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パパと怒り鬼ー話してごらん、だれかにー」 ママの声

パパと怒り鬼ー話してごらん、だれかにー 作:グロー・ダーレ
絵:スヴァイン・ニーフース
訳:大島 かおり 青木 順子
出版社:ひさかたチャイルド ひさかたチャイルドの特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2011年08月
ISBN:9784893259417
評価スコア 4.45
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  • 深い深い絵本です。

    父親のDVを子供の目線から描いた絵本です。
    子供には正直重すぎて悲しすぎて読ます気にはなれませんが,大人達には読んでほしい絵本だと思いました。
    いえ,もしこの絵本の男の子のように家族のDVで苦しんでいるお子さんがいたら,この絵本を読んで,この絵本の男の子のように誰かに話して相談してほしい!!強くそう思いました。
    子供にとって,安心できる家庭のあることの大切さを改めて思い知らされました。

    投稿日:2014/12/08

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  • パパの暴力の原因

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子18歳

    父親による暴力をテーマにした、ノルウェーの作品。
    「話してごらん、だれかに」のサブタイトルで分かるように、
    子どもの視点から父親の暴力を描きます。
    ボイ少年とママは、パパのご機嫌が気になるのです。
    大好きなやさしいパパが、時々狂暴になるからです。
    ボイはその正体が、パパの心の中の「怒り鬼」だとわかっているのですが、
    なすすべもなく、自分を責めてしまうのですね。
    そして、見聞きし体験したことは、誰にも言ってはならないのです。
    でも、ボイに救いの手が差し伸べられます。
    隣人の犬に全てを話し、手紙を書くことを勧められ、王さまに打ち明けたボイ。
    そして王さまが、「君が悪いんじゃない」と言ってくれ、
    パパは隔離され、自分の「怒り鬼」のコントロールの仕方を学ぶのです。
    「怒り鬼」という視点を置くことで、ボイはパパを愛情をもってとらえることができているのでしょうね。
    とても重いテーマを扱っていますが、悲惨な暴力場面はありません。
    子どもの自尊心を大切にすることを主眼に描かれているからで、
    そのあたりの構成は見事だと思いました。
    小学校中学年以上くらいからの、人権学習にも使えると思います。

    投稿日:2014/02/02

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  • DVの問題は家庭内では解決出来ない

    • アカタイコさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子7歳、男の子5歳

    私が読んでみたくて、そっと隠しておいた絵本。5歳の息子に見つかり、「読んで!読んで!!」とせがまれて、こちらもドキドキしながら読むことに…。

    最初のページのパパはとっても素敵な笑顔。ママだって、ニコニコ。
    でも、少しずつ、何か壊れていくような…。
    それを一番感じ取っているのが息子ボイ。
    毎日こういう風に壊れていく家庭の雰囲気を悟っているかのように、ボイは冷静に周りを見ている。
    パパの怒りの先がボイに向けられそうになった時、ママが必死にその間に入ろうとする。
    …胸が締め付けられそうだった。読む声が震えた。
    王様に手紙を書いて、初めて「パパに殴られています」と秘めていた事実と向き合うことが出来たボイ。
    王様の力を借りて、パパと距離を置くことが出来たけれども、やっぱり、パパが好き。愛している。

    5歳の息子の言葉は
    「このパパ、怖いね。でも、手から血が出ていて可愛そうだね」だった。

    我が子は無条件に可愛い。でも、それ以上に、子は親の愛を求めている。それを気づかせてくれる絵本。

    DVで苦しんでいる家族がいるのなら、ボイのように勇気を出してSOSを出して欲しい。DVについて理解を深めたいと思った。

    投稿日:2013/12/10

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    1
  • 答えてあげたい

     パパを悪者にしないように、いっしょうけんめいストーリーをつくる男の子が悲しいです。
     こんな思いをしている子どもが、世界中にどれくらいいるのでしょう。

     加害者からひらすらにげる日本と、加害者と向き合うノルウェーの対応の違いにも考えされられました。

     「話してごらん、だれかに」と、呼びかけています。こどもは、勇気をふりしぼって話すはずですから、絶対に答えてあげたいです。
     負のエネルギーの連鎖を止めるために、社会全体で考えなくては、と思いました

    投稿日:2012/02/18

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