小学2年生の時に読み聞かせた本のひとつで、心に残った本です。ねこが、自分の本能(魚を食べる)に気づき、友達である魚を食べたくて、でも友達を食べることが悲しくて、旅にでるといった内容をせつなく、書いた本です。
なぜ、ねこは旅にでたのか、なぜ、友達の金魚(結局死んでしまう)はこのねこに食べてもらえばよかったと思うのかなど、非常に内容のあるお話で、子供と討論しながら読み進めた本のひとつでした。最後に、ねこは友達の金魚が埋められている、土をなきながらほお張るところは本当に読んでいて心がせつなくなりました。大人の私でさえ、読みながら涙が出ました。
子供がどう思ったのかはあえて聞きませんでしたがきっと、子供なりに考え思ったことがあったに違いありません。
この本は小学2年生なら十分に自分一人で読み進めることができる文面ですし、またちいさなお子様をお持ちの方であれば読み聞かせをされても、内容は十分理解できるものであると思います。
単なる絵本ではなく、とても内容のある充実した本としてお勧めしたいと思います。