
    両親の離婚という悲しい現実。でも、決して変わることのない両親への思い。子どもは子どもなりに、現実を受け止め、いろいろな感情と向き合いながら日々生きているんですよね。
    離婚を避けられなった親もまた、それぞれが別の苦しみを抱えて、懸命に生きていると思います。 

     寂しさや辛さ以上に、今、この瞬間のしあわせ、そして、未来への希望が伝わってくる素晴らしい作品です。

    掲載日:2010/10/14

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  • 複雑・・・

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳

    評判の高いこの一冊ですが、私は少し複雑なきもちにさせられました。
    父と子の絆の深さ。通い合う心。
    そういったものが描かれていて、それだけに「離れて暮らさねばならない状況」のむごさがつらくて。
    それはまた別の大人の事情なのかもしれませんが、
    ティムには関係の無い話。
    最初と最後に、「父と母が顔をあわさないために?」ホームに一人残されるティムのぽつんとした姿の寂しそうなこと。
    (何より危ないのでは?)
    それは大人のエゴではないかなぁ・・・と。

    四六時中いっしょに居ると、こんなふうに我が子と楽しいだけの時間ではありませんが、叱ったり楽しんだり・・・うんざりしたり・・
    それが本当の親子じゃないか?・・・と、あくまでも個人的な考えですが、そう思うのです。
    我が息子も「さみしいお話だね・・・」とポツリ。

    掲載日:2010/07/02

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  • パパとママは何らかの理由があって 離婚したんでしょうね、パパが汽車から降りてくるのを待っているティム パパはジョニーていうんだ

    パパはひさしぶりに合う息子を抱き上げて二人は すごく嬉しそう!
    二人で ホットドッグを食べたり 映画を見たりピザを食べに行ったり

    とても楽しい時間を過ごすのです。 パパはジョニーていうんだとみんなに話したくて・・・・(この限られた時間が切なくて)


    だんだん夜になって、パパが帰る時間になるのですが・・・・
    図書館で、時間が止まっちゃえばいいのに。電車も、うごきださないといい。

    ティムの気持ちが分かるだけに 切ない気持ちにさせられます

    とうとう、電車がきたのです、 パパも又ティムと別れたくなくて・・・・電車の発車のぎりぎりの時間「この子は、ぼくの息子です。
    最高にいい息子です。 ティムっていうんです!」

    でも・・・・現実は厳しいのですねパパは帰って行くのですが、この子の気持ちと、パパの気持ちが 痛いほどわかりじーんとさせられます。

    ママとパパが愛し合って産まれたであろう子供のティムは、これからもパパとママをいつまでも愛していくでしょうが・・・・(パパとママと三にんで食事する事は無いんでしょうね・・・・)

    淋しそうな顔が心に残ります(現実に有る話だけに 子供に読んであげるには難しいと思いました)

    大人の絵本かな??

    この子が 優しい良い子に育ってくれることを祈りながら・・・・

    掲載日:2010/06/16

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  • 感動

    感動しました。主人公がお父さんのことが大好きでお父さんも主人公のことを心から愛している様子が伝わってくる絵本でした。電車からお父さんが降りてくる場面で主人公の表情がパット明るくなる描写が極上でした。息子に胸を張って紹介してもらえるお父さんは幸せ者だと思いました。見ず知らずの人にも堂々と息子は最高だと語れるお父さんは本当に格好良かったです!!

    掲載日:2010/03/30

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  • 離れて暮らす父

    両親とも同居し、そこに自分も暮らす環境にいるためか
    一緒に暮らしていない親子という設定が
    まだ5歳の娘には、よく理解できなかったようです。
    この本は、人生のいろいろと、それでも親子愛は不変だと教えてくれるような気がします。
    大人向け絵本でしょうかね。

    掲載日:2010/03/24

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  • 父親にとって感動の作品

    声に出して読みたい本だけど、相手は子どもではない。
    もう一人の自分に向って声を出して読みたいような絵本です。
    別れてから久しぶりに会う、父親のジョニー。
    大好きなお父さんあえてうれしい息子のティム。
    二人だけの一日に楽しい思い出が詰め込まれていきます。
    会う人会う人に父親を紹介して自慢するティム。
    その姿に心がしめつけられます。(読み聞かせをするだけではなく、自分も誰かに読んでもらいたい)
    そして、父親との別れ。
    お父さんも、ティムを電車の車内に連れ込んで、乗客に息子を紹介します。
    二人とも、互いに大好きで、会えばうれしくて、別れたくないのです。
    感動!
    お父さんと別れた後のティムの父親を思う心。
    これでもか、これでもかと私の涙腺を刺激。(これは、映画館の観客のように絵本に浸りたい)
    父親っていいもんだぞ〜。

    でもこの絵本、夫婦のことも考えさせられる。
    離婚ってこんなこと?
    父親に会う息子を置いて帰る母親。
    父と別れた後、息子を迎えにきた母親。
    お父さんとお母さんは顔を合わせることはない。
    お母さんの表情が見えないので、どんな夫婦だったのか分からない。
    一緒に暮らしているお母さんとティムはどんな親子なんだろう。
    どうして別れてしまったんだろう。
    親子と夫婦。
    絆とつなぎ止められない心。

    この絵本。
    子ども、父親、母親、読む人にとって感じ方が違うのだろうな?

    電車は去ってしまいました。
    別れて暮らしていても、ジョニーとティムの気持ちがずっと続いて欲しいと思いました。
    成長したティムと再会できるジョニーは、人間として認め合えるでしょう。

    掲載日:2009/10/08

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  • パパの必読書

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    スウェーデンの絵本です。
    絵を描いたエヴァ・エリクソンは、「おじいちゃんがおばけになったわけ」で知られています。

    一言で言って、この絵本を子供にとてもじゃないが読み聞かせ出来ません。
    理由は、涙で文字を追うことが出来ないから。
    今まで何冊も泣ける絵本には出会いましたが、これは全く次元が違います。
    号泣してしまうという表現が、これほど合う絵本は初めてです。

    お話は、離婚して離れ離れに暮らす息子のティムが、パパのジョニーと久しぶりに合う一日を描いたもの。
    ティムは、人に合う度に、「パパはジョニーっていうんだ」と誇らしげに言うのです。
    そして、パパも、
    「この子は、ぼくの息子です。
     最高にいい息子です。
     ティムっていうんです!」
    って乗った電車の中で周りの人に自慢するのです。

    親の都合で離婚して、離れ離れに暮らすことになってしまったのに、何とも健気なティムの仕草、言葉は、必ず読者の心の琴線に触れること間違いありません。
    子供に罪はないとはよく言ったもの。
    我が身を振り返って、子供を第一に考えないとならないということを、改めて考えさせられました。

    世のパパに是非とも読んで欲しいです。
    ママではなく、パパにとっての必読書として、オススメします。

    掲載日:2009/09/24

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