むげんことわざものがたり(偕成社)
好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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おおかみのじろきちは拾った女の子を食べようとしますが、うしのまんさくとっつあんに大きく育ててから食べた方が得だと言われ、三年育ててから食べることにします。そして三年後、食べるものがなくなってきた冬の夜・・・ 版画の挿絵が素晴らしいです。女の子の世話をするうちに殺伐としていたじろきちの表情が柔らかくなり、無表情だった女の子にも笑顔が見られるようになります。花柄の布団や小さなわらぐつにも優しい愛情が感じられます。 この本を初めて読んだのは上の子が5歳、下の子が1歳の時、上の子と同じように下の子も愛せるのだろうかと密かに悩んでいた頃のことでした。この本からただ一生懸命育てれば愛情は湧いてくるのだと教えてもらった気がしました。そして実際その通りになりました。何度読んでも暖かな気持ちになる本です。
投稿日:2019/01/26
創作の昔話ですね 女の子が泣いているのを助けた オオカミのじろきち 子守歌を歌っておんぶして帰ったんです まんさくとっつぁんがうしなんですが・・・・ なんでかな? 包丁をといで女の子をたべようとしたじろきちに とっつぁんは 大きく育ててくったほうがいいといったのです 「三年育てて 大きくしてたらふく くっちまうほうがいいと 」 しかし・・・ 女の子につきっきりで世話しているうちに・・・・ 愛情も出てきて 女の子が危険にさらされると 守るんです 女の子もなついているんですね 冬たべものがなくなって 女の子をたべようという とっつぁん でも このとき じろきちは 女の子を育てた父親のような愛情が生まれていたのですね オチ 「おれもおおかみにしちゃ まぬけだなあ・・・」 そうわかっていても 深い愛情にはかてませんね この後おおかみはどうするのかな オオカミに育てられた子どものお話しが思い出されました 矢玉さんの版画も味がありました
投稿日:2014/09/09
じろきちは、おんなのこを食べるためにおんなのこを 育て始めました。なんて残酷なのだろうと思いましたが、 手塩にかけて育てたおんなのこを食べられるはずもない 優しいじろきちに一緒に成長したのでしょう。 おんなのこの食べたいものを懸命に探す姿が 微笑ましいです。牛と一緒に暮らしているという シチュエーションがまた愉快でした。
投稿日:2013/06/28
3歳の子供と読みました。 大きく育てて食べるつもりで捨て子の女の子の面倒をみたおおかみ。 結局情が移ってしまい食べられない、というお話です。 ストーリーは単純ですが、版画調のイラストや味のあるまんさくとっつぁんがとても素敵です。 子供も喜んで読んでいました。 なんで主人公のおおかみのおとうさんが牛なのかが謎ですが、それもまた面白いです。
投稿日:2011/11/15
女の子を喰えばいいと言った、そして喰おうと言ったとっつぁんは 本心? …それとも、じろきちを試しただけなのだろうか。 じろきち達はその後どうするのだろう。 とっつぁんに試されているのは、じろきちに投げかけられているのは、 私達読者なのかな。 小さな子どもには、じろきちの心境の変化のあたりが少し難しいかもしれない。 でも、そこがわかると心にガツンと、そして考えさせられる。 手塩にかけて、愛情をもって育てた子どもは、本当に可愛くて、大事な大事なものなんだよね、じろきち。
投稿日:2011/02/26
捨て子の女の子を拾って、食べようとしたおおかみのじろきち。 牛のまんさくとっつぁんに「大きく育ってから食ったほうが得だ」と言われ、女の子を大きく育てることに・・・。 その育て方が、すごいな〜と思いました。 自分が後々食べるためだったら、そんなにまでしなくてもいいのでは・・・というくらい手をかけているのです。 そして、3年後。食べるものが少なくなり、まんさくとっつぁんは言うのです。「すっかり大きくなって、そろそろ食べごろだ」 おおかみのじろきち、自分の育てた女の子に情が移ってしまったんでしょうね。 なんか、ほわんと心が温かくなるお話です。
投稿日:2009/12/11
迷子になった女の子を喰おうと連れ帰ったおおかみのじろきち。 「大きく育ててから喰う方が得だぞ」と言ったのはうしのまさくとっつぁん。 ここで、「なんでウシなの?」と誰もが思う(らしい)。 ちょっと怖そうな話を、人情話に切り替えてくれるのはなんといってもうしのまんさくとっつぁんである。 絵本の中で、うしのまんさくとっつぁんの姿は、どこかユーモラスである。 じろきちは、女の子を早く育てて食べるために一生懸命。 でも、よく考えると、子育ての基本が入ってはいやしないか? じろきちは女の子に愛情を注いでいるようにも見えるじゃないか。 絵本で描かれるおおかみのじろきちには、怖さがひとかけらもないのである。 そしておしまいには、そろそろ食べ頃と言うまんさくとっつぁんに反論する。 「おやそうかい」というとっつあんのホントの気持ちは何だったんだろう?(もともと食べる気などなくて、じろきちに子育てを教えていたのかも) 「すっかりまんさくとっつぁんにだまされた」というじろきち。 「おれもおおかみにしちゃあまぬけだな…」というじろきちには、どこぞの野性的な親よりよほど人情味があるではないか。 何度か読み聞かせをして、大人と子どもの反応はいろいろである。 しかし共通していえるのは、「なんでウシなの?」である。 最後のシーン。 じろきちは女の子を背負って里へ下りていく。 その後は、読者の想像にお任せであるようである。 矢玉四郎さん。ファンになりました。
投稿日:2009/07/01
息子が好きな矢玉四郎の絵本です。 民話風のお話で、絵も版画調になっています。 捨て子を拾ったおおかみのじろきち。父親に大きくなってから食べた方がいいと言われて育てることにします。 じろきちは本当に女の子を食べてしまうのでしょうか? 意外と母性に目覚めたりしてなどと思いながら読んでいました。 女の子がとても無邪気でかわいいので食べられてしまったらかわいそうだなと思いながら、でも、矢田四郎のお話だから思いがけないオチがあるのかもと予想しながら読みました。 いつものおもしろ系とは一味違っていましたが、オチは納得できました。
投稿日:2008/06/29
「はれぶた」の矢玉四郎さんのおはなし。 版画調のさし絵が、いかにも昔話風です。 山の峠道でひとりの女の子を拾ったおおかみのじろきち。 連れて帰って食べようとしますが、同居している(!?) 牛のまんさくとっつぁんに 「おおきく そだててから くったほうが とくじゃないかね」 と提案されて女の子を育てることに。 世話をして、女の子をたべようとする熊やたぬきやきつねからも守り、じろきちはおおきくなるのを楽しみにしていました。 そしてある冬の夜、とうとう食べる物がなくなって・・・ じろきちは言います。 「おれも おおかみにしちゃあ まぬけだなぁ・・・」って。 でも、まぬけだからいいんだよ。 読んだあとは、そんなほわぁんとした気持ちになります。 一番、味があるのは「うしのまんさくとっつぁん」かも・・・。
投稿日:2005/02/01
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