「ぴよちゃんとひまわり」 みんなの声

ぴよちゃんシリーズでしかけえほんではありませんが、ひまわりの種一つからのお話で、ぴよちゃんが一生懸命に世話をしてきれいな花を咲かせ枯れる・・・だけど、そのひまわりの種からたくさんのひまわりが！！心温まるお話です。

あるはるのひ、ぴよちゃんは、おいしそうな　たねをみつけました。「おいしそう。いただきます。」と、食べようとしたところ、「あしたまで　まったら、おいしい　はっぱが　たべられるよ。」と、たねがいいました。

ぴよちゃんと、たねと、おはなししていくうちに、たねは、芽を出し、どんどんおおきくなって、花をさかせます。ひまわりのはなです。ぴよちゃんは、友達になりました。ところが、秋に近づくにつれて、ひまわりは、元気がなくなってきて・・・

ぴよちゃんとひまわりの素敵な関係に感動しました。
ぴよちゃんのやさしさは、子供の素直な気持ち。いつまでも、大切に育んでいってほしい。

息子が「ぴよちゃんのおかあさんどこ？」が超お気に入りなので、立ち寄った本屋でこれを見つけ、何気に立ち読みで読んでみました。しかし読み進めるにつけ、涙が止まりません（本屋さんなのに・・・）！ぴよちゃんは食べようと思っていたひまわりさんがどんどん大きくなるのを見ていつの間にか愛着が湧き、大の仲良しになってしまうのですが、ひまわりさんは夏の終わりとともに枯れてしまいます。それは愛するものを失った悲しみを教えてくれますし、生命の尊さ、はかなさ、すばらしさを教えてくれるものではないでしょうか。子供がもう少し大きくなったら是非読んであげたい絵本となっています。

ぴよちゃんの姿に子供達も共感し「がんばれ！」と応援したり、涙を浮かべて悲しんだり、ちょっとした仕掛けもあって、小さな子にも分かりやすく命の尊さを教えてくれる、とても素晴らしい本だと思います。

ぴよちゃんがひまわりの種をみつけて育てていくと言うストーリーなんですが、はじめは食べようと思って育ててたのに育てていくうちにだんだんとひまわりと一緒にいる楽しみに変わっていく所にまず、ジーンときました。
最後まで読んでみて本当にぴよちゃんはひまわりの事が大好きだったんだなと思いました。