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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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だれも しらない」 みんなの声

だれも しらない 作:灰谷 健次郎
絵:長谷川 集平
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1981年
ISBN:9784251097026
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,393
みんなの声 総数 11
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  • 理解しあうこと

    人はみな、それぞれですね。違うんですよね。
    病気も怪我もなく、元気元気!な人もいれば、日々暮らしていくのに
    かなり力を要する病気の人もいます。体がうまく機能しない人だって
    います。また、見たところ、なんでもないように思えても実は心に
    病気を抱えていたり、体の見えないところに病気を抱えている人だって
    います。
    そういう、「みんな違うんだ」っていうことをお互い理解しあって、
    なんでもない風にかかわって生きていけたらいいなあって思います。
    理想論かもしれないけれど、そんなにうまくはいかないのかもしれない
    けれど、そう思います。
    まりこの人生がこれから明るく楽しい日々でありますように。
    きびしい人生をおくっている人に、でも、そのことを理由に「大変ですね」
    とか「がんばってね」なんて言いたくないんです。
    そんなこと言わなくてもわかるん!って思うんです。大変そうなところが
    あったら自然にフォローできるような人でいたいなあ。
    我が娘も左足に麻痺があって、装具をつけてはいるけれど、幼稚園入園
    当初、お友達は見慣れないものにびっくりしたようではあったけれど、
    今では「それが普通」といった感じで特にお互い気にすることもなく
    楽しくやっているようです。そう、最初はびっくりしちゃうけどね。
    見慣れないことにはびっくりするものだものね。でも、そこから仲良く
    なっていけたらいいんだよねって思うんです♪

    投稿日:2011/10/31

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  • とても良い話ですが

    筋肉に障害をもったまりこちゃんは、養護学校のバスの停留所までの200メートルを40分かけて歩く。
    その途中の様々な出来事。
    200メートルにいろいろなことが凝縮されている。
    200メートルの間にすれ違う人たちの、自分に向ける目。
    200メートルの間に自分が目にする風景。
    この200メートルとまりこちゃんを理解するのはとても大変なことだと思う。

    自分の評価が低いのはこの本のテーマではない。
    灰谷さんの思いが重すぎるのである。
    淡々と描かれる話が整然とし過ぎていて、説明口調であったり理屈が先に出てしまったり。
    時間、距離、単位の克明さは、感性での包容の妨げになるように思う。
    長谷川さんの絵が、もっと話を盛り上げれば良いのに、文章の挿絵に終わってしまっている。
    ようするに、絵本ではないのである。

    この手の本に関心があるだけに残念。
    絵本サイズで出版する際、絵と文章が融合することでとても良い本になるのではないか。

    短編集の一話としてはとても良い話だと思うのです。
    取り出して1冊の本とするとき、もっと効果的に作者の思いを伝える方法があったように思います。

    投稿日:2009/11/06

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  • 通学路でのドラマ

     養護学校へ向かうバス停までの200メートルの道のりを、おかあさんと40分かけて歩くまりこさんの物語です。

     心無いことばをかける人もいますが、まりこさんの通学時間にあわせて看板を出す喫茶店のおねえさんや、ちょっとした発見に「天才!」と絶賛するおばさんなど、障害をもった人が、地域に根ざして暮らすことによって、地域の人も、お互いに理解したり、学びあうことができるということがよくわかる作品です。

     灰谷さんは、理解されにくい立場の人のもっている、本当の力のすばらしさを描いた作品を数多く書いていて、何度も再読したくなる作品がたくさんあります。
     でも、この作品が、絵本になっていることはつい最近知りました。

     動物の行動や花の成り立ちを、言葉で表現するわけではないけれど、よくわかった扱いをするまりこさん。こういう「天才!?」と思われる発見は、わたしも実際、身近に出会う機会をもっているので、共感することがたくさんありました。
     より多くの方に読んでもらい、もし身近に障害をもっている方がいたら、皆がお互いによき友人になれたらいいナと思います。

    投稿日:2008/03/01

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  • 理解して欲しい

    誤解や偏見がどこかしら出てしまう「障害」について
    養護学校に通うまりこの登校の様子を通して
    まりこはこんなことを感じてるんだよ。ホントはこうなんだよ。
    登校という、子どもたちにも日常的な場面のなかで
    まりこの感じた自然の気持ちよさ、温かな町の人々との交流。
    200メートルを40分もかかって歩くなかでの
    たくさんのうれしいこと、思い出もこの絵本を読む子どもたちにもしっかりと
    伝わると思います。
    誰にも知らないこと、でも、多くの皆さんに読んでもらって
    理解して欲しい。
    そんなメッセージを感じました。

    投稿日:2007/12/20

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  • 考えてみることから。

    ダイバーシティーという言葉、ここ数年ですごく耳にするよになった言葉ですが、果たしてダイバーシティーが本当に現実でも理解されているのかなぁと思うことも。
    なかなか自分以外の誰かを完璧にわかってあげることはできないけれど、目に見えぬものも多いけれど、それでも自分以外の誰かを受け入れる心をみんなに持っていてほしいですね。
    優しいって何だろう温かいってどんなだろうと考えながら。

    投稿日:2022/05/19

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  • 考えるきっかけになる絵本

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    図書室にリクエストしたら「閉架書庫」のシール。資料として、保存されているのかな?残念ですね。
    是非読んでほしい絵本で、ここから、小さい子でも灰谷さん作品を読む機会に繋がるようにも思われます。

    「障がい」をどうしても重いテーマのように感じるのは、健常者側のものさし感覚なのでは?
    小さい頃から周囲に普通にこどもからお年寄りが居て生活しているように、障がいがあってもなくても、普通に生活出来ていればいいことなのに、どうも違う世の中。

    「俺は、やさしい言葉がほしいんじゃない。普通に冗談だって受け入れられる。普通でいいのに、対等でいいのに、変に気を遣われるのが俺を普通でない者のように感じさせる」と、東京の授産施設に勤務している友達が何かの行事だったか遊びに連れてきた重度身体障がいのある方がおっしゃっていた言葉です。

    福祉について考えるって、生きていくうえで基本になるもの。もっと身近なテーマとして普段から考えてほしいと切に思います。それらについて考えるいいきっかけの絵本になると思います。

    まりちゃんの自分をもっている強さも、毎日を楽しむ術も魅力的です。寄り添うおかあさんも周りの人のなにげない普段のかかわりも。
    表紙のまりこちゃんのシンプルな絵に蜂とまつばぼたんが描かれているのが長谷川さんのセンス!!素敵です。

    投稿日:2009/05/09

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  • ただ、障害を持っているということ。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    まりちゃんは障害を持っている。
    端から見ると、大変な、可哀想な、障害者。

    でもね、まりちゃんが毎日とても楽しみながら、
    ゆっくりゆっくり歩いているってこと、誰も知らないんだ。
    まりちゃんは天才だってことも、誰も知らないんだ。

    灰谷健次郎さんは、やはり凄い。

    障害者とは、ただ障害を持って暮らしているだけの人。

    何も説明は要りません。
    この絵本を読んであげてください。

    このお話しに、長谷川 集平さんが絵を描いているところに、
    この絵本の付加価値があると思います。

    投稿日:2009/04/25

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  • まず知るところから

    まりこは障がいを持つ6年生の女の子。
    毎朝お母さんと一緒に、バス停まで200mの道を40分かけてゆっくり歩いて行き、養護学校へ通う。

    学校の校庭1周分を、だいたい授業1時限分弱を使って歩くといえば、きっと読んでいる子どもたちは驚くのではないでしょうか。

    知らない人にとっては少し大きな赤ん坊のようにしか見えないので、中には悲しい言葉をはいていく人もいます。
    でも、まいにちの往復400mの道のりの中で、いろいろな人とふれあい、猫や蜂やパンや花の気持ちを感じ取ります。

    まりこのような障がいをもつ方々に対して、我々には言葉や行動がなかなか理解できずに偏見を持ったり、どのように接してよいかわからずに敬遠したりしがちです。

    でもまりこには、言葉を持たない生き物や花の気持ちがちゃんとわかります。

    あとがきに、『世の中には、心やからだに傷害をもっているお友だちがおおぜいいます。…(原文のまま)』
    と書かれていますが、その、おおぜいいるはずのお友だちに出会う機会はなかなかありません。

    どんな障がい持っていても、誰もが同じ場所で同じ空間を共有できるような、隣りにいるのが当たり前のような、本当の意味でのバリアフリーが実現して欲しいと思います。

    それにはまず知るところから始まる、その意味でもぜひ一度は読んでほしい本です。

    投稿日:2008/07/07

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  • 障害は多少不自由、でも不幸ではない

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子17歳、女の子15歳、女の子13歳

    養護学校のバス停までの道のり200m。
    まり子はその道のりを40分かけて歩きます。

    それだけをきいたら大変な事だと思うでしょう。
    でもまり子にはその道すがらたくさんの楽しみがあります。

    それは車や自転車にのっていては、いやいや普通の速さで歩いていても見つからない物かもしれません。

    裏表や駆け引きのない澄んだ心の目でみてこそ楽しめるものを
    教えられたような気がします。

    障害のある方々は今の日本ではまだまだ暮らしにくい社会である事
    は事実でしょう。
    私達が同情や偏見を持たず障害者の方々と平等に暮らしていける社会が
    一日でも早くやってきますように。

    投稿日:2008/06/26

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  • 体が不自由でも・・・

    まりこは体が不自由で学校に行くのに時間がかかるけど、通学路ではたくさんの素敵な出会いがあります。障がいについての理解が深まると同時に、何か不自由なことがあったって、他にいいことはたくさんあるということが分かる絵本だと思います。

    投稿日:2008/02/17

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